今川 (福岡市)
今川(いまがわ)は、福岡県福岡市中央区の町名。現行の行政地名は、今川一丁目及び今川二丁目である[1]。面積は28.36ヘクタール[2]。2022年9月末現在の人口は4,980人[3]。郵便番号は810-0054[4]。 地理福岡市の都心部とされる中央区天神の西約3キロメートル、中央区の北西部に位置する。北で明治通りを挟んで地行、東で黒門及び大濠、南で鳥飼、西で樋井川を介して早良区西新と隣接する。町域内は主に住宅地として土地利用がなされている。北側の明治通りの沿線などには医院、商業施設なども立地する。また、旧唐津街道が町内を通っており、寺院や神社などの歴史的な文化財も多い。 河川今川には次の河川が流れている[5]が横断している。
都市計画都市計画に関しては、「福岡市都市計画マスタープラン」[6]において定められた方針については次のとおりである。交通ネットワークとして都市の骨格となる明治通りの沿道や幹線道路である地行鳥飼七隈線の沿道は、商業、業務、サービス施設や中高層住宅などが連続した「都市軸」や「沿道軸」に位置付けられている。樋井川の河川沿いは、散策・憩いの場となるとともに、緑と広がりのある景観が連続したゆとりと潤いのある水辺空間として「河川緑地軸」に位置付けられている。土地利用については、今川地区は、戸建住宅などの低層住宅が大部分を占めるが、一部中層住宅などが立地する「低中層住宅ゾーン」に位置付けられ、良好な住環境の保全・形成、低層住宅と中層住宅の調和などがまちづくりの視点とされている。また、課題としては、幅員4メートル未満の狭隘道路が多い地区があり、築30年以上の木造建築物も多いため、災害時の安全性などの面で課題となっている。用途地域は、明治通りの道路境界線から概ね30メートルの範囲、明治通り、県道東油山唐人線、今川1248号線及び今川1249号線で囲まれた範囲、今川1249号線(東側約48メートルの区間のみ)の南側道路境界線から概ね30メートルの範囲、明治通り、今川1289号線、今川1291号線及び樋井川で囲まれた範囲、今川1291号線(樋井川沿いを除く)の南側道路境界線から概ね30メートルの範囲は商業地域に、これら以外は第一種住居地域に指定されている。また鳥飼八幡宮の境内は、都市計画法第8条第1項第12号の規定に基づき、緑地等の保全を図るために特別緑地保全地区[注釈 2]に指定されており、都市緑地法第12条から第19条までの規定に基づき、建築物の新築等の行為が制限される。 語源地名の「今川」については、黒田長政が福岡城築城の時、新しい掘割をつくって、樋井川の流れを海へ導いたことから「今の川」、「今川」と呼ぶようになったとされる[8]。 歴史
町域の変遷現在の地名は、1963年(昭和38年)における住居表示の実施に伴う地名変更によって定められたものであり、その実施前後の地名は次表のとおりである[8]。
人口今川一丁目と二丁目を合わせた人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[3]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。
交通道路主な幹線道路は次の通り。 県道市道
鉄道鉄道については、福岡市交通局が運営する地下鉄の福岡市地下鉄空港線が地区の北側に通っており、黒門、唐人町、地行及び今川に跨る位置に次の駅がある。 バスバスについては、西日本鉄道株式会社が運営する西鉄バスが運行しており、次の停留所がある。
施設公共・公益施設
学校町内に学校は存在しないが、校区については、小学校区、中学校区についてそれぞれ次の学校の校区に属する[10]。
商業施設町内北側の明治通りの沿線(商業地域)や旧唐津街道の沿線には商業施設等が立地する。 その他の施設
名所・旧跡
脚注注釈
出典
関連項目 |