帰れま10「帰れま10」(かえれまテン)は、テレビ朝日系列で過去にレギュラー放送されていたバラエティ番組『もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!』の企画。2015年に番組が終了した後、単独番組を経て2018年より『帰れマンデー見っけ隊!!』内で不定期に放送または配信されている。 出演者MC出演回数の多いゲスト
概要ルール6人~8人程の芸人でロケ先の店舗(居酒屋、ファーストフード店、ファミレス、焼肉屋、コンビニなど)からご当地グルメ、サービスエリア、冷凍食品、カップ麺、スイーツ・お菓子での全メニューの中の人気メニューベスト10(上位10品)に何が入るか(ドリンク類は除外)を全員で予想して注文する。注文は演出上は1人ずつ行うことになっているが、実際には全員で多数決を取る、違う人(特にゲスト)の予想に乗っかるような形で決める場合も散見される。注文した品を全員で原則2人前食べた後、その品の実際の順位を発表し、上位10位以内なら正解、11位以下なら不正解となる。 これを繰り返し、ベスト10を全て当てれば完全制覇、その日のコーナーは終了となるがそれまでは何時間経っても誰一人家に帰れない[注 1]。なお、1度も間違えずにベスト10全てを当てることが出来れば賞金100万円獲得。もちろん途中で間違えると100万円チャレンジは終了[注 2]。 出演者にとってはここぞという時に正解する運や、間違えるリスクを負ってでも予想しにくい下位を狙うのかそれとも責任回避のためメジャーな品で上位を狙うのかというチキン度が試される企画である。 2時間以上の特番回では、ゴールデン移動前から不定期で、2つのチームが異なる店舗で同時に開始する対抗戦形式を行っている(注文品数の少なさではなく、ベスト10を早く当てるまでの時間を競う)。初期は「タカトシチーム」対「竹山チーム」の対戦カードで行っており、その時期は、第5戦から第11戦まで7連勝するなど、圧倒的に竹山チームの方が強かった。その後、竹山以外のゲストがリーダーのチームと対戦したり、タカトシがそれぞれチームキャプテンとして分かれて対戦を行っている。また、2013年12月2日の巨人ゲスト回では、別の日時に収録した楽天と擬似的に対戦した(この回では、注文品数の少なさで競った)。 歴史元々はネオバラエティ枠で放送されていた『もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!』で月1-2回の頻度で放送されていた。その後、同番組のゴールデンスペシャルの企画として3回選ばれ、2009年4月2日放送の春の特番は18.8%、続く2009年10月5日の秋の特番では16.6%、2009年11月23日の初の2時間スペシャルでは16.1%の高視聴率をあげ、更に小杉の着ボイスが最終的に37000件に到達(この功績によりブラマヨはテレビ朝日から表彰される)、「ヒ〜ハ〜Tシャツ」1,000枚が即座に完売し大盛況となる(その後、10,000枚が急遽追加販売されこちらも完売)など爆発的な人気を博し、2010年4月に『お試しかっ!』が月曜19時台の枠に移動してからは同番組の看板コーナーとしてほぼ毎回のように放送されるようになった[1]。 第1回目は居酒屋「和民」で行われたが、タイトルは「お試し!居酒屋王決定戦」で、まだタイトルに「帰れま10」は付いていなかった。2回目の「庄や」から「帰れま10」がタイトルに付いた。また、当初は「○○王決定戦」というサブタイトル(例えば居酒屋が舞台であれば、居酒屋王決定戦。カラオケボックスであればカラオケ王決定戦)が付いていた。 2015年1月26日をもって『お試しかっ!』が終了。この時は『帰れま10』の不定期特番としての継続は発表されていなかった。 2016年4月6日、『帰ってきた帰れま10 つるとんたん編』のタイトルで、特別番組が放送された(後述)[2]。以降、単独番組として不定期に放送または配信されている。 2016年10月2日からは、日曜10:00 - 11:45枠にて本コーナーの派生番組でありリニューアル版である『帰れまサンデー』(10:00 - 11:15枠)と『帰れまサンデープラス』(11:15 - 11:45枠)がスタートした[3]。2017年4月からは16:30 - 17:30のローカルセールス枠に変更となり、同時ネット以外の一部地域は遅れネットおよび非ネットに変更となった。また、10月からは『帰れまサンデー・見っけ隊』と改題、リニューアルされた。2018年4月からは『お試しかっ』が放送されていた月曜19:00 - 20:00枠に枠移動となり、『帰れマンデー見っけ隊!!』に再改題の上放送。この改題・枠移動に伴い、『帰れま10』は『帰れマンデー・見っけ隊!!』の一企画として放送されることになったのだが、枠移動初回時点では不定期特番として放送、その後は「帰れマンデー」の企画となっているが、SP放送の際は単体番組扱いになっており、実質不定期特番である。 →詳細は「帰れマンデー見っけ隊!!」を参照
