クラウス・トイバー (Klaus Teuber, 1952年6月25日-2023年4月1日[1])は、 ドイツのボードゲームデザイナーである[2]。ドイツヘッセン州オーデンヴァルト群ブロイベルグ市ライ=ブライテンバッハ出身。
トイバーの代表作『カタンの開拓者たち』は1995年の発売から2016年までで2500万個以上の売り上げがあり、30以上の言語版が存在するなど、世界的な人気がある[3]。
経歴
トイバーはドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)を『カタンの開拓者たち』、『バルバロッサ』、『ドリュンター・ドリューバー』、『貴族の務め』で4度受賞している。
1981年にトイバーは『バルバロッサ』の前身となる初めての作品を作った。7年後の1988年、『バルバロッサ』は初めて商品化されたトイバーの作品となった[4]。
1973年に結婚した妻Claudiaとの間に2男1女の子供がいる。
1999年に専業のボードゲームデザイナーとなるまでは、父親から受け継いだ歯科技工室で歯科技工士の仕事もしていた[4]。
1992年にTM-Spiele社を設立。2002年にはCatan GmbH社を妻や3人の子供たちと共に設立した[2][4]。
2023年4月1日死去。70歳没[1]。
ゲーム
主な作品リスト
- 『バルバロッサ』 - Barbarossa und die Rätselmeister (1988)
- 1988年ドイツ年間ゲーム大賞
- Licht und Schatten (1990)
- Einfalls-Pinsel (1990)
- 『貴族の務め』 - Adel verpflichtet (1990)
- 1990年ドイツ年間ゲーム大賞、1990年ドイツゲーム大賞1位
- 『ドリュンター・ドリューバー』 - Drunter & Drüber (1991)
- 1991年ドイツ年間ゲーム大賞、1991年ドイツゲーム大賞3位
- 『さまよえるオランダ人』 - Der Fliegende Holländer (1992)
- 1992年ドイツゲーム大賞1位
- 『ベルニサージュ』 - Vernissage (1993)
- 1993年ドイツゲーム大賞3位
- 『カタンの開拓者たち』 - Die Siedler von Catan (1995)
- 1995年ドイツ年間ゲーム大賞、1995年ドイツゲーム大賞1位、金の羽根賞など受賞歴多数。拡張版、シリーズ作品が多数存在する。
- 『エントデッカー』 - Entdecker (1996)
- 1996年ドイツゲーム大賞2位
- 『レーベンヘルツ』 - Löwenherz (1997)
- 1997年ドイツゲーム大賞1位
- 『ブタの貯金箱』 - Fette Bäuche (1999)
- 『ニュー・エントデッカー』 - Die neuen Entdecker (2001)
- 2001年ドイツゲーム大賞金の羽根賞
出典
- ^ a b 蒼之スギウラ (2023年4月4日). “Klaus Teuber氏が70歳で死去。「カタンの開拓者たち」など,多くの名作を手掛けたゲームデザイナー”. 4Gamer.net. 2023年4月5日閲覧。
- ^ a b Adrienne Raphel (2014年2月12日). “The Man Who Built Catan”. The New Yorker. 2016年7月15日閲覧。
- ^ Chris Taylor (2016年3月28日). “Forget Monopoly: Six financial lessons from Catan”. Reuters. http://www.reuters.com/article/us-money-lessons-catan-idUSKCN0WU10P
- ^ a b c “Information About Klaus Teuber”. Catan GmbH. 2016年7月15日閲覧。
外部サイト