松重豊 |
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YouTube |
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チャンネル |
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活動期間 |
2020年 - |
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登録者数 |
2.45万人 |
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総再生回数 |
43万回 |
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チャンネル登録者数・総再生回数は 000000002024-02-22-00002024年2月22日時点。 |
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松重 豊(まつしげ ゆたか、1963年〈昭和38年〉1月19日 - )は、 長崎県長崎市生まれ、福岡県福岡市東区出身の俳優。ザズウ所属。かつては東京サンシャインボーイズ、蜷川スタジオに所属していた。
来歴
長崎県長崎市で生まれ、すぐに福岡県福岡市へ移住[1]し、小学3年の頃大分県に住んだ[3]。福岡市立香椎第2中学校在籍時、友人が所有するセックス・ピストルズのレコードを聴き、パンクロックなどの激しい音楽を聴き始める。のちにサンハウス、ザ・ロッカーズ、ザ・ルースターズなど「めんたいロック」と称される博多ビートバンド系を知り、ライブハウスへ通うも、くせ毛で髪が立てられないことや楽器が演奏できないことから、プレイヤーの道を諦めた。九州圏内で小学校を3回と中学校を2回、それぞれ転校した[1]。
1981年(昭和56年)4月に西南学院高等学校を卒業して上京し、明治大学文学部文学科で演劇学を専攻する。当初は映画や演劇を製作する側を志すが、状況劇場、天井桟敷など舞台を多く観劇して演技に感動し、自らも俳優を目指す。1983年(昭和58年)に新宿の小劇場「スペースデン」で初舞台を踏み、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズの作品に在学中から参加する。
1986年(昭和61年)3月に大学を卒業して蜷川幸雄が主宰する劇団「蜷川スタジオ」に入団する[4]。1989年に退団し、国内外の舞台、テレビドラマ、映画、Vシネマ、CM、ナレーションなどに多数出演した。困窮から嫌気がさし、1年以上俳優を休業したが[5]、蜷川スタジオの同僚勝村政信やザズウ社長の松野恵美子らから激励を受け復帰した。1992年(平成4年)に黒沢清監督のホラー映画『地獄の警備員』で主演に抜擢され[6]、バイプレーヤーとしてドラマなど起用される。
2012年(平成24年)1月に『孤独のグルメ』(テレビ東京)の井之頭五郎役で連続テレビドラマに初主演[4][7]し、当たり役となった。
2018年(平成30年)10月に『サンデー毎日』(毎日新聞出版)で初のエッセイ「演者戯言(えんじゃのざれごと)」を毎月第1火曜日の号で連載開始する。
2019年(令和元年)10月に『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』で映画初主演[4]。北川景子と歳の差夫婦役で、不妊の原因を抱える主人公を演じる[8]。
2020年(令和2年)10月に初の短編小説『愚者譫言』(ぐしゃのうわごと)とエッセイを収録した書籍『空洞のなかみ』を発売し[9]、書籍発売前に重版が決定する。書籍発売に関連して公式YouTubeチャンネルを年9月に公開する[10]。
人物
名前
身長
- 誕生時は病院で最大の子供で、学童時は整列すると後ろから2番目だった[13]。
- 身長は190センチメートル (cm) であったが、年齢を経ると188cmになった[14][15]。デビューから中年期くらいまでは身長を低くサバ読みしていた。実際は190cmをやや超えていたが、あまりに身長が高いと「衣装が調達できない」との理由で配役を避けられることを嫌い、189cmと公称していた。中年期にはVシネマなどでヤクザ役を演じることが多かったため、自前でダブルボタンのスーツを仕立てて現場に持ち歩いていた[16][17]。
中高時代
職歴
- 役者休業当時は、建設会社の正社員で現場作業員[19]として勤めた。
好みのタイプ
- 「清楚な人」、「一生懸命頑張る子」である。例示として、「女子マラソンなんかみてると涙出てくるんです。汗と涙を流して最後まで走る子なんかみると、もうたまりませんね。」と語っている[20]。
座右の銘
- 座右の銘は「その日ぐらし」である[21]。かつて演じた経験を持ち込まず「引き出しを持たずに全部捨てて、次に集中して臨むように」常に初心を忘れないとする信条の反映である[22]。
家族
福岡の交友関係
- 高校の先輩に陣内孝則がいる。NHKの楽屋で対面した際に「自分も西南です」と挨拶して以来親しくなり、陣内が監督した映画にも出演している。同じく高校の後輩には俳優の鈴木浩介もいる。
