2024年オーストリアグランプリ
2024年オーストリアグランプリ(英: 2024 Austrian Grand Prix、正式名称: Formula 1 Qatar Airways Austrian Grand Prix 2024[1])は、2024年のF1世界選手権第11戦として、2024年6月30日にレッドブル・リンクで開催された。 背景
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フリー走行FP1の順位
スプリント予選2024年6月28日 16:30 CEST(UTC+2) (特記のない出典: [10])
マックス・フェルスタッペンがSQ1からSQ3の全セッションでトップタイムを記録し、ポールポジションを獲得した。ランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢がフェルスタッペンに続いた。SQ3は全車一発勝負[注 1]でタイムアタックに臨んだが、シャルル・ルクレールはピットアウトする際にエンジンが停止した影響でタイムアタックに間に合わず10番手となった。角田裕毅はSQ1の最終アタックでスピンを喫するも15番手でSQ1を通過したが、そのスピンによりフロアに応急処理が施されたSQ2は14番手に終わった。 スプリント予選の結果
スプリント2024年6月29日 12:00 CEST(UTC+2) (特記のない出典: [16])
マックス・フェルスタッペンがマクラーレン勢の追撃をかわし、独走でスプリントを制した。 ターン1でカメラマンがバリアの後ろに立っていたため、安全上のリスクになるということでフォーメーションラップがやり直しとなり、当初予定の24周から1周少ない23周に減らされた。 スタート直後にオスカー・ピアストリがチームメイトのランド・ノリスに仕掛けるも順位は変わらず、ノリスは首位フェルスタッペンに対し再三オーバーテイクを仕掛け、5周目のターン3でインに入ってフェルスタッペンをパスするが、フェルスタッペンはターン4ですぐに首位を奪い返した。このバトルの間隙をついてピアストリがノリスを抜いて2位に浮上し、以後はフェルスタッペンがピアストリ以下を突き放して独走した。 ニコ・ヒュルケンベルグは21周目にフェルナンド・アロンソとのバトルの際にアロンソをコース外へ押し出した行為が審議の対象となり、レース後に10秒のタイムペナルティが科されて19位に降格した[18]。 スプリントの結果
予選2024年6月29日 16:00 CEST(UTC+2) (特記のない出典: [22])
マックス・フェルスタッペンが2番手のランド・ノリスに0.404秒の大差を付けて通算40回目、オーストリアGPでは4年連続[注 2]でポールポジションを獲得した。 オスカー・ピアストリは最後のアタックで3番手タイムをマークしたが、トラックリミット違反で抹消され7番手に降着し、代わってジョージ・ラッセルが3番手を得た。以下、カルロス・サインツ、ルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレール、ピアストリ、セルジオ・ペレスが続いた。 RB勢はダニエル・リカルドがQ3進出にわずか0.015秒届かず11番手、角田裕毅は14番手でともにQ2で敗退した。 予選結果
決勝2024年6月30日 15:00 CEST(UTC+2) (特記のない出典: [28])
首位を争うマックス・フェルスタッペンとランド・ノリスがバトルの末に接触して優勝戦線から脱落し、代わって首位に立ったジョージ・ラッセルが2022年のサンパウロGP以来2年ぶりとなる2勝目を挙げた。メルセデスチームにとっても同GP以来2年ぶりの優勝となった。 スタート直後にシャルル・ルクレールとオスカー・ピアストリが接触。ルクレールはフロントウィングの破損によってピットインを強いられたことで、早々と上位争いから脱落した。 フェルスタッペンは順調に首位を走行していたが、1回目のピットストップでアンセーフリリースの疑いがかけられたもののお咎めなしとなった。しかし、51周目に2回目のピットストップを行った際タイヤ交換に手間取り、ピットインのタイミングを合わせたノリスがフェルスタッペンとの差を一気に詰め、ここからフェルスタッペンとノリスのバトルが始まった。ノリスは再三フェルスタッペンにオーバーテイクを仕掛けていくもフェルスタッペンがなんとか踏みとどまる状態が続いたが、64周目のターン3でノリスがアウト側から抜きにかかった際に両者ともに接触し、互いにタイヤがパンクしてしまった。その間隙を縫ってラッセルが首位に立ち、優勝をもぎ取った。 ピアストリが2位、カルロス・サインツが3位となり表彰台を獲得した。フェルスタッペンは接触により10秒ペナルティが科せられたものの5位フィニッシュ、対してノリスは接触のダメージが大きくリタイアした(20位・完走扱い)。ハースはニコ・ヒュルケンベルグがセルジオ・ペレスを最後まで抑えきって6位、ケビン・マグヌッセンが8位でダブル入賞を果たし、RBのダニエル・リカルドが9位入賞。チームメイトの角田裕毅は14位に終わった。なお、ファステストラップはフェルナンド・アロンソが記録したが、入賞圏外の18位でフィニッシュしたためポイントの対象にはならない[29]。 レース結果
達成された主な記録(特記のない出典: [39])
第11戦終了時点のランキング
脚注注釈
出典
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