炎の体育会TV
『炎の体育会TV』(ほのおのたいいくかいティーヴィー)は、2011年10月10日から2023年3月18日まで、TBS系列で放送されていたスポーツバラエティ番組である[1]。 2017年10月から番組終了までの放送時間は、毎週土曜日の19:00 - 20:00(JST)。 概要開始当初は、スポーツの経験のある男性お笑い芸人が女性プロスポーツ選手と、ハンディキャップや変則ルールを設けてスポーツで対決する。スタジオでは数名のゲストパネラーが、その勝敗を予想する。 過去に2011年1月11日の21:00 - 22:48枠と、同年7月3日の19:00 - 22:24枠で『美女アスリート総出演 炎の体育会TV2011』と題し特別番組として放送されてきたが、同年10月10日より『世紀のワイドショー!ザ・今夜はヒストリー』の枠移動による後番組扱いで月曜19時台でレギュラー放送化されることが同年8月31日に決定した。 またTBSでのスポーツバラエティ番組は『黄金筋肉(ゴールデンマッスル)』以来、約7年ぶりに設置される。更にTBSの月曜19時枠は、前番組『ザ・今夜はヒストリー』の様に関口宏が司会を担当する番組が放送されており、関口司会の番組が放送されないのは2009年4月 - 2010年3月放送の『総力報道!THE NEWS』(平日帯)を除けば、1979年3月までの『YKKアワー キックボクシング中継』(前半)と『ブラザー劇場 コメットさん(第2作)』(後半)以来、実に32年半振りである。 2012年のアジア・テレビジョン・アワードの一般エンターテインメント部門最優秀作品賞を受賞。 キャッチコピーは「勝てんのか!?」。 レギュラー版初回となった2011年10月10日の放送は、放送時間を30分拡大・前倒しして18:30 - 19:55から放送。夕方のニュース番組(『Nスタ』など)は30分繰り上げて放送された。 2012年10月改編より、当枠に『私の何がイケないの?』が放送される上、水曜19時台に設定されていた1時間分のローカルセールス枠も当枠へと移行してくる[2]ため、同年10月13日放送分より、土曜19時台に移動した[3]。『筋肉番付』とその後続である『体育王国』以来、TBSのこの時間帯に9年ぶりにスポーツバラエティ番組が復活することとなった。 土曜19時台移行にともない、大幅にリニューアル。パネラーによる勝敗の予想は無くなり、一部競技には「ファイトマネー」(賞金)を賭けられ、勝利すればプロアマ問わず獲得できる。また参加者が女性アスリートVS男性お笑い芸人限定から、老若男女様々な一般人・芸能人・有名人・アスリート参加型となり、競技自体も集中力、忍耐力など、様々な能力を競うゲーム企画が数多く導入される。その中には、前身である筋肉番付シリーズの競技を復活させたものも含まれる。 また月曜時代は、当時直後の20時枠に『パナソニック ドラマシアター』が編成されている関係上、2時間SPは年末年始や改編期程度しか行わなかったが、土曜時代に入ってからは頻繁に行う様になり、特に2013年以降は大半が20時台番組の『ネプの超法則!!』→『ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』との交互放送による2時間SPとなっている。 2013年9月28日に放送され、当番組MCの今田が総合司会を務める改編期特番『オールスター感謝祭'13秋芸能界No.1チーム決定戦!』では、この回チーム対抗戦として行われ(2015年秋もチーム対抗戦)、当番組出演者(上田竜也(KAT-TUN)、武井壮、狩野英孝、山田親太朗[注釈 2])による「炎の体育会TVチーム」が計178問10:05.07で優勝した。個人MVPも、当番組出演者である岡田圭右が53問2:34.96で受賞した[注釈 3]。 2014年4月より、直前番組『もうすぐ炎の体育会TV』[注釈 4]の開始時刻が18:56:30から18:59:00に変更、55秒で放送内容を紹介した後、5秒の提供クレジットを挟んで、直ぐさま本編開始となった(準ステブレレス)。そして同年10月からは『もうすぐ〜』の開始時刻が18:58:30に繰り上がり、放送時間も85秒に拡大、更に2015年4月11日放送の3時間SPからは『もうすぐ〜』の開始時刻が18:56:00に変更、放送時間も235秒(3分55秒)に拡大された[注釈 5][注釈 6]。 2013年より、毎年1年の初めの放送は曜日に関係なく、元日(1月1日)に「年またぎスポーツ祭り」と題した大晦日(12月31日)夕方から元日にまたいで放送される長時間テレソンのフィナーレ番組として長時間スペシャルが放送されている(概ね16時からの5時間だが、前半部についてはローカルセールス枠、後半はネットワークセールスとなっている)。 2015年8月8日放送分は、20時台の『ジョブチューン』と共に、2013年10月26日放送分以来約2年振りの1時間・2体制放送となった。その後は次の日が『ジョブチューン』との2体制となっている。