- 「バイプレイヤーズ」における光石研と2人の時の会話など、九州出身者との会話においては「地元言葉丸出し」となる[25]。
特技・趣味
- 音楽が好きで、愛聴するジャンルの広さに星野源も驚いた。星野とは音楽の話題で意気投合し、互いにおすすめの楽曲を紹介し合う仲となっている[26]。
- 散策を好み、常に歩数計を携帯している[14]。
- 家電製品を好み、特に炊飯器にはこだわりを持つ[14]。
- 写真撮影を好み、デジタルカメラではなくフィルムの一眼レフカメラでマニュアル操作のものを愛用[14]している。フィルムカメラにこだわるのは、若い頃に映画撮影を志向していた時期の名残である。
- 園芸が趣味だが、農園を借りる大規模なものではなく、自宅の限られた環境で行う家庭園芸を好む。自宅には、1m2の畑棚が設置されており、主に野菜を栽培している。結婚当初に定植したアロエは、数十年に渡り愛育している。食用の作物類やアロエ等の葉肉類のような実用作物の栽培を好むが、野菜類の休耕期には花卉類を植えて花を愉しむこともある[14]。
- ラジオを聴くのが好きで、「ラジオに育てられた世代」「レコードを気軽に買える訳ではなかったから、情報と音楽はラジオ」と語っている[13]。
- 2007年(平成19年)、備忘録とファンへの情報発信を兼ね、契約先プロバイダの@niftyのサービスを利用して公式ブログを開設し、いかつい風貌に反して博多弁を交えた人間味あふれるユーモラスな文章で日記を綴っている。ブログ管理については、所属事務所や専門のサードパーティーなどに任せず自ら手作業で行い、毎週月曜日に記事を更新している[14]。2019年よりニフティのブログの仕様が変更され、更新が難渋したことから、新たなる情報発信のためTwitter、Instagramのアカウントを開設した[27]。Twitter、Instagramともに認証バッジの承認が得られなかったことを理由に、同年6月いっぱいでSNSアカウントを閉鎖したが[28]、2020年9月に「書籍宣伝のため」としてアカウントを再取得している[29]。
- 元々は喫煙者だったが、2005年頃に禁煙した。ドラマ等で喫煙シーンがある際はネオシーダーを代わりに吸う[30]。
エピソード
- 初めて貰った芸能人のサインは、小学生時代に福岡県の百貨店岩田屋に訪れた際の落語家桂米丸のものである。当時、特に米丸のファンではなかったが、芸能人のオーラに圧倒されたと述懐している[14]。
- 大学入学のため上京した直後、下北沢の中華料理店「珉亭」でアルバイトとして働くことになるが、バンド活動のため上京していた甲本ヒロトも偶然同日にバイトを始めた仲。以来30年に渡って交流がある[31]。松重はもともと映画監督志望で、甲本を主演にした自主映画を企画したこともあったという[32]。
- 三谷幸喜の東京サンシャインボーイズにも在籍したが、数年して「この人には才能がない」と見切りをつけ自ら離れてしまった[33]。後述の『孤独のグルメ』についても「当たらないだろう」と内心思っていたことから、自分には「見る目がない」のだと語っている[33]。
- かつて住んでいたマンションの隣室には、のちにプロサッカー選手となる三笘薫の一家が住んでいた。三笘が小学生の頃、自宅の鍵が掛かっていた時に松重宅のリビングのソファでゲームをしながら母親の帰宅を待っていた[34][35][36]。
孤独のグルメ
- 最初に主演のオファーを受けた際は「単なるオッサンが食べてるだけで、別に何か物語があるわけでもないし、事件が起こるわけでもない」「視聴者がつくかどうかわからない」との思いから「僕の中でも、プロフィールの汚点になるだろう」と思っていた[37]。その後も、「ただ(自分が)食べているだけで面白いって言われるのはいまだに心外です。どこを面白いって言っていただけているのか、自分ではわかっていないんです」と語っている[38]。『孤独のグルメ』に限らず、出演作はあまり観ない[38]。
- 主人公の井之頭五郎は下戸で甘党の設定だが、松重は元々酒豪で、収録の際内心では酒を飲みたいと思っていた[39]。そのため、原作者の久住昌之がミニコーナー「ふらっとQUSUMI」で酒を飲みながら店の名物を堪能しているのに対して「うらやましいなあと思いながら…半分はらわた煮えくり返ってますね」と語っていた[39]。2018年に「近年お酒が残る時間が長くなっている気がして」いたことや、五郎が酒が飲めない設定であることから、飲酒をすっぱり止めて本人も「下戸で甘党」に変化している[40]。
- 本来はSeason3で辞めるはずだったが、年配のファンから「次はいつやるの?」と声を掛けられる事があり、続ける意義が残ったことと、自分が必要とされる機会であること、人間ドックでも異常がなかったことから継続になったと語っている[41]。役者と言う職業柄、体型維持の為に、朝は6kmの散歩、『テレビ体操』(NHK)を10分、腹筋ローラーを30往復こなしている[42]。食事は朝食がヨーグルトとサラダ[42]。2015年時点において、撮影のない昼食は、ご飯半膳、目玉焼き、サラダ[42]。夕食は日本酒で炭水化物を摂り、後は肴程度だった[42]。節制している訳でもないので、食べたい時には食べ、飲みたい時には飲むと語っていた[42]が、前述のとおり2018年に酒を止めてからは、家で牛乳と甘いものを食べたら眠くなり夜12時には布団に入るような生活に変化した[40]。
