ルフトハンザドイツ航空の本社
ミュンヘン国際空港 に駐機するルフトハンザ機
ルフトハンザドイツ航空 (ルフトハンザドイツこうくう、ドイツ語 : Deutsche Lufthansa AG , 英語 : Lufthansa )は、ドイツ のケルン に本拠を置くドイツ最大の航空会社 。ドイツのいわゆる「フラッグ・キャリア 」とされている。現在はドイツ国外の航空会社も多数傘下に置いている。
概要
旧ロゴ
2015年4月時点で世界98カ国274都市に就航[ 2] 、売上高はアメリカン航空 、デルタ航空 に次ぐ世界第3位(約398億ドル)、旅客数はイージージェット に次ぐ欧州第2位、世界第9位(2014年現在)[ 注 2] の大規模航空会社(メガ・キャリア)であり、スターアライアンス の創立メンバーの一社でもある。日本への乗り入れ開始は1961年で、2023年現在の就航地は東京国際空港 、関西国際空港 、中部国際空港 であるが、現在、新型コロナウイルスやウクライナ情勢などにより、中部国際空港発着の路線は運休となっている。日本に乗り入れている欧州外国系航空会社においては、フィンエアー についで2番目に多い。
社名「Lufthansa」は「空のハンザ同盟 」の意。ドイツ・エアロ・ロイド(旧ドイツ・ルフト・レーデライ)とユンカース空輸の合併で誕生した会社として、中世ドイツの「商人組合」にかけて「旅商人組合(同盟)」の意味を込め「ドイツ・ルフト・ハンザ株式会社」 (Deutsche Luft Hansa Aktiengesellschaft) とされた。
シンボル(ロゴ)のモチーフとなっている鳥はツル である。世界中のお伽話や神話の中で、ツルは幸福の象徴として、あるいは神秘的な鳥として描かれることが多いことに由来している。1918年にオットー・フィルレのデザインにより前身のドイツ・ルフト・レーデライのシンボルマークとして制定され[ 3] [ 4] 、以来このツルをシンボルに用いてきた。また、このことにちなんで、ルフトハンザは野生のツルを保護する活動も行っている[ 2] 。
カラーリングとして使用される色にはそれぞれ以下の意味が込められている[要出典 ] 。
黄:「差別化」「発見」
銀:「高い技術水準」
白:「信頼」
灰:「品質」
2018年2月7日に28年ぶりの新塗装を発表[ 5] [ 6] 。機体デザインは紺色と白色をベースとして、垂直尾翼にマイナーチェンジを施したツルを描いたデザインとなる。これは前述のとおり1918年にドイツ人デザイナーのオットー・フィルレが制作し、2018年でちょうど100周年を迎えるためである。新塗装の初号機はB747-8 (機体番号:D-ABYA)とA321 (機体番号:D-AISP)の2機で、このうち前者についてはフランクフルト - 東京/羽田線にも投入されている。2025年までの7年間で在籍機全てを新塗装に変更するほか、アメニティセットや食器などのアイテムも今後2年間で新デザインに切り替える。
なお、黄色のデザインはフランクフルト国際空港などの案内サインや客室乗務員のスカーフなどに引き続き継続して使用される。
本社はケルン にある。もっとも、ルフトハンザ・アビエーションセンター(LAC)と呼ばれる中核的な事業所は、ルフトハンザのメインハブであるフランクフルト空港 に位置している[ 7] 。ルフトハンザのパイロット、地上職員、及び客室乗務員の多くがここを拠点としている[ 8] 。ルフトハンザ第二のハブはミュンヘン空港 である。第三のハブはデュッセルドルフ空港 であったが、最近では同空港を発着するほぼ全てのルフトハンザ便が、子会社のジャーマンウイングス (現・ユーロウイングス )に移管されたため、現在では同空港がルフトハンザのハブであるとは言い難い。
綿密な機体整備は高く評価されている。ニューズウィーク 誌の「最も安全な航空会社ランキング」の第1位に選出されている。同社中古機の人気は高く、1980年代のピープルエキスプレス など、ルフトハンザの中古機材を用いて就航している格安航空会社 も多い。
航空券 の座席予約システム(CRS )は、アマデウスITグループ が運営するアマデウス を利用している。
[ 9]
西ドイツ側の航空会社となって以降は自社でパイロット養成を行っており、グループ会社が練習機 を保有している。
ルフトハンザは、航空関連事業のグループ会社を多く有しており、その数は400を超える[ 2] 。そのうち、主要なものについては後述する 。
歴史
ユンカースJu-52型機
