エデンレッド
エデンレッド(フランス語: Edenred S.A.)は、「チケットレストラン[1]」の名称で知られる福利厚生用食事券を中心に、企業向けペイメントサービスを提供する株式会社。フランス・パリ近郊のマラコフに本拠を置き、世界40カ国以上で事業を展開する多国籍企業である。ユーロネクスト・パリ上場企業(Euronext: EDEN )。 本項では、日本法人の株式会社エデンレッドジャパンについても記述する。 沿革Jacques Borelにより1962年に「チケットレストラン」事業を開始。1976年にフランス国外へ進出する。なお「チケットレストラン」はエデンレッド社の商標である。 1983年にホテルチェーン運営会社のアコーのプリペイド事業部門となり、1998年にAccor Servicesと改名した[2]。 2000年代にアジア地域での売上が増加し、2010年6月29日にアコーのプリペイド事業分離に伴い独立、同年7月2日にユーロネクスト・パリに上場した[3]。 グローバルにおいては「チケットレストラン」(ラテンアメリカ地域ではTicket Alimentación)に加えて、Ticket Carと呼ばれる社用車の燃費ペイメントサービスや、Ticket Complimentsと呼ばれる報奨用ギフトペイメントサービスなどを展開している[4]。 2017年1月、ドイツの同業会社Union Tank Eckstein GmbH&Co.KGの株式の過半数を買収した[5]。 日本法人日本法人は1987年1月5日[6]、株式会社バークレーヴァウチャーズとして設立[7]。 1994年2月より「チケットレストラン」発行代行サービスを、全国のセブン-イレブン・デニーズで開始した[7][8]。 その後は食事手当以外にも利用可能な「チケットギフト」も展開して発行額を伸ばし、2,000社以上の日本企業でサービスが導入されるに至った[7]。 2012年、エデンレッドがバークレーヴァウチャーズの全株式を買収し、エデンレッドの100%子会社となる[9]。2017年6月には株式会社エデンレッドジャパンへ社名変更した[10]。 2016年4月よりICカード式食事券「チケットレストランタッチ」の提供を開始[11]。2018年11月9日のプレスリリースで、紙式カード発行を2020年9月をもって終了し「チケットレストランタッチ」へ完全移行することを発表した[12]。 日本法人の所在地は、〒106-0032 東京都港区六本木1丁目4−5 アークヒルズサウスタワー7階。 脚注出典
外部リンク
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