国道410号
国道410号(こくどう410ごう)は、千葉県館山市から木更津市に至る一般国道である。 概要館山市街地から房総半島の南端を海岸に沿って周回し、半島の中央の丘陵地帯を南北に縦断して木更津市街地に至る路線。房総半島の背骨の道とも称され、海岸沿いから山間部を縦貫する。山間部の一部では、道が狭く、沿線住民の生活道路および林業者の通勤道路として機能している。また、君津市久留里 - 木更津間は、ほぼJR東日本久留里線と道路が並行し、館山自動車道や首都圏中央連絡自動車道および、東京湾アクアライン連絡道など千葉県の主要高速道路にアクセスする重要な幹線道路となっていて、袖ケ浦IC・木更津北IC・木更津東ICで相互に結ばれる。 路線データ一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史1981年(昭和56年)4月30日政令第153号により、1982年(昭和57年)4月1日付で一般国道410号(千葉県館山市 - 千葉県木更津市)が制定施行された。 年表
路線状況房総半島を縦貫して、海やお花畑の観光地にもなっている南房総を目指すドライバーの抜け道によく利用されている[4]。 房総半島の山間部は、かつてすれ違えないほど狭い未改良の道が続き、俗にいう酷道のひとつにも数えられてきたが、現在多くの区間が2車線に拡幅改良されていて、君津市広岡から大戸見にかけて一部狭隘な区間を3 キロメートル強ほど残すだけである[4][5]。広岡の松丘集落から久留里街道まで続く狭隘区間については、松丘から南東へ向かい大戸見の久留里街道へと接続する元来指定されてきた国道465号と重用するルートと、松丘集落より北へ向かい上総松丘駅前を通過して踏切を渡り、久留里街道まで近道で接続する国道410号単独のルートの二通りのルートに分かれる[4]。特に前者は、1902年(明治35年)開通で日本で2番目に古い現役素掘りトンネルである四町作第一隧道を通る大型車が通行できない細道で、久留里街道から分岐して松丘集落方面に進入するところは、鋭角ターンとなるようなルートをたどっており、国道を示す案内標識も設置されていない[4][6]。四町作第一隧道の西側で国道410号現道(久留里街道)とJR東日本久留里線を、房総丘陵の自然地形の尾根でひとまたぎする[4]。 JR東日本久留里線 久留里駅の西側に酷道区間になっている広岡を迂回するバイパス道路を整備中で、千葉県道145号長浦上総線との交差点から南側は、国道バイパスの孤立区間になっている(2018年現在)[4]。久留里から木更津にかけて、久留里街道と房総横断道路の一部を踏襲しており、首都圏中央連絡自動車道や東京湾アクアライン連絡道に伴う国道410号のバイパス道路が整備され快走路になっている[4]。 別名バイパス
重複区間道路施設橋梁
トンネルトンネルは狭隘で危険なものが多く、改良工事が行われている区間もある。
道の駅
道路拡幅事業
地理通過する自治体交差する道路
鉄道との接点・近接点
沿線
脚注注釈出典
参考文献
関連項目外部リンク |