1926年1月、ドイツ政府26%、地方都市19%の出資によってJunkers LuftverkehrとDeutscher Aeroが合併し誕生した。これによって、DELAG を源流とするエアロユニオン系、海運会社ロイド(現・ハパックロイド )を中心とするロイド系、エンジンメーカのユンカース 系と、それまでドイツにあった航空会社が1社に統合された[ 10] 。合併後ヨーロッパ 域内に路線網を拡大するほか、同盟国の日本 や満州国 への路線も計画するものの、1945年5月のドイツの第二次世界大戦 の敗戦により、会社組織として一度解散した。
ドイツ連邦共和国(西ドイツ) 成立後の1953年 に、「Aktiengesellschaft für Luftverkehrsbedarf (LUFTAG)」という名称で西ドイツ国営企業として再建され、翌年8月に現在の「ルフトハンザドイツ航空」に再改称した。しかしドイツ民主共和国 (東ドイツ)はこれと無関係に「ルフトハンザドイツ航空 」という航空会社を設立したため、両社の間で係争となった。ベオグラード で行われた裁判で東のルフトハンザが敗訴したため、東ドイツの国営航空会社はインターフルーク となった。
その後はヨーロッパ域内のみならず、アジア 、南北アメリカ 、中東 、アフリカ など世界各国に路線網を広げる。
1990年の東西ドイツ再統一 時に、東ドイツ・インターフルークの路線網と一部従業員を引き継いだ。その後の1994年に、完全民営化を果たす。
1997年に、エア・カナダ 、スカンジナビア航空 、タイ国際航空 、ユナイテッド航空 とともに、世界初の航空連合 であるスターアライアンス を結成した。2005年にスイスインターナショナルエアラインズ の買収を表明し、2006年に完全子会社化する。2009年9月、オーストリア航空 を買収したことを公表した[ 11] [ 12] 。
最近ではルフトハンザ本社とは別に、2009年に完全子会社化したジャーマンウィングス というLCCブランドで、A319型機・A320型機を主力機材として欧州域内に大規模な路線網を展開しており、この子会社だけでも就航地は80地点を超えている。さらに2015年からは同じドイツ語圏で、子会社であるオーストリア航空 の本拠地であるウィーン国際空港 を新たな拠点として整備する事が発表されている。また2016年12月には、ブリュッセル航空 の親会社で、45%の株式を出資していたSNエアーホールディングの残りの株式を買収し完全子会社化した。
保有機材数
エアバス 製機材主体に、複数の機種を数多く保有している。また、エアバスではA318 を除いて全ての機種を受注・運航している。
ルフトハンザが発注したボーイング 社製航空機の顧客番号は30で、航空機の形式名は737-530 , 747-430 , 747-830 などとなる。
エアバスA380-800 では、機体それぞれに都市の名前が付けられている[ 注 3] 。 就航地(過去の就航地も含む)[ 注 4] :東京(D-AIMD)・北京(D-AIMC)・ヨハネスブルク(D-AIME)・ニューヨーク(D-AIMH)・サンフランシスコ
ボーイング747-8 では、機体にドイツの連邦州 の名前が付けられており、初号機は「ブランデンブルク 」と名付けられた[ 13] 。2020年現在、欧米の航空会社では唯一、B747-8旅客型を運航している。
ルフトハンザのエアバスA340-600 は、エコノミークラスのトイレが客席下の貨物キャビンに集約されているという珍しい構造をしている[ 14] 。
ルフトハンザのB747-400,A330,A340,A380,B747-8などの一部の長距離路線使用機には、集中治療室 の機能を持った患者搬送コンパートメント(Patient Transport Compartment,略称:PTC)が搭載されており、専門の医療スタッフも用意されている。2015年6月には、全ての長距離路線機にPTCを搭載する方針を明らかにしている[ 15] [ 16] 。
リスト
ギャラリー
退役機材
エアバスA300B4-2C
エアバスA300B4-600
エアバスA310-300
エアバスA330-200
エアバスA340-200
ボーイング707-320B
ボーイング727-100
ボーイング727-200adv
ボーイング737-100
ボーイング737-200adv
ボーイング737-300
ボーイング737-400
ボーイング737-500
ボーイング747-200B
ボーイング747-200B(M)
ボーイング747-400M
ボーイング767-300ER(スターアライアンス塗装)
コンベア440
ダグラス DC-8-73F(ルフトハンザ・カーゴ)
エンブラエル E190(ルフトハンザ・シティーライン)
フォッケウルフ Fw200
ユンカース Ju-52
ロッキード L-1649A スターライナー