- 松重が美味しそうに食べる姿や、放送時間が深夜帯だったため「夜食テロ」と呼ばれた[43]。放送後には撮影に使われた店が混雑するため妻子を連れて行けないとインタビューに答えている。そのため、気に入った店については「放送前に妻と行って復習する」[37]。
出演
舞台
テレビドラマ
1990年代(テレビドラマ)
2000年代(テレビドラマ)
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年代(テレビドラマ)
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
- 足尾から来た女(1月18日・25日、NHK) - 日下部錠太郎 役
- 明日、ママがいない 第2話・第5話 - 第8話(1月22日・2月12日 - 3月5日、日本テレビ) - 川島剛志 役
- 死神くん(4月18日 - 6月20日、テレビ朝日) - 主任 役
- お家さん(5月9日、読売テレビ) - 本村勉 役
- 連続ドラマW トクソウ(5月11日 - 6月8日、WOWOW) - 三田村幸太郎 役
- 孤独のグルメ Season4(7月9日 - 9月24日 テレビ東京) - 井之頭五郎 役
- HERO 第2シリーズ(7月14日 - 9月22日、フジテレビ) - 川尻健三郎 役
- 連続ドラマW 東野圭吾「変身」 第4話 (8月17日、WOWOW) - 葉村春彦 役
- 連続ドラマW 罪人の嘘 (8月31日 - 9月28日、WOWOW) - 鴨下和哉 役
- 深夜食堂3(12月8日・12月22日、毎日放送) - 剣崎竜 役
- 女はそれを許さない (10月21日 - 12月23日、TBS) - 蝶野薫 役
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年代(テレビドラマ)
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
- 大川と小川の休日捜査(9月30日、テレビ東京) - 主演・大川勇治 役[88]
- 孤独のグルメ特別編 それぞれの孤独のグルメ(10月5日 - 12月20日、テレビ東京) - 主演・井之頭五郎 役[89]
- 孤独のグルメ2024大晦日スペシャル(仮題)(12月31日〈予定〉、テレビ東京) - 主演・井之頭五郎 役[90]
映画
1990年代(映画)
- 1992年
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- 1993年
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- 1994年
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- 1995年
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- 1996年
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- 1997年
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- 1998年
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- 1999年
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2000年代(映画)
- 2000年
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- 2001年
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- 2002年
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- 2003年
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- 2004年
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- 2005年
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- 2006年
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- 2007年
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- 2008年
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- 2009年
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2010年代(映画)
- 2010年
