エボリューションゲーミング
エボリューションゲーミング(正式社名はEvolution Gaming Group AB)は、ライブカジノの開発・販売やライセンス供与などを行っているゲームプロバイダー。本社はスウェーデン・ストックホルムにあり[1]、欧州および北米を中心とするゲーミング事業者を顧客に事業を展開している。ナスダック・ストックホルム上場企業(Nasdaq Nordic EVO)。 沿革2006年4月、ラトビアのリガで設立された少人数の開発スタジオに端を発する[1]。2011年にイタリアで、2012年にデンマークでライブカジノ事業者としての認定を受け、2013年にはスマートフォンおよびタブレット対応のコンテンツをリリース、2014年には新たな開発スタジオをマルタに開設[1]、同年イギリスのオンラインゲーミングメディアであるEGaming Reviewより、オンラインルーレットのImmersive Rouletteがゲーム・オブ・ザ・イヤーに選出されたことで業界の注目を集めた[2]。 2014年12月に統括会社にあたるエボリューションゲーミング・グループ(Evolution Gaming Group AB)がスウェーデンで設立され、2015年3月に株式上場企業となった[1]。2017年にヒット作となったドリームキャッチャー(Dream Catcher)をリリース[3]、2020年10月に企業ブランド名を「Evolution」に改めた[1]。 株式上場後は買収による事業規模拡大を続けており、2018年にアメリカ合衆国の同業イズギ(Ezugi)を買収[4]、2020年にレッド・タイガー(Red Tiger)などの有力コンテンツを有するスウェーデンの同業ネットエント(NetEnt)を買収[5]、2021年にエクストラチリ(Extra Chilli)などを保有するオーストラリアのビッグタイムゲーミング(Big Time Gaming)を買収した[6]。 地域別の売上はイギリスをはじめとするヨーロッパが最大であるが、アジア地域も2割強を占めている[1]。本社オフィスをストックホルムに置くが、ソフトウェア開発などのオペレーションは海外の開発スタジオで行われており、リガ、マルタのほか、ジョージアのトビリシ、アメリカのニュージャージー州とペンシルベニア州、カナダのバンクーバーなど9カ国にある[1]。 2024年6月、NHKスペシャルにおいて、エボリューションゲーミングが運営するマルタ島のオペレーション現場が取材され、関係者によりカジノゲームの不正操作が暴露された。 出典
外部リンク
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