マクドネル・ダグラス DC-10-30
ビッカース バイカウント
特別塗装機数
「EXPO2000 HANNOVER 」[ 注 5] (ボーイング747-400・D-ABVK[ 注 6] ),(*)
ボーイング747-400 (D-ABTH),(*) エアバスA340-300 (D-AIGC(**)、D-AIGN、D-AIGV), エアバスA319 (D-AILF), エアバスA320 (D-AIPD), エアバスA321 (D-AIRW), ボンバルディアCRJ700(D-ACPQ、D-ACPS、D-ACPT)
「50 YEARS Innovation Partnership Boeing and Lufthansa」
ボーイング747-400 (D-ABVH),(*)
ボーイング747-400 (D-ABVK[ 注 9] ,D-ABVS), ボーイング747-8 (D-ABYO), エアバスA320 (D-AIDG), エアバスA340 (D-AIHQ), ボーイング737-300 (D-ABEK)
「Fanhansa Siegerflieger 」[ 注 10] (*)
ボーイング747-8 (D-ABYI)
「Congraturations! BOEING 747 1500th 」[ 注 11]
ボーイング747-8 (D-ABYP)
ボーイング747-8 (D-ABYT[ 注 13] )
エアバスA321-200 (D-AIDV)
エアバスA340-600 (D-AIHK)
エアバスA321-100 (D-AIRY)
「Siegerflieger OLYMPIA MANNSCRAFT 」[ 注 15] ,(*)
ボーイング747-8 (D-ABYK)
ボーイング747-8(D-ABYM)[ 注 17] 、エアバスA320ceo(D-AIZX)
「Fanhansa Mannschaftsflieger 」[ 50] ,(*)
エアバスA321ceo(D-AISQ)
エアバスA330-300(D-AIKQ)
(*)現在は、通常塗装による運航である。 (**)現在は、同社から退役している。
ボーイング 747-430 D-ABVK 「EXPO2000 HANNOVER」
ボーイング747-400M(スターアライアンス塗装)
エアバスA340-300(スターアライアンス通常塗装)
エアバス A340-200(スターアライアンス特別塗装)
ボーイング 747-430 D-ABVH 「50 YEARS Innovation Partnership Boeing and Lufthansa」
ボーイング 747-430 D-ABVS 「Fanhansa」
ボーイング 747-8 D-ABYI 「Fanhansa Siegerflieger」
ボーイング 747-8 D-ABYP 「Congraturations! BOEING 747 1500th」
ボーイング 747-8 D-ABYT 「レトロ塗装 ('70年代~'80年代)」
エアバス A321-231 D-AIDV 「レトロ塗装 ('60年代)」
エアバス A340-642 「FC Bayern München」
エアバス A320-131 D-AIRY「Die Maus」
ボーイング 747-8 D-ABYM 「5starhansa ★★★★★」
エアバス A321-231 D-AISQ 「Fanhansa Mannschaftsflieger」
エアバス A330-343 D-AIKQ 「Fanhansa Diversity Wins.」
練習機数
初等段階から数訓練を行うため、初等・中等練習機を保有している。
訓練は天候が安定しているアメリカ合衆国 アリゾナ州 フェニックス に開設したアリゾナ航空トレーニングセンター (ドイツ語版 ) で実施している。
就航都市
サービス
ルフトハンザのサービスの質には定評があり、航空会社の格付けを行っているスカイトラックス 社では5つ星を獲得していたが、2022年9月時点では4つ星へ降格[ 54] [ 55] 。乗客の評価に基づき同社が発表する世界ランキングでは、常に上位[ 注 18] を維持しており[ 56] 、2015年度は「ベスト・エアライン・イン・トランスアトランティック」賞を受賞している[ 57] 。
また、旅客機の発着状況を調査するフライトスタッツ社が毎年発表している、定時到着率の世界ランキングでも、ルフトハンザの定時到着率は毎年80%を上回って上位[ 注 19] を維持している[ 58] 。
座席
ファーストクラスの座席(ボーイング747-8 )
エコノミークラスの座席(エアバスA340-600 )
ルフトハンザは、ファーストクラス とビジネスクラス 、プレミアムエコノミークラス 、エコノミークラス の4クラスの座席を設置している。プレミアムエコノミークラスは、2014年10月より、中長距離国際線を中心に順次導入が進められており、2015年9月22日時点で、日本(羽田・成田・関西・名古屋)に就航している全ての路線・機材への導入が完了した。[ 59] 。同じクラスであっても、座席のタイプは機材によってさまざまに異なる。
2020年の予定で導入されるボーイング777-9Xには、全席通路アクセス可能な最長220cmのフルフラットシートとなるビジネスクラスが装着される[ 60] 。
機内食
ルフトハンザでは、長距離便でも短距離便でも何らかの機内食 が提供される。搭乗するクラスや距離によって提供されるメニューや回数が異なる。たとえば長距離便のファーストクラスではコース料理が提供され、短距離便のエコノミークラスではハンバーガー等の軽食が提供される。
また、中長距離便では、子供向けメニューや、糖尿病 患者向けメニュー、ベジタリアン ・ムスリム ・カシェル 向けメニューなど、かなり幅広く17種類もの特別メニューが用意されている[ 61] 。これらの特別メニューをオーダーするには、搭乗前に予め申し込んでおく必要がある。
エンターテインメント
長距離線では、各座席に設置された個人用モニターでオンデマンド 形式によるビデオ・オーディオおよびビデオゲームプログラムを提供している。中距離線では、乗客が所持するスマートフォンやタブレットに予め所定のアプリ をダウンロードすることで、オンデマンド形式のビデオ・オーディオ・オーディオブックなどを視聴できるサービスを展開している[ 62] 。
機内インターネットサービス
2004年より、機内にて無線LAN 形式とGSM 形式でのインターネット接続サービス「FlyNet」を提供している[ 63] 。こうした上空でのインターネット接続サービスを最初に開始したのはルフトハンザである。2006年をもって一時このサービスを休止していたが、2010年より再開した[ 64] 。このサービスにより、搭乗中でも最新ニュースを入手したりメールを送受信したりすることが可能となった。1時間制・4時間制・フライト制(24時間のあいだに搭乗する全ての便で利用し放題)の3つから選択でき、クレジットカードでの料金の支払いまたはマイル交換で利用できる。
ラウンジ
ファーストクラスターミナル(フランクフルト空港)
ドイツ国内をはじめとする各国にファーストクラスラウンジ(フランクフルト空港 ・ミュンヘン国際空港 のみ)、セネターラウンジ、ビジネスラウンジ、ウェルカムラウンジ(フランクフルト空港のみ)の4種類の空港ラウンジ が存在し、予約クラスやMiles & More会員ステータスによって使用できるラウンジや同伴者の料金等が異なる[ 65] 。
さらに、フランクフルト空港には、ファーストクラスラウンジとは別にファーストクラスターミナルが存在する[ 66] 。ルフトハンザ便のファーストクラス利用者およびHON Circle会員だけが利用できる。ルフトハンザが駐機する第1ターミナルに隣接する場所に位置している。
2015年度には、スカイトラックス社の「ベスト・ファーストクラス・エアライン・ラウンジ」賞を受賞した[ 57] 。
ルフトハンザ・エアポート・エクスプレス
ルフトハンザ・エアポートエクスプレスの403形電車
ルフトハンザはかつて、「ルフトハンザ・エアポート・エクスプレス 」(Lufthansa-Airport-Express)という列車 の運行に携わっていたこともある[ 67] [ 68] 。これは都市から空港への連絡列車 ではなく、航空便の代替を列車が行うという異例のものであった。
1982年から1993年にかけて、フランクフルト - デュッセルドルフ 間のような短距離で採算性の低い国内線の代わりに当時のドイツ連邦鉄道 (DB, 西ドイツの国鉄。現在は民営化されドイツ鉄道 )に、チャーター列車「ルフトハンザ・エアポート・エクスプレス」を運行したのである。
エアポート・エクスプレスは、列車の運転はDBの職員が行うものの、運賃は航空運賃が適用され、客席の乗務員や車内の軽食サービスなどはルフトハンザが行うという形態を取っていた。運行当初DB内での扱いは営業用の「LH」と共に全車一等車ということから「TEE 」の列車番号が当てられていた。また、DBの時刻表には掲載されていない。
当初はDBの定期運用から外れて保留となっていたインターシティ 向け電車403形 を使用し、その後新設されたシュトゥットガルト 線は客車列車となった。
