ジャンマリア・ブルーニ(Gianmaria Bruni, 1981年5月30日 - )は、イタリア出身のレーシングドライバー。 愛称はジミ (Gimmi)。
経歴
カート
1991年にカートからレースキャリアを始める。1995年には、ヨーロッパ・カート選手権でシリーズ3位。
フォーミュラ
1997年からイタリアン・フォーミュラ・ルノー・キャンパスに出場し、翌年にはシリーズ1位を獲得。1999年にはユーロカップ・フォーミュラ・ルノーに参戦し、1年目にしてシリーズ1位を獲得。2000年からはイギリスF3にステップアップし、シリーズ5位、2001年は1勝を挙げシリーズ4位に入った。またこの年の秋には、国際F3000の合同テストに参加し、トップタイムを叩き出している。
2002年からはユーロ3000選手権に出場。2003年には、中盤からミナルディのテストドライバーを務めるために欠場を余儀なくされるも、最終的にシリーズ3位に入った。[1]
F1
2004年、ブルーニは前年テストドライバーを務めていたミナルディからF1デビューを飾る。
しかし同僚のゾルト・バウムガルトナーに対して、予選では11勝7敗と勝ち越したものの、決勝ではバウムガルトナーが非力なマシンで入賞1回を含む3度のTOP10フィニッシュを果たす一方で、ブルーニは最高位14位が3回の入賞ゼロと振るわず、チームもドライバー体制を刷新したため、僅か1年でF1から去ることとなる。
GP2
2005年はGP2にステップダウン。当初はコローニから参戦し、序盤に1勝を挙げたものの、シーズンが進むにつれて低迷。シーズン終盤にはデュランゴに移籍したものの、流れを取り戻せずシリーズ10位に終わる。
2006年は、この年からGP2参戦のトライデント・レーシングに移籍。2勝を挙げ、シリーズ7位に入る。
GT
2007年からフェラーリと契約を交わし、FIA GT選手権、ル・マン・シリーズ(LMS)、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)等、耐久レースを中心に参戦。2008年にはFIA GT選手権でGT2クラスチャンピオン(6勝)を獲得。
FIA 世界耐久選手権(WEC)にもLM-GTE Proクラスからフェラーリ・AFコルセで参戦していた。
WECでは2012年から3シーズンに渡ってジャンカルロ・フィジケラ、トニ・バイランダーと共にクラスチャンピオンを獲得しているほか、ル・マン24時間レースでも過去3度のクラス優勝を飾っている。
2017年からポルシェに移籍し、ユナイテッド・スポーツカー選手権(WSCC)に同年第5戦からポルシェGTチームで出走。WECには移籍時の制約もあって2017年シーズンの出走は無かったものの、WSCCの序盤2戦(デイトナ24時間レース、セブリング12時間レース)に出走後、2018-19シーズンからポルシェGTチームより参戦している(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)の2018年シーズンの第2戦にも出走)。
レース戦績
フォーミュラ
イギリス・フォーミュラ3選手権
ユーロ3000選手権
F1世界選手権
- † : リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
(key)
GP2シリーズ
グランドツーリング
FIA GT選手権
スパ・フランコルシャン24時間レース
スポーツカー
ル・マン・シリーズ/ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ
アメリカン・ル・マン・シリーズ
インターコンチネンタル・ル・マン・カップ
FIA 世界耐久選手権
- 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
- †はシーズンのドライバーズ選手権が懸けられていなかったため、LMGTE Proトロフィーの順位を記載。
- * : 今シーズンの順位。(現時点)
ユナイテッド・スポーツカー選手権
ル・マン24時間レース
デイトナ24時間レース
セブリング12時間レース
関連項目
外部リンク
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FIA GT選手権 |
GT1クラス →GTクラス →GT1クラス | |
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GT2クラス →N-GTクラス →GT2クラス | |
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FIA GT1選手権 | |
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FIA GTシリーズ →ブランパンスプリントシリーズ →ブランパンGTシリーズスプリントカップ →ブランパンGTワールドチャレンジヨーロッパ →GTワールドチャレンジ・ ヨーロッパ・スプリントカップ |
Proカップ →総合 | |
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シルバーカップ →ゴールドカップ | |
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Pro-Am トロフィー →Pro-Amカップ →シルバーカップ | |
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ジェントルマン トロフィー →Amカップ →ブロンズカップ | |
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