エピソードタカトシは、この企画に参加したことのない芸人仲間(主にタカトシの先輩)に「10時間以上かかった、20品近く食べたなどの情報は盛って(実際より数字を過剰に発表する『演出』をして)るんでしょ?」という旨を聞かれる度に「ガチ(本当)です」と返答するという。ナインティナインや今田耕司もこの「盛ってるんでしょ?」と言っていた(今田に関してはプライベートでトシと呑む度に「帰れま10」に纏わる愚痴を聞いていた)らしいが、実際に参加して本当に20品前後の食事をすることになり、特に岡村隆史はCoCo壱番屋での「帰れま10」収録にてカレーを25品食べた後すぐに『ゴチになります!』の収録という過酷な食事スケジュールを取らされていた。また、勝俣州和はマネージャーにこの番組への出演をNGにするように言っていた。 最低でも平均5時間は掛かるため、事前に胃薬などが用意されているとのこと[1][4]。 当初は放送中にメニューを調べる目的で該当企業・店舗の公式サイトにアクセスが殺到するケースが多々あった事から、2011年4月18日の「なか卯」編より、データ放送でメニュー(とその時点での順位)を表示して負荷を軽減させている。 初の最下位的中はびっくりドンキー(2009年12月28日放送)で次長課長河本が注文した「十六穀米」(68品中68位)。最下位的中は、現在まで9回。数字での最低記録は、薄利多賣半兵ヱ(2017年2月6日放送)でトシが注文した「ウインナー串炊き」(180品中180位)[注 3]。 2013年1月21日放送分(合体2時間スペシャル)の『らあめん花月嵐』編で138回目のチャレンジにて、企画開始から4年4か月にして遂に初めてのパーフェクトを達成した[5][6]。以降、2021年9月現在までに7回パーフェクトを達成している(後述)。 収録は主に毎週木曜日深夜から金曜日未明・早朝にかけて行っている。これはナインティナイン岡村が「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送、金曜1:00-3:00)生放送中にオリエンタルラジオ藤森に電話をしたことから発覚した。他にも「関ジャニ∞横山裕・村上信五のレコメン!」にて、横山と村上が出演する際に文化放送での生放送(木曜22時 - 翌1時まで)終盤に先に参加している丸山から電話がきて金曜0時〜1時からスタートする事も判明している。また、週3回収録を行う場合もある。 なお、本番前には必ずエキストラによるシミュレーションが行われている[4]。 ベスト10を当てた際に流れるBGMは映画『Antz』の『The Big Shoe』(作曲:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ/ジョン・パウエル)。 主な用語
特別ルール
記録パーフェクト達成
経過時間ベスト3
経過時間ワースト3
食べた品数ワースト3
連敗記録ワースト3
1品目での100万円チャレンジ終了
逆MVP受賞回数初期の頃、コーナーの最後にその日1番足を引っ張った人を「逆MVP」として選んでいた。
各回リストパーフェクト達成回は太字で表記。 通常版2008年2008年
2009年2009年
2010年2010年
2011年2011年
2012年2012年
2013年2013年
2014年2014年
対抗戦対抗戦
太字は勝利チーム
ワケありボツメニュー研究所主にスペシャルで不定期に行われる企画。トシが司会となり、帰れま10の会場になっている店舗の没になったメニューが紹介され、没になった理由を支配人のタカとゲストがフィリップボードで解答する。タカは色々な扮装で登場しており、過去には豚系のキャラクター(2010年4月19日では、タカ乃鼻、同年6月21日ではイベ・リコ)、タカ越達也、アニマルタカ口、タカコ・デラックス、タカ下右京、栗タカ類などに扮していた。 派生系企画
パロディ
特別番組2016年4月6日に『帰ってきた帰れま10 つるとんたん編』(かえってきたかえれまテンつるとんたんへん)のタイトルでレギュラー番組終了後、初の特別番組として放送された。司会はレギュラー番組同様に、タカアンドトシが務める[11]。 また、同年4月17日にAbemaTVの開局特別番組として『帰ってきた帰れま10』がAbemaTVで生配信される予定だったが、平成28年熊本地震の影響により延期となり、結局7月17日に配信された。生配信は本番組が初となる[12]。 放送リスト(特別番組)
放送リスト(帰れマンデー見っけ隊!!)
派生番組
脚注注釈
出典
外部リンク |
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