敦賀バイパス敦賀バイパス(つるがバイパス)は、福井県敦賀市田結(たい)から同市小河口(おごぐち)に至る[1]、国道8号のバイパス道路である。並行区間の従前の現道は国道8号指定区間のままであるものの本バイパス全区間の供用開始時に旧道へ、本区間が新道から現道へとそれぞれ指定替えされている。 本項目では、敦賀バイパス北部で事業を進めている敦賀防災(つるがぼうさい)についても記載する。 概要敦賀市内を通る国道8号のうち、敦賀駅に近い気比神宮交差点 - 白銀交差点の区間は4車線であるものの、その他は2車線であり、道路幅も狭かった。そういった市街地への交通集中の解消と、北陸自動車道へのアクセスのために整備されたバイパス道路である。 1996年(平成8年)には敦賀港における国内主要航路である北海道とを結ぶフェリー埠頭が市街地から北へ離れた鞠山に移転し、そのアクセス道路として田結-余座が開通した。これによって敦賀港と敦賀ICはほぼ信号機のある交差点を通らずに往来することが可能になった。 また、国道8号と国道27号金山バイパスが交差する岡山1丁目交差点で、特に国道8号と国道161号が重複する京都・米原方面から金山バイパスを経て敦賀バイパスへ向かう車両の混雑が激しかったため[要出典]、坂ノ下 - 小河口が整備され2008年(平成20年)11月15日に供用開始、敦賀バイパスは全線開通した。600 km近くに及ぶ国道8号の現道ルートのうち、最後まで鉄道との平面交差部として残存していた名敦国道踏切(JR西日本・小浜線と交差)も、これにより旧道区間となった。なお、バイパス全区間開通後、交通量が著しく減少した先の旧道4車線区間は歩道を拡幅し、2車線へと再整備されている。 敦賀駅東交差点、並びに吉河交差点以外に信号機はなく、立体交差となっている。また、余座 - 坂ノ下は4車線で供用され、田結 - 余座、坂ノ下 - 小河口は暫定2車線であるが4車線の計画となっている。なお、小河口から疋田(国道8号米原・京都方面と、国道161号京都方面の交点)までの間は4車線への拡幅が完了している。 樫曲トンネルと田結トンネルの間は、中池見湿地の際を通っている。 道路諸元
歴史
交差する道路
バイパスの位置関係(新潟方面) 敦賀防災 - 敦賀バイパス - (現道) - 塩津バイパス (京都方面) 敦賀防災敦賀防災(つるがぼうさい)は、福井県敦賀市挙野(あげの)から同市田結に至る[4][5][6]、国道8号の道路改良事業である。 事業対象となっている区間は、海岸線に沿って幅員が狭く勾配があることから、この事業は山側にトンネルを新設してカーブや勾配を緩やかに改善させるものである[5][6]。 道路諸元
歴史脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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