国鉄タム1形貨車
国鉄タム1形貨車(こくてつタム1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した私有貨車(タンク車)である。
タム1形タム1形は、1928年(昭和3年)の車両称号規程改正により、1922年(大正11年)から1925年(大正14年)にかけて新潟鐵工所にて製造されたア2400形20両(ア2400 - ア2419→タム1 - タム19)および1925年(大正14年)に新潟鐵工所にて製造されたア2430形(2代)2両(ア2430, ア2431→タム21, タム22)の合計22両(タム1 - タム22)を改番し誕生した形式である。改番以降の1949年(昭和24年)5月6日に、タ1形の戦災復旧車1両(タム23)が落成した。荷重は14 tである。 車両称号規程改正時点での所有者は旭石油、ライジングサン石油の2社であり、その常備駅は旭石油所有車が徳山駅、石油駅、安治川口駅、ライジングサン石油所有車が石油駅であった。 車体色は黒色、寸法関係は一例として全長は7,277mm、全幅は2,375mm、全高は3,531mm、軸距は3,353mm、実容積は17.8m3、自重は8.2t - 9.0t、換算両数は積車2.0、空車1.0、走り装置は(一段)リンク式の二軸車で、最高運転速度は65km/hであった。 1968年(昭和43年)9月30日に最後まで在籍した8両(タム2, タム3, タム6 - タム8、タム19, タム20, タム23)が廃車となり、同時に形式消滅となった。 タム100形タム100形は、1928年(昭和3年)の車両称号規程改正により、1923年(大正12年)に野江機械にて製造されたア2095形2両(ア2095 - ア2096→タム100 - タム101)を改番し誕生した形式である。 所有者は日本木煉瓦であり、その常備駅は常磐線貨物支線の隅田川駅であった。 寸法関係等詳細は不明である。 1929年(昭和4年)6月に廃車となり、同時に形式消滅となった。 参考文献
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