『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』は、2007年の日本映画。
セディックインターナショナルが製作し、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントの配給により、2007年9月15日に公開された異色の西部劇。PG12指定。第64回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。
本作は、黒澤明の『用心棒』をベースに、『用心棒』を『荒野の用心棒』として翻案したセルジオ・レオーネやクリント・イーストウッド、そしてマカロニ・ウェスタンを支えたセルジオ・コルブッチへのオマージュにあふれた作品である。他にも『クイック&デッド』などへのオマージュも見られる。
ストーリー
源氏と平家が雌雄を決した、壇ノ浦の戦いから数百年後。源氏と平家はすっかり落ちぶれてしまい、今は双方共にギャングに成り果ててしまっていた。白の源氏ギャングのリーダー源義経と、赤の平家ギャングのリーダー平清盛は、とある寒村に眠るといわれる宝をめぐって激しい対立を続けていた。そんなさなか、ひとりの凄腕ガンマンが現れる。彼をめぐっての対立が、やがて複雑な事態に進展する。
スタッフ
キャスト
使用言語
壇ノ浦の戦いから数百年後の日本という舞台設定であり、山形県鶴岡市などで撮影が行われたが、登場人物は一部のシーンを除いて全編英語で話しており、上映時にはこの事が話題となった。これは、『マカロニ・ウエスタン』の日本公開時に、イタリア語から英語に吹き替えられていたことへのオマージュでもある。
同時に日本語による吹替版が本編出演者の下制作され(クエンティン・タランティーノ扮するピリンゴの吹替のみ、監督の三池崇史自身が担当している)、東京・神保町シアターで限定公開された他[1]、ソフト化の際にも同時収録された。
DVD / BD
DVD版の発売元はセディックインターナショナル、販売元はジェネオンエンタテインメント。BD版の発売・販売元はソニー・ピクチャーズ エンタテインメント。なお、邦画作品でBDが発売された最初の作品である。本編音声はDVD / BD共に劇場上映版と日本語吹き替え版を収録。
- スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ スタンダード・エディション(1枚組、2008年2月6日発売)
- 映像特典
- 音声特典
- オーディオ・コメンタリー(監督・脚本:三池崇史×脚本翻訳:クリスチャン・ストームズ)
- スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ スペシャル・コレクターズ・エディション(3枚組、2008年2月6日発売)
- ディスク1:本編DVD(スタンダード・エディションと共通)
- ディスク2:特典DVD1
- メイキング:「湯田村に漂う三池組の魂」
- VFXメイキング:「SWD-VFX Ver.1.8」
- 武器メイキング:「SUKIYAKI Gun Guide」
- ロケ地ガイド:「続・湯田村への道〜スキヤキロケ地案内〜」
- ディスク3:特典DVD2
- 製作発表記者会見
- クランクアップ記者会見
- 完成披露試写会舞台挨拶
- ベネチア国際映画祭
- 公開初日舞台挨拶
- 未公開シーン集
- 平八とルリ子の朝
- 過去を語るルリ子
- 銃創を見る義経
- 弁慶の嘆き
- 静の葬儀
- マカロニ・ウエスタン予告篇集
- 荒野の用心棒
- 続・荒野の用心棒
- ガンマン無頼
- 情無用のジャンゴ
- 野獣暁に死す
- 殺しが静かにやって来る
- ミスター・ノーボディ
- 怒りの荒野(英語版予告篇 / イタリア語版予告篇)
- 荒野の1ドル銀貨(英語版予告篇 / イタリア語版予告篇)
- 続・荒野の1ドル銀貨(英語版予告篇 / イタリア語版予告篇)
- 盲目ガンマン(英語版予告篇 / イタリア語版予告篇)
- 封入特典
- 初回限定特典
- スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ Blu-ray(1枚組、2008年2月20日発売)
脚注
関連項目
外部リンク
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シリーズ |
岸和田少年愚連隊 |
- 岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇(1997年)
- 岸和田少年愚連隊 望郷(1998年)
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土竜の唄 |
- 土竜の唄 潜入捜査官REIJI (2014年)
- 土竜の唄 香港狂騒曲(2016年)
- 土竜の唄 FINAL(2021年)
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