たまむすび
『たまむすび』は、TBSラジオで2012年4月2日から2023年3月31日まで毎週月曜日 - 金曜日の13:00 - 15:30(JST)に生放送されていたバラエティワイド番組。 正式な番組名は、月曜日から木曜日は『赤江珠緒 たまむすび』、小林悠担当期の金曜日は『小林悠 たまむすび』、小林降板後の金曜日はパーソナリティの冠なしの『金曜たまむすび』。ただし赤江の産休期間中は月 - 金とも『たまむすび』。 概要番組タイトルは月曜日から木曜日のパーソナリティを務める赤江珠緒の「珠(たま)」から。赤江が出演しない金曜日は、本名が赤江祐一である玉(たま)袋筋太郎が出演する。 赤江が番組開始当初の午前中に担当していたテレビ朝日『情報満載ライブショー モーニングバード!』と異なる、ミスを連発したり恥ずかしいことを平気で言ったりするキャラクターにより、次第に人気が高まった。これにより、2013年6月の聴取率調査で同時間に放送されている文化放送の『大竹まこと ゴールデンラジオ!』と同率1位となり、2013年8月の聴取率調査で初の単独首位[1]となった。以降2014年4月の聴取率調査まで連続して単独首位[2][3]であった。2015年10月に再度単独首位[4]となり、以降は赤江の産休期間を除いて単独首位[5]であった[6]。 2013年11月にTBSラジオの社長賞を受賞した[7]。 2014年に第51回ギャラクシー賞のラジオ部門で、2013年4月18日に放送された「赤江珠緒 たまむすび」の『部活掛け声テレフォン』が優秀賞を受賞した[8][9]。 2016年2月4日に放送1,000回[10]、2018年1月5日に放送1,500回[11]、2019年12月10日に放送2,000回[12]、2021年11月15日に放送2,500回を迎えた。 2023年3月31日をもって最終回となった(詳細後述)。 出演特記のない人物は、出演当時TBSアナウンサー。 パーソナリティ
過去のパーソナリティ
代理パーソナリティ春風亭一之輔、阿部哲子、安東弘樹、ジェーン・スー以外は担当当時TBSアナウンサー[注 2]。
パートナー
過去のパートナー
代理パートナー
木曜日の週替わりパートナーピエール瀧が緊急降板した2019年3月14日から、木曜日の新パートナー登場前の同年8月1日までの約4カ月間。
ニュースデスク
過去のニュースデスク
出演者の変遷(太字は新たな出演者・変更点)
パーソナリティの交代番組開始時の金曜日は小林悠がパーソナリティで『小林悠 たまむすび』(こばやしはるか たまむすび)として放送。小林は休暇や取材に伴う欠席をはさみながら2016年2月19日放送分まで出演を続けた。2017年2月26日放送分で体調不良を理由に番組を欠席(代役は堀井美香)。3月4日放送分で自身の「健康上の理由」という名目でのTBS退社と同時に番組も降板することが発表され、前週に続いて代役を務めていた堀井からメッセージが読み上げられた[64]。この一件以後、金曜日は冠番組でなくなっている。 2017年2月16日放送回の冒頭で、月 - 木曜日パーソナリティの赤江が第1子の妊娠と、3月30日の1,300回目の放送で出演を休止することを発表した[65][66]。出産後も仕事を続ける予定だが番組への復帰は未定としていた[67]。後任は曜日ごとに日替わりでTBSアナウンサーが務め(火曜日のみ元職)、3月16日・20日 - 23日放送分の「ニュースたまむすB」でそれぞれの曜日の担当パーソナリティが発表された[68]。 その1年後、2018年2月5日放送回の冒頭で、4月2日放送回より赤江が当番組に復帰することと、金曜日以外の番組名も『赤江珠緒 たまむすび』に戻ることが発表された[69][70][71][72]。また2月8日の放送で、春に退社してフリーアナウンサーに転身する安東弘樹に代わって、外山惠理が木曜日から金曜日パーソナリティに異動することが発表された[73]。 2020年4月3日に赤江が喉の不調のため自宅から出演[74]。そして2020年4月12日にテレビ朝日内で新型コロナウイルス感染者が発生し[75]、同局社員の夫が高熱と味覚異常を訴え、13日にPCR検査結果待ちであると発表した[76]。このため赤江は同日から出演を見合わせた[77]が、16日の放送において夫が陽性だったことを発表[78]、また18日には赤江も陽性であることを番組ホームページで[79]公表[80]した。6月1日の放送で赤江の復帰が発表され、6月8日から復帰した[81]。4月13日から6月4日までは、原則として外山が赤江の代役として、「赤江珠緒たまむすび」として放送している月曜から木曜日も担当した[注 24]。 スタッフ
過去のスタッフ
テーマ曲
タイムテーブル●印のコーナーは「TBS RADIO podcasting954」でのポッドキャスト配信(2016年7月以降は「TBSラジオクラウド」に移行、2022年10月からは他プラットフォームでも配信)を実施している[注 27]。 番組終了時のコーナー☆印は『小島慶子 キラ☆キラ』から継続していたコーナー(変更があっての実質的な後継を含む)。
過去のコーナー
番組キャッチコピー
番組に関係する出来事
番組の終焉2023年1月12日のオープニングトークで赤江から、番組の3月いっぱいでの終了が公表された。当初の予定では2月ごろに番組終了を発表する予定だったものの、同日付の日刊スポーツで、同年3月いっぱいでの番組終了が報じられたこと[144]を受けて、急遽前倒しになってこの日の公表となった。赤江が子供と過ごす時間を確保するために帯番組である「たまむすび」を終了したいと申し出たことによるもので[145]、これにより番組は11年の歴史に幕を下ろすこととなった。2023年度からは、月 - 木曜に石山蓮華がパーソナリティを務める『こねくと』の放送がスタート。金曜は外山と玉袋が続投し、番組名を『金曜たまむすび』から『金曜ワイドラジオTOKYO えんがわ』に変更することで本番組の放送枠を継承することが、同年2月2日に発表された[146]。 同年3月29日、大吉から「赤江がいつでも戻ってこられる場所を作るため」「たまむすびの火を消さずにやっていく」として、ポッドキャスト番組『大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!』が4月からスタートすることが報告された[147]。 同年3月30日、『赤江珠緒たまむすび』として最後の放送を迎えた。この日TBS本社前の赤坂サカスには多くのリスナーが集まり、持参した垂れ幕で赤江を労う姿も見られた[148]。放送後には赤江と『こねくと』でパーソナリティを務める石山がその場に駆けつけ、集まったリスナーに向けてそれぞれあいさつをし、引き継ぎを行った[149]。翌31日の『金曜たまむすび』は翌週からの『えんがわ』に向けた新たな船出という意味を込め、日の出桟橋にあるシンフォニッククルーズからの全編生中継を行った。 番組終了の報道及び発表について、同時間帯に放送している裏番組のパーソナリティやTBS以外のラジオ局経営者からも異例のコメントが出された。
番組ノベルティ番組でメールやFAXが採用された人には、曜日ごとに色が異なるステッカーが提供され、全曜日集めると、別のノベルティがもらえる。歴代の品物はTシャツ→カセットテープ→ポーチ→お守り[155]。番組途中でステッカーのデザインが変更されているものの、5曜日分集めていればどの時期のステッカーでも可能。ステッカーは返却時、裏面にリスナーのハンコ職人が作った赤江の後ろ姿のスタンプが押印される。
公開放送
関連項目
脚注注釈
出典
外部リンク
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