現在これを継承するものとして、DBの定期列車であるICE の一部区画を間借りしてルフトハンザ便名を付与し、航空便旅客専用とする「Lufthansa Express Rail」サービスを、フランクフルト(FRA) - ケルン (QKL)・シュトゥットガルト (ZWS)・ドルトムント (DTZ)・カールスルーエ (KJR)・マンハイム (MHJ)・デュッセルドルフ (QDU)間で行なっている[ 69] [ 70] 。
マイレージプログラム
ルフトハンザは、Miles & More というマイレージプログラム を提供している[ 71] 。獲得したマイル数に応じて、以下の4つのステータスに分類される。
会員ステータス
カードの色
スターアライアンス・ステータス
会員資格
HON Circle 会員
ブラック
ゴールド
連続する2暦年内に600,000 HON Circleマイル以上
セネター
ゴールド
1暦年内に100,000ステータスマイル以上
フリークエント トラベラー
シルバー
シルバー
1暦年内に35,000ステータスマイル以上
Miles & More 会員
ブルー
-
1アワードマイル[ 注 20]
Miles & Moreのマイルには以下の3種類がある[ 72] 。
アワードマイル…ルフトハンザ(子会社含む)便および提携航空会社便で積算される。
ステータスマイル…アワードマイルと同時に積算される。ルフトハンザ(子会社含む)便および提携航空会社便で積算される。1暦年の積算数に応じてフリークエント トラベラーまたはセネターのステータスが取得できる。
HON Circleマイル…アワードマイルと同時に積算される。ルフトハンザ(子会社含む)便の上級クラス利用時に積算される。2暦年の積算数に応じてHON Circleのステータスが取得できる。
提携航空会社
2017年12月現在、以下の航空会社と提携してコードシェア便を就航させている[ 73] 。ルフトハンザはスターアライアンス の設立メンバーでもあるため、スターアライアンス加盟の各社と多く提携している。
子会社・関連会社
スターアライアンス加盟会社
その他
ルフトハンザグループ
ルフトハンザは多くの子会社 を所有している。ルフトハンザドイツ航空と、グループ会社の航空会社を合わせると、2015年4月現在、合計4大陸102ヵ国301都市へ運航している[ 2] 。現在、欧州内のドイツ語圏 4か国(ドイツ、オーストリア、スイスの一部、ベルギーの一部)のフラッグ・キャリアが全てルフトハンザの傘下となっている。主なものを以下に挙げる。
子会社
「ルフトハンザ・リージョナル 」塗装のルフトハンザ・シティーライン 便(エンブラエル190 )
持株会社
その他の業種
エールフランス のエアバスA380 型機に機内食を積み込むLSGスカイシェフのフードローダー(O・R・タンボ国際空港 )
ルフトハンザは、航空会社のみならず、航空関連をはじめとした幅広い事業の会社をグループ内に有している。
LSGスカイシェフ - 1966年に設立された、世界最大の機内食 ケータリング会社[ 2] 。51ヶ国に事業所を持ち、日本航空 や全日本空輸 を含む世界300以上の航空会社の機内食を製造している[ 74] [ 75] 。近年では、DB(ドイツ鉄道) やユーロスター 等の長距離鉄道で提供される食事を製造したり、セブンイレブン やスターバックス 等に食品を販売したりもしている。従業員数:32,307名(2013年末現在)。
ルフトハンザ・テクニック (英語版 ) - 1994年に設立された、世界最大の航空エンジニアリングサービス会社。世界100ヶ所以上の都市に技術者を派遣し、世界中の航空会社を相手に航空機の整備サービスを提供している[ 2] 。2011年には、日本航空の保有するボーイング787 型機について、10年間の包括的な整備契約を交わした[ 76] 。従業員数:約19,917名(2013年末現在)。
ルフトハンザ・システムズ - 世界でも大きな航空系IT企業の1つ。
ルフトハンザ・フライト・トレーニング - 飛行機の乗員を養成する会社。
航空事故等
本節に示されているのは、ルフトハンザドイツ航空において発生した航空事故 や事件のうち、被害や事件規模が特に甚大であったものである。子会社の航空事故等については、各航空会社のページを参照されたい。
事故
540便墜落事故機(D-ABYB)
ハイジャック
181便ハイジャック事件の標的となった「ランツフート号」
脚注
注釈
^ ルフトハンザは、上記2空港に加えてデュッセルドルフ空港 、チューリッヒ国際空港 、ウイーン国際空港 もハブ空港と見なしている[ 1] 。しかし、これらはそれぞれ、ルフトハンザの子会社であるジャーマンウイングス 、オーストリア航空 、スイス インターナショナル エアラインズ のハブ空港であるため、このリストからは除外した。
