別府(べふ)は、福岡県福岡市城南区の町名。現行の行政地名は、別府一丁目から七丁目まで[1]。読みは大分県別府市とは異なり、べふである。面積は77.83ヘクタール[2]。2023年2月末現在の人口は14,750人[3]。郵便番号は814-0104[4]。国道202号が通り、福岡市地下鉄七隈線の別府駅や中村学園大学がある。
地理
別府は、福岡市の都心部とされる中央区天神()の南西約3.5キロメートルに位置しており、地下鉄で天神、博多駅などと結ばれており、利便性が高い。北で鳥飼()及び城西団地()と、東で別府団地()と、南で田島()及び茶山()と、西で茶山及び荒江団地()と隣接する。国道202号を境に北側は概ね平坦、南側は南にいくほど標高が高くなり、標高は5から20メートルほどである。また国道の北側でも中村大学前交差点の北側は小高くなっている。
河川
町内には次の河川がある。
地価
2016年(平成28年)7月1日に公表された都道府県地価調査によれば福岡県福岡市城南区別府五丁目183番の地点(商業地)で300,000円/m2となっている[5]。
語源
別府(べふ)・別府(べっぶ)は全く同意義な言葉で、別符からでたものである。別符は別勅符田を省略したものであるといわれている。「竹崎五郎絵詞」に、「凶徒赤坂陣を駈落されて二手と成て、大勢はすははらに向けて引く、肥後勢は別府のつか原に、鳥飼の汐干潟を大勢に成合むと引くを追掛、云々」とあり、別府の地名は早くから呼ばれていたものと思われる [6]。
歴史
太閤秀吉(豊臣秀吉)が朝鮮役の際、博多から本陣(ほんじん:戦場で大将がいる場所)が置かれている名護屋城へ往来した際別府を通り、その道が太閤道といわれる。
人口
別府一丁目から七丁目までを合わせた人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[3]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。
- 2001年(平成13年):11,115
- 2002年(平成14年):11,319
- 2003年(平成15年):11,433
- 2004年(平成16年):11,523
- 2005年(平成17年):12,151
- 2006年(平成18年):12,561
- 2007年(平成19年):12,702
- 2008年(平成20年):13,195
- 2009年(平成21年):13,246
- 2010年(平成22年):13,476
- 2011年(平成23年):13,811
- 2012年(平成24年):13,754
- 2013年(平成25年):13,749
- 2014年(平成26年):13,656
- 2015年(平成27年):13,692
- 2016年(平成28年):13,693
- 2017年(平成29年):13,793
- 2018年(平成30年):14,068
- 2019年(令和元年):14,354
- 2020年(令和2年):14,574
- 2021年(令和3年):14,719
- 2022年(令和4年):14,777
交通
鉄道
福岡市地下鉄七隈線・別府駅
バス
- 西鉄バスバス停 - 別府駅前・中村大学前・別府四丁目・別府六丁目・別府小学校前
道路
国道
- 国道の写真
-
国道202号、荒江歩道橋の東側(荒江団地、別府)
県道
市道
施設
国道202号沿いを中心に、コンビニエンスストアやスーパーマーケットが町内や隣接町内に多くある。
公共施設
学校
公園
- 別府公園
- 別府北公園
- 別府西公園
- 別府1号公園
- 別府2号公園
- 弓の馬場公園
その他
脚注
注釈
- ^ 別府の東側で約100メートルほどの区間が接する。
出典
関連項目
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一覧は「福岡市区の設置等に関する条例」(昭和47年条例第1号)に基づく
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