国道186号
国道186号(こくどう186ごう)は、島根県江津市から広島県大竹市に至る一般国道である。 概要中国地方を南北に縦断する陰陽連絡路線の一つである。旧大朝町経由の島根県道・広島県道5号浜田八重可部線と並んで浜田と広島を結ぶ幹線道路の一翼を担っていたが、浜田自動車道の開通によりその役割はやや低下している。 起点から浜田市まで国道9号と重複。浜田市からは旧金城町を抜けて大佐山の麓を経て広島県内へ。山県郡北広島町(旧芸北町)内で太田川支流の滝山川に沿って走り、王泊ダム・温井ダムの脇を過ぎ山県郡安芸太田町(旧加計町)へ。ここから山県郡安芸太田町(旧戸河内町)を経て中国自動車道と並行して走り廿日市市(旧佐伯郡吉和村)からは小瀬川に沿って南下、小瀬川ダムそばからは小瀬川の左岸を通り、大竹市と山口県岩国市との県境(市境)に沿って大竹市街地に至る[注釈 1]。 起点は江津市であるが、路肩の距離表示の基準は、浜田市の国道9号との交点になっている。 終点のみどり橋東詰交差点は、国道2号の渋滞の名所として知られており、渋滞情報で目安となることも多い。 カーブや坂が多く、廿日市市の旧吉和村や旧佐伯町の区間ではオートバイ事故も多発している[1]。 路線データ一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 2]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史現行の道路法(昭和27年法律第180号)に基づく二級国道として1953年(昭和28年)に初回指定された路線のひとつである。国道指定当初は広島浜田線として広島市と浜田市を結ぶ路線であった[5]が、1970年(昭和45年)に起終点を交換し、新しい起点側は浜田市から国道9号上を江津市まで延伸し、新しい終点側は広島県山県郡加計町[注釈 3]から太田川に沿って広島市に至る区間を国道191号に編入し、国道186号は同町から佐伯郡吉和村[注釈 4]を経て小瀬川に沿って大竹市に至る路線に変更することで現在と同等の経路となった[6]。 年表
路線状況重複区間
道の駅
交通量24時間交通量(台) 道路交通センサス
(出典:「平成22年度道路交通センサス」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成) 地理通過する自治体交差する道路
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
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