桜坂 (福岡市)
桜坂(さくらざか)は福岡県福岡市中央区の町名。現行の行政地名は、桜坂一丁目から桜坂三丁目まで[1]。面積は34.24ヘクタール[2]。2022年9月末現在の人口は5,137人[3]。郵便番号は810-0024[4]。全域で住居表示を実施している。 地理桜坂は、福岡市の都心部とされる天神から南西約2kmと近くに位置する。福岡市営地下鉄の七隈線で天神南駅から桜坂駅までの所要時間が約6分と利便性が高い。福岡城に近いこともあって、元上級武士の屋敷地が多い。都心部に近いが、閑静な高級住宅地を形成する。かつては下警固といわれていた。一丁目と二丁目との境界に桜坂桧原線(愛称:「はなみずき通り」)、一丁目及び二丁目と三丁目との境界に「城南線」が通る。北で赤坂及び警固と、東で警固及び 都市計画都市計画に関しては、「福岡市都市計画マスタープラン」[6]において定められた方針については次のとおりである。幹線道路である城南線、桜坂桧原線及び桜坂小笹線の沿道は、商業、業務、サービス施設や中高層住宅などが連続した「沿道軸」に位置付けられている。土地利用については、戸建住宅などの低層住宅が大部分を占めるが、一部中高層住宅などが立地する「低中層住宅ゾーン」に位置付けられ、周囲の警固、赤坂、六本松等と同様に、低層住宅と中層住宅の調和、狭隘道路の改善などがまちづくりの視点とされている。 用途地域については次のとおりである[7]。桜坂一丁目及び桜坂二丁目については、城南線の北側道路境界線から概ね30メートルの範囲の地域、桜坂桧原線の東側道路境界線から概ね30メートルの範囲で桜坂876号線の北側の地域は商業地域に指定されている。これら以外の地域は第一種住居地域に指定されている。桜坂三丁目については、城南線の南側道路境界線から概ね30メートルの範囲の地域が商業地域に指定されている。城南線の南側道路境界線から概ね100メートルの範囲の地域が第一種住居地域に指定されている。桜坂小笹線の両側道路境界線から概ね30メートルの範囲で城南線の南側道路境界線から概ね100メートルの範囲を除く地域が第二種中高層住居専用地域にしてされている。これら以外の地域は第一種中高層住居専用地域に指定されている。また、桜坂一丁目から桜坂三丁目までの広範囲で風致地区が指定されており、桜坂二丁目の北西部や桜坂三丁目の北東部の緑地等で特別緑地保全地区[注釈 1]に指定されている。 語源町名は桜ヶ峰、桜ヶ谷によるのではないかと考えられている[5]。 歴史
町域の変遷現在の地名は、1967年(昭和42年)及び1971年(昭和46年)における住居表示の実施に伴う地名変更によって定められたものであり、その実施前後の地名は次表のとおりである[5]。
人口桜坂一丁目から桜坂三丁目までの人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[3]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。
交通鉄道鉄道については、福岡市交通局が運営する地下鉄が町内に通っており、次の駅がある。 バスバスについては、西日本鉄道株式会社が運営する西鉄バスが運行しており、次の停留所がある[9]。
道路主な幹線道路は次の通り。 都市高速道路都市高速道路としては、町外ではあるが、北方に福岡高速環状線が通っており、最寄りの出入口は次の通り。 市道市道としては次の通り。括弧内は福岡市道路愛称等。 施設公共・公益施設町内に公民館はないが、桜坂が属する二つの小学校区に1館ずつ設置されている[10]。桜坂の町内にある二つの校区に対応する公民館は次の通り。 公園・緑地等
教育施設小・中学校町内に小・中学校は存在しないが、校区については、それぞれ地区について次のとおりである[13]。
その他の施設
脚注注釈
出典
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