日本農産工業
日本農産工業株式会社(にほんのうさんこうぎょう、Nosan Corporation)は、神奈川県横浜市に本社を置く、日本の飼料・食品メーカー。愛称「NOSAN」。 概要全国農業協同組合連合会(全農)系列に属さない、配合飼料の大手メーカー。 飼料以外の事業では、食品事業として、1976年に発売し、東八郎が出演したCMが人気となった鶏卵「ヨード卵・光」が広く知られる。後に、CMには渡辺えり子(現・渡辺えり)、Mr.オクレ、渡瀬恒彦、板東英二が起用されたが、2012年現在は放送されていない。 三菱商事系列であり、従前より筆頭株主として20%超の出資を受けていたが、2007年5月から6月にかけて三菱商事は株式公開買付けを行って日本農産工業の過半数の株式を取得し、三菱商事の連結子会社となる[2]。2009年12月に三菱商事の完全子会社となった。かつて、東京証券取引所、大阪証券取引所、名古屋証券取引所各市場第一部に上場していた。 2007年3月期の連結売上構成は、飼料事業78%、食品畜産事業12%、ペットフード・飼料添加物等(社内ではライフテック事業と呼称)9%、その他の事業1%となっている。 企業博物館として、茨城県つくば市の研究開発センター内に、和鶏(日本在来種のニワトリ)に関する博物館「和鶏館」を開いている。 沿革
事業所
主要事業
ヨード卵・光![]() 1976年に発売を開始した日本農産工業を代表するロングセラー商品である[3]。発売時は首都圏限定商品であったが、2020年現在、日本のスーパーマーケットの8割強で販売されているブランド卵である[4]。 元々飼料メーカーである日本農産工業が品質とおいしさにこだわる卵を作るために、鶏にトウモロコシ、大豆の油粕、魚粉や海藻の粉末など、栄養豊富で特殊なエサを与えている。また衛生面を考慮し隔離された場所で徹底した管理の下で飼育している。産卵された卵にはパッケージに「光」と書かれたシールを貼り、信頼と安全性をアピールしている[5]。 以前はテレビCMを放映し、たまごボーロ・卵酒などヨード卵・光を使った加工食品を複数展開していたが、2020年現在はCMの放映は行っておらず、加工食品は温泉たまご・マヨネーズ・フリーズドライのスープなど品数を絞っている[4]。CMには東八郎(額に「光マーク」を付けて出演)、渡辺えり子、Mr.オクレ、渡瀬恒彦、板東英二らが起用された[6]。 「ひかりん」という公式キャラクターがいる[4]。 不祥事・事件・トラブル関係会社2007年3月31日現在 連結子会社
持分法適用会社
提供テレビ番組
関連項目
脚注注釈・出典
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia