デマントDemant A/S
種類
公開会社 市場情報
Nasdaq Nordic DEMANT 本社所在地
デンマーク 2765 Kongebakken 9, Smørum 設立
1904年 (120年前) (1904 ) 業種
ヘルスケア 事業内容
補聴器、聴覚検査機器の製造販売 代表者
Søren Nielsen(CEO ) 資本金
45 DKK million (2023年12月期)[ 1] 発行済株式総数
2億2393万9440株(2024年2月7日現在)[ 2] 売上高
連結:22,423 DKK million (2023年12月期)[ 1] 営業利益
連結:4,148 DKK million (2023年12月期)[ 1] 総資産
連結:30,546 DKK million (2023年12月期)[ 1] 従業員数
連結:21,623人 (2023年12月31日現在)[ 1] 決算期
12月31日 主要株主
William Demant Invest A/S 58.75%
Nykredit Bank A/S 0.5721%
ÖKOWORLD LUX SA 0.4314%
Niels Jacobsen 0.4077%
Carmignac Gestion Luxembourg SA 0.2952%
Danske Bank A/S 0.2497%
MIV Asset Management AG 0.1854%
Sjunde AP-fonden 0.1236%
MFS International Singapore Pte Ltd. 0.0910%
(2023年12月31日現在) 関係する人物
Hans Demant(創業者) 外部リンク
公式ウェブサイト (英語) テンプレートを表示
デマント (デンマーク語 : Demant A/S )は、オーティコン やバーナフォン などの補聴器 ブランドや、聴覚診断装置など医用検査機器の製造販売を行う多国籍企業 。デンマーク首都地域 のスメーロム(Smørum )に本社を置き、世界30カ国以上に現地法人を持ち130カ国以上でビジネスを展開している。ナスダック・コペンハーゲン 上場企業(Nasdaq Nordic DEMANT )。日本法人はデマント・ジャパン株式会社 。
概要
慈善財団であるウィリアム・デマント財団 (デンマーク語: William Demant Fonden)が、100%持株会社 であるウィリアム・デマント・インベスト (William Demant Invest A/S)を通じて所有し[ 3] [ 4] 、補聴器から人工内耳 、診断装置 、聴覚ヘルスケア、オーディオソリューションまで聴覚ケアにおける全分野をカバーする世界唯一の企業である[ 5] [ 6] 。
デマントグループ共通の価値観
沿革
聴覚障害を持つ妻を助けることに情熱を注いでいたハンス・デマントは、デンマーク生まれのイギリス王妃であるアレクサンドラ・オブ・デンマーク が1902年 の戴冠式で補聴器を着用していたことを知った後、1904年 にオーティコンを設立、アメリカ のメーカーであるGeneral Acoustic Company と契約し同社の補聴器の輸入販売をオーデンセ で始めた[ 7] 。1910年 のハンスの死後は、息子のウィリアム・デマントが会社を引き継ぎ、1923年 に会社をコペンハーゲン近郊に移転し、補聴器のライセンス生産を開始した[ 7] 。第二次世界大戦 はアメリカからの輸入を途絶させ苦境に陥ったが、戦後はアメリカの補聴器メーカーCharles Lehman とデンマークで合弁事業を行うなど復調し、1957年 にデマント家が保有していた株式をオーティコン財団に譲渡、1968年 に経営幹部がデマント家以外となった[ 7] 。
その後はスイス やノルウェー に現地法人を設立、また1973年 にスコットランド に工場を新設するなど海外進出を進め、1977年 にデンマークに聴覚学の研究施設であるエリクスホルム研究センター(Eriksholm Research Centre)を設立した[ 8] 。1983年 には持株会社のオーティコン・ホールディングを設立した[ 7] 。1995年 1月、スイスの同業バーナフォンを買収し傘下におさめ、同年5月に株式上場企業となり、1997年 に企業名をウィリアム・デマント・ホールディングに改め、2000年 に聴覚検査機器メーカーのインターアコースティクスを買収し傘下に加えた[ 7] 。2008年 にイギリスの聴覚検査機器メーカーのAmplivox を[ 9] 、続いて2009年 にアメリカの聴覚検査機器メーカーのGrason Stadler Inc. を、2015年 にはフランス の大手補聴器ディーラー のAudikaを買収した[ 10] 。2019年 に企業名をウィリアム・デマント・ホールディングから現社名に改めた[ 11] 。
2020年 、フィリップス とライセンス契約を締結し、フィリップスブランドの補聴器の販売を開始した[ 12] 。2022年 に中華人民共和国 の大手補聴器ディーラーである声望の株式を段階的に買収し傘下におさめた[ 13] 。2024年 8月にはデンマークの聴覚クリニックチェーンのDansk HøreCenterを同業のGN から買収し[ 14] 、デンマークの補聴器小売市場で第2位に浮上した[ 15] 。
売上別では補聴器関連が約8割、聴覚検査機器が約1割となっている[ 16] 。地域別では、北米とヨーロッパが各4割となっている[ 16] 。
ハンス・デマント
事業展開
現在、同社は4つの事業部門に注力している。
デマントの事業部門と各ブランド
補聴器事業
オーティコン(Oticon)
バーナフォン(Bernafon)
ソニックイノベーションズ(Sonic Innovations)
オーティコンメディカル(Oticon Medical)- 埋め込み型骨導補聴器
フィリップスヒアリングソリューションズ(PHILIPS)
聴覚ケア・補聴器リテール事業
聴覚診断装置事業
メイコダイアグノスティクス(MAICO)
インターアコースティクス(Interacoustics)
アンプリボックス(Amplivox)
メドレックス(MedRx)
グラソンシュタドラー(gsi)
パーソナルコミュニケーション事業
イーポス(EPOS)- 旧ゼンハイザー・コミュニケーションズ
フォニックイヤー(Phonic Ear )
研究所
エリクスホルム研究センター (デンマーク)- オーディオロジーの基礎・応用研究施設。物理学、音響学、生理学、聴能学や工学に至るまで幅広い分野の研究員と大学や民間企業の研究者との国際的協力により研究が行なわれている[ 17] 。本社の研究開発部門で行われている製品ベースの研究とは独立して基礎研究と応用研究の組み合わせを促進するために、本社から地理的に離れたスネガスティーン(Snekkersten )に研究部門を設立した[ 18] 。
日本におけるデマント
日本では、日本法人「デマント・ジャパン株式会社」(Demant Japan K.K. )が神奈川県 川崎市 幸区 にオフィスを置きデマント傘下の各ブランド製品の製造販売を行っている[ 19] 。国内グループ企業にEPOS Japan株式会社、ダイアテックジャパン株式会社、Audika株式会社 (それぞれ親会社が同じである兄弟会社)がある[ 1] 。
日本におけるデマントグループ
関連項目
GNストア・ノール (GN Store Nord A/S) - 補聴器及び音響機器を製造販売するデンマークの企業。ウィリアム・デマント・インベストが主要株主[ 20] 。
出典
外部リンク
銘柄入替日時点でのウェイト順
緑字は2024年6月24日入替銘柄
金融 Financials
銀行 Banks 金融サービス Financial Services 保険 Insurance
資本財 Industrials
資本財・ サービス Industrial Goods & Services 建設・資材 Construction & Materials
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化学 Chemicals 基礎素材 Basic Resources
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