ガレッジセール
ガレッジセール(Garage Sale)は、川田広樹とゴリからなるお笑いコンビである。吉本興業東京本社に所属。略称は「ガレッジ」。当初のコンビ名は「ガレージセール」。 メンバー
2008年9月ごろまで、二人の立ち位置は現在と左右逆だった。 略歴中学時代の同級生。中学3年の夏、川田が那覇市立松城中学校へ転校し、ゴリとクラスメイトになり出会う。 ゴリは役者志望だったが、日本大学芸術学部在学中、友人からの「面白いからお笑いやればいいのに」というひと言がきっかけでお笑い芸人を志し大学を中退。当時沖縄在住だった川田を誘いガレッジセールを結成する。 1995年、東京吉本総合学院(東京NSC)第1期生への入学を希望するが、すでに入学受付は終了していた。そんな折ゴリは、雑誌にて渋谷公園通り劇場の存在を知り「芸人にしてほしい」と申し入れるが、芸人養成はしていないと断られる。その後、「ボランティアスタッフ」を偶然見つけ、月曜から金曜まで1日15時間を劇場スタッフとして無給で働いた。無給で働く条件として「本番中だけ芸の勉強をしたい」と要求[4]。先輩芸人の芸を学びながら雑用や会場作り、客の呼び込みのほか、当時劇場で活躍していたココリコやロンドンブーツ1号2号ら芸人を楽屋からステージまで誘導していた。 ボランティアスタッフとなり数か月を経て初舞台を踏んだ。カルト芸人トーナメント『続・やけど温泉』での準優勝が認められ、渋谷公園通り劇場の第1号芸人となる。準優勝した映像は2007年の『メントレG』(フジテレビ系)で初公開された。 同期にはダイノジ[1]、おぎやはぎ[2]等がいる。芸歴は初舞台の時点からカウントされるため、東京NSC第1期生である品川庄司はガレッジセールを先輩として接している[2]。大阪NSCにおける13期と14期の間にあたり、同年デビューのブラックマヨネーズは数か月先輩なため、タメ口を交じえた敬語で会話する。 コンビ名は「ガレージセール(自宅車庫を即席の店舗にして、家の不用品を通行人に売る)のように、気軽に売り出せる笑いを」の思いを込め、渋谷公園通り劇場の作家が命名。当初は「ガレージセール」名義で活動するも、二人は「ガレージセール」の発音が不得手だった。そこで、”ガレージ”の長音符(ー)を促音(ッ)に変更したところ容易く発音できたため、現在の「ガレッジセール」となった。反抗の意味も含んでいる。不採用となった芸名に「さとうきび畑でつかまえて」「具志堅ようこそ」がある。 1997年10月から放送された『ロンブー荘青春記』(日本テレビ系)のレギュラーに抜擢。出演時の二人は川田・ゴリいずれも、“年齢は共に19歳”と年齢詐称していた。同番組内にて、田村淳は本名で活動する照屋に「ゴリ」とニックネームを付け、そのまま芸名として使用した。 『ポエム番長』(サンクチュアリ出版、マッコイ斎藤/監修 ピエール瀧/解説)でのマッコイのプロフィール欄には「マッコイ斎藤がゴリの名付け親」との記載がある。 その後、『森田一義アワー 笑っていいとも!』のレギュラーをつかみ、『ワンナイR&R』でのレギュラー出演により大ブレイクを果たす。「ゴリエ」「川ちゃん」という『ワンナイR&R』から生まれた2人のキャラクターが人気を集めた。以降も活躍し自身の冠番組を持つまでに成長。出身地の沖縄が舞台であるNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』へ2人で出演した。 2018年6月8日、川田が急性肺塞栓症のため休養することを発表[5]。 2018年12月、京都市交響楽団のオーケストラディスカバリーの司会を担当した。 エピソードゴリは身体能力と運動神経が傑出しており、鉄棒での大車輪や、ジャッキー・チェンを彷彿とさせるアクションをこなす。 川田はツッコミでありながら、たびたびボケるのだが、母親の天然ボケが要因のひとつである。バイクの運転が得意。 主なネタはショートコント。ルミネtheよしもとなどの舞台にて披露している。彼らの代表作は、ネタのブリッジでもある「エンダンス、エンダンス、エンダンス、エンダンス、エンダンス、ダンス、ダンス、ダンス、エンジョイプレイ」。テレビ等では2002年ごろまで頻繁に見られた、いわゆる持ちネタである。のちに2005年12月23日放送の『鶴の間』、2007年6月7日放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした』などで披露した。2009年3月24日の『ドリームライブ2009』にて、矢島美容室が会場リポーターだったガレッジセールに無茶振りし「エンジョイプレイ」を披露。同年9月7日の『しゃべくり007』では「エンジョイプレイ」とデビュー当時のネタを演じた。 幼少時代の佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)と共演している。 全国区となったきっかけの一つが『笑っていいとも!』である。1999年10月からの毎週火曜日、プリンプリン・やるせなす・ガレッジセールの3組が、週ごとに交代するかたちで毎週いずれか1組が出演。2000年9月、やるせなすが降板。2002年の3月までプリンプリンと隔週によるレギュラー出演。2002年の4月から単独で木曜日レギュラーとなる。以降は2009年9月まで10年間レギュラーを務めた。同番組における、吉本芸人では最長期間(準レギュラーの期間も含む)である。 活動初期から活躍し、ほぼ同期の次長課長、ブラックマヨネーズ、フットボールアワーなどが若手扱いだったころから、中堅のように認識されたが、近年は多数のレギュラー番組が終了して番組のゲスト出演や「ひな壇」の出演も増えた。 沖縄出身のミュージシャンによるイベント『琉球フェスティバル』にて毎年司会を務めている。同イベントでは酔った観客に泡盛を渡され、「芸人なら飲め」と一気飲みを強要されるなど、毎年酔い潰されている。出演者は「あんな飲ませ方はいい加減やめろ」と戒めるが、こうした行為が止む気配はない。本人たちは「僕らは芸人ですから」と必死に耐えている。 沖縄PRへの貢献などが認められ、2009年開催の沖縄国際映画祭にて『美ら島沖縄大使』に任命される。2月27日、沖縄県庁での認証式が行われた。 2009年8月28日放送の『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ系)では、ゴリが初監督を務めた長編映画『南の島のフリムン』をテーマにトークを展開。同作品の撮影秘話として、出演者であるボビー・オロゴンのエピソードを紹介した。ボビー曰く「英語が話せる」とのことだったがいざ撮影に入ると、”汚い英語”だったため相手に全く通じなかった。そのため、英会話スクールに通ってもらったという。また、映画タイトルにある“フリムン”は沖縄方言で馬鹿(アホ)を意味すると紹介した。 現在の出演番組ガレッジセール・ゴリのおきなわフチ歩き(琉球放送)2023年6月4日から第2シーズンスタート テレビ
過去の出演番組テレビ
ラジオ
ドラマ
ほか多数。 映画ほか多数。 CM
PV
CDガレッジセール 名義
Gaphia名義 GALAY名義
ゴリエ(Gorie with Jasmine & Joann)名義
BEGIN with アホナスターズ 名義
沖縄サンゴオールスターズ with ガレッジセール 名義
舞台
DVD
脚注
関連項目
外部リンク |