上湧別駅
上湧別駅(かみゆうべつえき)は、かつて北海道(網走支庁)紋別郡上湧別町字屯田市街地(現・湧別町上湧別屯田市街地)に設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲122125[2]。 歴史1980年(昭和55年)まで運行されていた、急行「天都」の停車駅であった。
駅名の由来所在地名より。湧別川の上流に位置しているために「上」を冠する[3][6]。 駅構造廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の西側(遠軽方面に向かって右手側)に存在した[7]。かつては千鳥状に設置された2面2線の単式ホームを有する、列車交換可能な交換駅であった。1983年(昭和58年)時点では、使われなくなった対向ホーム側の1線は、交換設備運用廃止後も遠軽方の転轍機は維持され側線として残っていた[7]。ホーム前後の線路は、転轍機の名残で湾曲していた[7]。 無人駅となっていたが、有人駅時代の駅舎が残っていた。駅舎は構内の西側に位置し、ホーム北側に接していた[7]。 利用状況乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
駅周辺旧上湧別町の中心地にあった[9]。
駅跡2001年(平成13年)時点で駅跡地は整地され、駅があった痕跡は残っておらず、駅跡の一部には町営住宅が建築されていた[10]。2011年(平成23年)時点でも同様で、更地になっていたが、附近の道路には上湧別駅前通りの名が残り、駅前にあった倉庫群も残存して駅前の雰囲気は残っていた[11]。 隣の駅脚注
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