湧別駅
湧別駅(ゆうべつえき)は、かつて北海道(網走支庁)紋別郡湧別町栄町にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線(支線)の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲122141[2]。 歴史中湧別駅から分岐する支線の終着駅であった。この支線は湧網線の運行当時平行するバス路線は10本程度あったものの、1962年(昭和37年)から旅客列車が朝夕の2往復しかなく、国鉄時代には清水港線(1往復/日、1984年廃止)に次いで旅客列車の少ない区間であった。しかしながら1986年(昭和61年)11月1日国鉄ダイヤ改正まで駅員配置、その後廃止時まで簡易委託駅であった。 年表
駅名の由来開業当初、湧別川の下流に位置することから「下湧別」と命名されたが、所在する下湧別村が1953年(昭和28年)に町制施行し名称を湧別町と改めたため、翌年に駅名も改称された[6]。 駅構造もともと、旅客用の単式ホーム1面1線(有効長50 m[7])に加え、貨物用の側線を2線(駅舎側から1、2、3番線)、1番線の延長上から遠軽方に戻る形で駅舎側に分岐し駅舎北側の貨物ホーム(有効長30 m[7])に至る側線を1線を有する配線であり、1975年(昭和50年)3月時点ではこの形態であった[7]。 しかし、貨物用の側線はいずれも1981年(昭和56年)3月時点までには撤去されており[7]、廃止時点では前述の旅客用単式ホーム1面1線のみの棒線駅となっていた[8]。 駅舎とホームは構内の北西側(湧別方面に向かって左手側)に位置し、通路で連絡した[8]。駅舎は開業当初からの木造平屋建ての建物であった[7][9]。 簡易委託駅時代は、駅前のハイヤー会社で乗車券販売が行われており、駅スタンプも設置されていた[10]。 利用状況乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
駅周辺
バス路線駅跡駅跡地には遠軽地区広域組合消防署湧別出張所及び湧別町文化センターさざ波が建設されており[12]、消防署前の歩道には「湧別駅の跡」の記念碑が建立されている[13]。
隣の駅
脚注
関連項目外部リンク
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