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- 2011年
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- 2012年
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- 2013年
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- 2014年
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- 2015年
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- 2016年
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- 2017年
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- 2018年
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- 2019年
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2020年代(映画)
- 2020年
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- 2021年
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- 2022年
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- 2023年
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- 2024年
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- 2025年
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オリジナルビデオ
テレビアニメ
劇場アニメ
吹き替え
ラジオ
バラエティ番組
ドキュメンタリー・紀行・教養番組
- ASIAN PASSION〜アジアを駆ける日本人〜(NHK九州沖縄ブロック) - ナレーション
- 英雄たちの選択(NHK BSプレミアム) - ナレーション
- NHKスペシャル(NHK総合)
- 沢木耕太郎推理ドキュメント 運命の一枚〜"戦場"写真 最大の謎に挑む〜(2013年2月3日) - 語り
- エネルギーの奔流(2014年5月24日) - 語り[127]
- 追跡 パラダイスペーパー 疑惑の資産隠しを暴け(2017年11月12日) - 語り
- 新・ドキュメント太平洋戦争[128]
- 「1941 第1回 開戦(前編)」(2021年12月4日) - 朗読[129]
- 「1941 第1回 開戦(後編)」(2021年12月5日) - 朗読[130]
- 新・ドキュメント太平洋戦争1943 国家総力の真実 前編(2023年8月12日) - 朗読
- 新・ドキュメント太平洋戦争1943 国家総力の真実 後編(2023年8月13日) - 朗読
- 日経スペシャル ガイアの夜明け(2014年4月15日、テレビ東京) - ナレーション
- 100分de名著「旧約聖書」(2014年5月7・14・21・28日、NHK Eテレ) - 朗読
- 昭和の選択(NHK BSプレミアム) - ナレーション
- 松重豊の人情紀行 美味しいブラジル2016(2016年7月17日、RKB毎日放送) - ナビゲーター
- 松重豊の大シベリア5000キロ〜日本人が知らない餃子ロード〜(2017年7月16日、RKB毎日放送、TBS系列5局ネット) - ナビゲーター[131]
- ドキュメンタリードラマスペシャル「リセット〜あの日、人生を変えた〜」(2019年6月2日、NHK BS1) - 語り
- 消えた戦国の城 白川郷の埋蔵金を追え!(2019年12月28日、テレビ愛知) - ナレーション[132]
- アニメ・イン・ザ・ダーク(2021年8月21日、NHK) - ナレーション
- SWITCHインタビュー 達人達(2021年11月27日、NHK) - 『dancyu』編集長である植野広生のリクエストによる対談[133][134]
- 池上彰と歩く謎解き日本地図(BSテレ東)
- 2022年3月25日「銀座と上野を歩く」
- 2022年12月25日「日本橋と新宿…孤独じゃないグルメも!」
- 2024年3月26日「松重豊と日本橋の海老天『金ぷら』に舌つづみ」
- ニッポンぶらり鉄道旅 (2023年4月24日 -、NHK BSプレミアム) - ナビゲーター(隠れ小鉄)
CM
ナレーションのみ
PV
著書
受賞歴
2008年
2010年
2013年
2014年
2018年
2023年
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
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