4月1日(しがつついたち)は、グレゴリオ暦で年始から91日目(閏年では92日目)にあたり、年末まであと274日ある。
日本や一部の国では4月1日は会計年度・学校年度の初日でなおかつ、学年の終わりに当たる。ある。この日は政府機関、企業などで多くの制度の変更、新設、発足が行われ、異動や新入学などが起こることが多い。
できごと
パリ万国博覧会開催(1867)。画像は日本と中国の出展
赤玉スイートワイン発売(1907)。画像のポスターは1922年のもの
ヘブライ大学開学(1925)。画像は創立祝祭式典
第二次世界大戦:沖縄戦、米軍が沖縄本島上陸(1945)
広島平和記念公園完成(1954)
戦後初の日本国産旅客機YS-11初就航 (1965)
Apple Computer設立 (1976)。画像は同年発売のApple I
日本電信電話公社が民営化しNTT発足(1985)
JR発足(1987)
国際花と緑の博覧会開幕(1990)
新東京都庁舎開庁(1991)。設計は丹下健三。
オランダで世界初の同性結婚法施行(2001)。画像はオランダの結婚式。
帝都高速度交通営団が民営化し東京メトロへ移行(2004)
大阪市営地下鉄が民営化しOsaka Metroへ移行(2018)
新元号「令和」の墨書を掲げる菅義偉内閣官房長官(2019)
誕生日
人物
小説『マノン・レスコー』(1731)の作者アベ・プレヴォ(1697-1763)誕生。
小説家ニコライ・ゴーゴリ(1809-1852)誕生。
ドイツ帝国初代帝国宰相オットー・フォン・ビスマルク(1815-1898)誕生。画像は21歳の若きビスマルク。
移動派の画家イラリオン・プリャニシニコフ(1840-1894)誕生。画像は『1812年』(1874)
新古典主義音楽を提唱した音楽家フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)誕生。
作曲家・ピアニストセルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)誕生。ピアノ協奏曲第2番は、映画音楽として多くの作品に採用されている。
「世界のミフネ」の異名を取った俳優三船敏郎(1920-1997)誕生。画像は『羅生門』(1950)
SF作家アン・マキャフリイ(1926-2011)誕生。代表作『Dragonriders of Pern(パーンの竜騎士)(英語版)』
建築家菊竹清訓(1928-2011)誕生。画像は東京都江戸東京博物館。
人物以外(動物など)
忌日
フランス王妃・イングランド王妃、アリエノール・ダキテーヌ(1122-1204)没。
肖像画家ジョゼフ・デュプレシ(1725-1802)没。画像はデュプレシの肖像画が原画となったベンジャミン・フランクリンの100ドル札。
オーストリア=ハンガリー帝国最後の皇帝カール1世(1887-1922)没。
歌舞伎俳優、日本舞踊家坂東三津五郎 (9代目)(1929-1999)没。
人物以外(動物など)
記念日・年中行事
エイプリルフール。画像はスウェーデンでのいたずら
- エイプリルフール(
世界)
- 綿抜(わたぬき)、更衣(衣替え)(
日本)
- かつては、冬の間に防寒として着物に詰めた綿を旧暦4月1日に抜いていた。ここから、 「四月一日(四月朔日)」と書いて「わたぬき」と読む姓も存在する。
- トレーニングの日(
日本)
- スポーツ用品メーカー・ミズノの直営店・エスポートミズノが1994年に制定。年度始めからトレーニングを始めようという日。
- ストラップの日(
日本)
- ストラップの販売・制作会社ストラップヤ(現・Hamee)が2009年に制定。1991年4月1日に日本初のストラップ用の穴が開けられた携帯電話「mova TZ-804」が発売されたことに由来。
- 東スポの日(
日本)
- 日本のスポーツ新聞・東京スポーツ(略称・東スポ)の発行元である東京スポーツ新聞社が2022年に制定。エープリルフールを選んだ理由は、「(東スポは)日付以外はすべて誤報」という“ネタ”ではなく、1960年4月1日に東京スポーツの第1号(創刊号)が発行されたことに由来[5][31]。
- 新社会人おめでとう
- サントリースピリッツが毎年この日に『新社会人おめでとう』というコラムを各新聞社の広告欄に掲載する。執筆者は伊集院静。
- その年の会計年度・学校年度(年度)が始まる日(
日本)
- この日生まれの人は学齢期の法制度における「早生まれ」となる。早生まれとなる最後の日であり、当該年の年度であると同時に早生まれでもある唯一の日である。4月1日が早生まれになる根拠については下記を参照。
4月1日生まれと「早生まれ」
日本においては、学校教育法第17条の規定により、学齢期が満6歳に達した日の翌日以後における最初の「学年の初め」から始まる[32][33]。ここでいう「学年の初め」とは4月1日である[33][34]。
また、年齢計算ニ関スル法律や民法第143条の規定により、年齢計算は誕生日前日の午後12時(=24時)に加齢することになっている[注 2][33]。
6年前の4月1日に生まれた子どもは法律上、6歳の誕生日前日の3月31日午後12時をもって6歳となる。したがって、満6歳に達した日(3月31日)の翌日(4月1日)以後の「学年の初め」は、その年の4月1日ということになり、前年生まれの者と同じ学年に組み入れられる早生まれには、4月1日生まれの者も含まれることになる[33]。
つまり「1学年」は4月2日生まれから翌年4月1日生まれの者で構成されることになる(詳しくは、学齢#早生まれ、年齢計算ニ関スル法律#本法の適用、満年齢を参照のこと)[33]。
同様に日本の義務教育は法律上、年度初日時点で6歳以上15歳未満(6歳から14歳まで)となっており、6年前の4月1日に生まれた人から15年前の4月2日に生まれた人までとなる。
このため、この日に生まれた人は必ず学年の中では最年少になる。
有名なのは、1968年(昭和43年)4月1日生まれで元プロ野球選手の桑田真澄であり、PL学園高等学校在学時代に同学年で1967年(昭和42年)8月18日生まれの清原和博とのKKコンビが話題になった(桑田清原世代、KKドラフト事件を参照)。
脚注
注釈
- ^ 開局時は「テレビ岡山」の愛称を使用していた。
- ^ この規定により、うるう日(2月29日)に生まれた人はうるう年ではない年でも「前日」となる2月28日に生存していれば、加齢することが可能となっている。
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
4月1日に関連する
メディアおよび
カテゴリがあります。