スウェドバンク
スウェドバンク(スウェーデン語: Swedbank AB)は、スウェーデンとバルト三国に店舗を展開する銀行。スウェーデン・ストックホルム都市圏のSundbybergに本社を置く。スウェーデンの主要銀行の一つである[1]。ナスダック・ストックホルム上場企業(Nasdaq Nordic SWED)。 沿革![]() 1820年にヨーテボリで設立されたスウェーデン最初の貯蓄銀行と、1915年にストックホルムで設立されたスウェーデン最初の農協銀行にルーツを持つ[2]。貯蓄銀行は1942年にSparbankernas Bankとなり、1992年に地域の金融機関を合併し名称をSparbanken Sverigeとした。農協銀行は1958年にJordbrukets Bankとなり、1991年に12の農業銀行を合併しFöreningsbankenkとなった[2]。Föreningsbankenkは1994年、Sparbanken Sverigeは1995年に、株式上場企業となった[2]。 1997年に両社は合併し、FöreningsSparbankenとなった[2]。1991年にエストニアで設立されバルト三国で事業を展開していたHansabankの株式取得を進め、2005年に同社の全株式を取得した[2]。2001年にスウェーデンの大手銀行であるスカンジナビスカ・エンスキルダ・バンケンとの合併交渉が行われたが、強大化を問題視する欧州委員会の介入により阻止された。 2006年9月、現在のスウェドバンクに改称、これに合わせてHansabankなどの子会社も順次、スウェドバンクのブランド名に改められた。2000年代後半の世界金融危機では、バルト三国地域の事業が悪化したため、スウェーデン政府から一時的に公的資金投入を受けた[3]。 スウェーデンやバルト三国の店舗のほか、ニューヨーク・上海に法人営業の支店を持つ。 不祥事2019年2月、スウェーデンの公共放送SVTが、デンマークのダンスケ銀行が関与した資金洗浄の関連で、スウェドバンクのエストニア支店が、ダンスケ銀行宛てに2007年から2015年まで400億スウェーデンクローナ以上を送金していたことを報道した。SVTの調査内容が捜査当局に確認されたことから、翌3月にスウェドバンクのCEOは解雇され、会長は辞任し、スウェーデンとエストニアの規制当局から40億クローナの罰金が科せられた[4]。 スポンサーマルメに位置するスウェドバンク・スタディオンの命名権を保有している。 出典
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