国道210号(こくどう210ごう)は、福岡県久留米市から大分県大分市に至る一般国道である。
概要
久留米市東櫛原町の国道3号分岐(東櫛原交差点)から筑後川やその支流・玖珠川に沿って東へ向かい、温泉地で知られる日田温泉や由布院温泉を経て、大分県大分市新町の国道10号交点(大道入口交差点)とを結ぶ一般国道の路線で、主な通過地は、福岡県うきは市、大分県日田市、玖珠郡玖珠町、九重町、由布市、大分市宮崎である。別名、久留米 - 玖珠間が筑後街道、由布院 - 大分間が豊後街道ともよばれる。ほぼ全区間でJR九州の久大本線と平行するルートを通っている。概ね、大分自動車道とも並行しており、由布市内で湯布院ICで直接連絡する。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
路線状況
通称
バイパス
バイパスであった区間
重複区間
- 国道212号(大分県日田市大日町・高瀬交差点 - 日田市大宮町・大宮交差点)
- 国道387号(大分県玖珠郡玖珠町大字塚脇・新長野交差点 - 玖珠郡九重町大字粟野・粟野交差点)
- 国道10号・国道57号(大分県大分市大字宮崎・宮崎交差点 - 大分市畑中1丁目・府内大橋北交差点)
- 国道442号(大分県大分市羽屋新町1丁目 - 大分市新町・大道入口交差点(終点))
道路施設
橋梁
トンネル
- 大分県
- 加々鶴隧道:延長409 m、1965年(昭和40年)竣工、日田市
- 寺内トンネル:延長115 m、2005年(平成17年)竣工、日田市
- 大部トンネル:延長292 m、1993年(平成5年)竣工、日田市
- 小ヶ瀬隧道:延長48 m、1970年(昭和45年)竣工、日田市
- 池ノ原トンネル:延長127 m、1975年(昭和50年)、日田市
- 市の村トンネル(天瀬改良):延長541 m、2018年(平成30年)竣工、玖珠郡玖珠町
- 滝瀬隧道:延長394 m、1968年(昭和43年)竣工、玖珠郡玖珠町
- 尾本隧道:延長26 m、1966年(昭和41年)竣工、玖珠郡玖珠町
- 水分隧道:延長180 m、1962年(昭和37年)竣工、由布市
- 櫟木トンネル:延長66 m、1989年(平成元年)竣工、由布市
- 大道トンネル:延長309 m、1969年(昭和44年)竣工、大分市
道の駅
主な混雑場所
| この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2013年3月) |
- 土・日・祝日、その他休日は、「ゆめタウン久留米」(久留米市新合川)に向かう多くの車で、久留米市内の区間をはじめ、この210号に通じる他の周辺道路は午後から大渋滞となることが多い(特に好天の日)。
- 福岡県久留米市の筑水高校前交差点は2車線から4車線に切り変わる交差点であるが、国道(久留米東バイパス)は右折しなければならない。直進は旧道(現在は市道)であるため市街地から久留米市東部へ向かう対向車も多く、この交差点を先頭に渋滞することが多い。
- うきは市の旧・吉井町の中心部も朝・夕に混雑が発生しやすい。現在、久留米市田主丸町からうきは市の北部を迂回する浮羽バイパスが建設中であるが全線開通のめどは立っていない。
- 日田市でも日田バイパスが開通するまでは国道212号重複区間および日田市中心部で渋滞が多発していたが2005年(平成17年)12月に全線開通したことである程度の混雑は解消された。なお、旧道区間にあたる部分は日田市道・大分県道673号小畑日田線・大分県道・熊本県道9号日田鹿本線・国道386号に変更され、一部を日田市が管理するのを除いて大部分が大分県が管理するようになった[9]。
- 由布市内では、旧挾間町の挾間三差路(旧・医大挾間入口交差点)で由布院方面から、大分県道207号大分挾間線(医大バイパス)方面への左折車で休日夕方および高速バスが迂回する悪天候時に混雑しやすい。そのため、大分河川国道事務所による拡張工事が行われた。
- 大分市内の区間は市内の大動脈であるため、混雑する箇所が多い。宮崎交差点 - 大道入口交差点にかけては通称「大道バイパス」と呼ばれる区間が含まれており、国道10号から市街地を避けるルートとしてラッシュ時の渋滞が目立つ。
- 大分市において日豊本線をまたいでいた大道陸橋は、1959年(昭和34年)に完成し1日6万台の交通量があったが[10]、大分駅付近の連続立体交差事業に伴い撤去されることになり[11]、2011年(平成23年)1月17日から同年6月5日まで全面通行止めとした上で撤去工事が行われた[12]。撤去工事後、2012年(平成24年)3月17日の高架化完成までは暫定的に踏切が設置され、この踏切では朝夕のラッシュ時に5時間中1時間15分にわたり遮断機が降りたため、周辺では激しい渋滞が起きた[13]。
地理
通過する自治体
交差する道路
交差する鉄道
峠
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
国道210号に関連するカテゴリがあります。
|
---|
1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
---|
|
|
101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
---|
|
|
201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
---|
|
|
|
|
|
|
|