^ 規模別の航空会社一覧 を参照
^ 4号機は日本就航50周年を記念して『東京』と命名され、2011年1月24日成田国際空港で命名式典が行われた。なお、これに伴い同じ都市の名前が付けられているボーイング747-400では、都市の名前が削除されている。
^ 括弧内は、該当する都市の名前が付けられている機体の登録記号である。
^ 20世紀最後に、そしてドイツで初めて大型国際博覧会 が開催されたことを記念して施された。
^ 同社のボーイング747-400には、1機ごとにドイツの都市が愛称として付けられている。この機体が選ばれたのは、愛称が「Hannover」(ミレニアムEXPOの開催地)であることによる。
^ 胴体に大きなロゴがペイントされた。
^ 2014 FIFAワールドカップ が開催されたことを機に施された。なお、この大会でドイツ代表 は優勝を果たし、縁起のいい塗装となった。
^ 2000年には、ドイツで初めて大型国際博覧会 が開催されたことを記念して「EXPO2000 HANNOVER」塗装が施された。
^ 2014 FIFAワールドカップ でドイツ代表 が優勝を果たしたことを記念して施された。Fanhansaロゴの後ろに「Siegerflieger 」(ドイツ語で「勝者のフライト」を意)の金文字が施された。2014 FIFAワールドカップのドイツ代表選手、及び優勝トロフィーをドイツに凱旋させたチャーター機となった(LH2014便,リオデジャネイロ →ベルリン )。また「Siegerflieger 」は、同大会でドイツ代表のゴール数18に因んで、今後18日間限定でこの塗装を飛ばす予定だったが、その後2018年7月頃までこの塗装を継続し、同年8月頃には元通りに戻されている。同機は2014年10月26日からの冬スケジュール初日に東京/羽田 - フランクフルト線の初便にも起用された。
^ 同社のB747-8i(D-ABYP)は量産1500機目のボーイング747となり、これを記念して施された。この塗装は、L5/R5ドアの前に施されている。
^ a b 2015年4月に同社は創立60周年を迎えることから、その記念に施された。
^ このレジはかつて同社のB747-200B(のちにSF)が使用しており今回、B747-8i(D-ABYT)に施されたレトロ塗装を纏っていた。まさに同じB747で機体記号と塗装が受け継がれることとなった。
^ 西部ドイツ放送 (WDR)製作の番組『だいすき!マウス 』(日本では『だいすき!マウス 』として放送されたことがある)のキャラクター「マウス」などのステッカーが貼られている。
^ 2016年に行われたリオデジャネイロオリンピック のドイツ代表選手を、閉会後に定期便(LH511便,リオデジャネイロ →フランクフルト )で凱旋帰国した際に使用した。2014年の時と同じく、Lufthansaロゴの後ろに「Siegerflieger 」の金文字が施され、その後もフランクフルト - リオデジャネイロ線に限定使用された。2016年8月30日には東京/羽田 - フランクフルト線にも当機が投入され、リオデジャネイロ線以外で初の国際線に就航した。
^ [1] ヨーロッパの航空会社で初となるSKYTRAX 5つ星の航空会社に認定されたことを受けて施された。スターアライアンスメンバーでは、ANA(全日本空輸株式会社) ・エバー航空 ・シンガポール航空 に続き4社目。
^ このレジはかつて同社のB747-200Bが使用していた。なお、このB747-200Bは現在はシュパイアー技術博物館 で野外展示されている。
^ 2014年度は10位、2015年度は12位。いずれも欧州の航空会社内では1位である。
^ 2013年度は9位、2014年度は7位。
^ Miles & Moreに入会すると、まず紙製の仮カードが発行される。1アワードマイル以上獲得しアカウントに加算されると、プラスチック製の正式なMiles & Moreカードが発行される。
出典
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関連項目
外部リンク
子会社
旅客航空会社(完全子会社、過半数以上所有の子会社) 貨物航空会社 出資航空会社 非航空会社の子会社
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1 ルフトハンザはいつでも残りの株式を取得できるオプションを所有していたが、2016年12月に完全子会社化。
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