国鉄タキ24500形貨車
国鉄タキ24500形貨車(こくてつタキ24500がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。 概要本形式は、亜塩素酸ソーダ液専用の35t 積タンク車として1974年(昭和49年)7月26日に1両(タキ24500)が、日本車輌製造にて製作された。 本形式の他に亜塩素酸ソーダ液を専用種別とする形式には、タキ26200形(1両)の1形式があるのみである。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「侵81」(侵食性の物質、腐食性物質、危険性度合2(中))が標記された。 所有者は、日本曹達でありその常備駅は信越本線の二本木駅であった。 普通鋼(一般構造用圧延鋼材)製のタンク体に、厚さ50mmのグラスウール断熱材を巻き、薄鋼板製のキセ(外板)が設置された。 荷役方式は、タンク上部のマンホールからの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式であり、両管はS字管を装備している。 車体色は黒色、寸法関係は全長は12,200mm、全幅は2,591mm、全高は3,776mm、台車中心間距離は8,000mm、実容積は29.1m3、自重は18.8t、換算両数は積車5.5、空車1.8であり、台車はベッテンドルフ式のTR41E-13である。 1988年(昭和63年)6月に廃車となり同時に形式消滅となった。在籍期間14年と短命な形式であった。 参考文献
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