また5月7日も1時間放送だが、これは『ジョブチューン』の2時間SPが19:56 - 21:54の変則体制のため。 2016年に入ってからは一連のVSアスリート企画やレギュラーメンバーの競技挑戦ドキュメントを「芸能人が本気で部活動!」と銘打ち、番組で結成した「体育会○○部」がシーズン制で戦う企画と、アスリートがオリジナル競技に挑む企画の二本立て構成になった。この「部活動!」では負けが込んだ場合「廃部」と銘打ってメンバーが大幅に変わることが多い。また10月15日放送分の2時間SPから『もうすぐ〜』の開始時刻が18:55:00に変更、放送時間も295秒(4分55秒)に拡大されたが、2017年4月16日放送分の2時間SPからは元の18:56:00開始・235秒放送に戻された[注釈 5]。また2017年4月29日の2時間SPと同年5月13日の2時間SPは、20:54の『JNNフラッシュニュース』を内包して21:00まで放送(6分延長)し、直後の『日立 世界・ふしぎ発見!』とはステブレレス接続となった(その後も不定期ステブレレス)。 2017年10月からは、TBSのゴールデンタイム・プライムタイムのレギュラー番組の正時スタート化に伴って4分拡大し、19:00 - 20:00の放送となる[4]。 2019年4月より『JNNフラッシュニュース』の土曜放送分が廃止され、『ジョブチューン』が「4分延長・『ふしぎ発見』との接続を毎回ステブレレス」に変更したため、当番組の2時間SPも21:00まで延長、『ふしぎ発見!』との接続も毎回ステブレレスに変更した。 2019年7月19日、レギュラー出演していた雨上がり決死隊(当時)の宮迫博之の降板を発表した。同日、吉本興業が宮迫との契約を解消したことを受けての決定となる[5]。 2019年10月5日放送分は2016年12月3日以来1036日振りの1時間放送(20時終了では初)だが、この日は20:00 - 21:54に『変装かくれんぼ ハイド&シーク』が編成されたため[6]、『ジョブチューン』との2体制は未だに行っていない。 2020年4月4日は、当初『オールスター感謝祭2020春』を18:25 - 23:48に生放送するため本番組は休止予定だったが、『感謝祭』が新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から企画内容・演出の大幅な変更に伴い、放送開始を20:00からに短縮(放送終了は予定通り23:48)することになったため、空白枠となった18:25 - 20:00に本番組をレギュラー復帰並びに30分拡大した上で急遽編成されることになった[7]。しかし、『感謝祭』本編については東京都からパンデミックの恐れが続いているなど重大局面であるとの見解が示されていることなどを受けて、放送を延期する事が同年4月1日未明に発表された。このため、本番組を更に60分(合計90分)拡大した上で18:25 - 21:00に放送した[8]。 2021年4月10日から『もうすぐ炎の体育会TV』の放送枠が18:51 - 19:00に拡大、この拡大に伴い、『もうすぐ』枠の1分間前CMが廃止され、18:51きっかりに開始、そして直前ミニ番組(関東では『ウィークエンドウェザー』)との接続はステブレレスに変更、『もうすぐ』枠の構成も次の様に変更された。これは『ジョブチューン』拡大版や他の特別番組でも同じ。尚、CBCテレビは引き続き18:55飛び乗りになっている。 2022年12月、本番組が2023年3月末を以て放送開始より11年半の歴史に終止符を打つ方向であることが明らかになった[9]。なお、レギュラー放送終了後も引き続きスペシャル特番で放送される予定。 出演者表記がない人物は出演当時、TBSアナウンサー。 パーソナリティー基本的にはスタジオで進行を務める。 レギュラー出演者
コーナー進行不定期出演。 実況いずれも不定期出演。 過去の出演者
進行アナウンサー実況いずれもTBSアナウンサーで不定期出演。 競技
格闘技かつてはスタジオにセットやリングを設営して行われていた。主な出場者を併記する。
格闘技以外の芸人VSアスリート競技こちらの競技はVTRで行う。
森脇健児がキャプテンを務めていた。
2013年5月18日放送分ではハンデなし(ハードルが両者10個)で行われた。
マスク・ド・アスリート通常の対決と同じ。ただしアスリート側は覆面を被って正体を隠しており、挑戦者側が勝てばその覆面を剥ぎ正体を見ることができる(現在は、勝敗に関係なく対戦終了後に正体を明かしている)。BGMは「スカイ・ハイ」(2016年秋以降は「前前前世」、2020年から科学忍者隊ガッチャマンの主題歌「ガッチャマンの歌」の替え歌[注釈 8]。)種目は、野球の投手となり往年の名打者を三振に抑える「マスク・ド・スラッガー」、陸上短距離走で対戦する「マスク・ド・スプリンター」、ボクシングの「マスク・ド・ボクサー」など。開始当初は各スポーツ経験者の芸能人が対戦していたが、現在は将来を有望視されている小・中学生、高校生[注釈 9]アスリートと対戦している。 それ以外の競技
過去の競技1年以上行われていない競技を主に記述。
100秒チャレンジシリーズ
競技以外の企画
ネット局と放送時間
スタッフ(2022年4月以降)
過去のスタッフ
復活特番
魂の文化系TV第1回は2014年6月21日 15:00 - 16:30、第2回は同年11月5日 19:56 - 21:54(「水トク!」枠)に放送。スポーツメインの『体育会TV』とは相対し、頭脳系競技やゲームでプロと芸能人が競うという内容。司会は東野幸治とタカアンドトシ、実況アナウンサーは辻よしなり(フリーアナウンサー)。
ミニ番組週刊!炎の体育会TV月曜時代、TBSに限り本番組終了後の19:57 - 19:59(番組表上は、19:55 - 20:00)に放送。 『世紀のワイドショー! ザ・今夜はヒストリー』の直後に放送されていた『歴史天国!』の枠をそのまま引き継いだもの。スポンサーも引き続きFJネクストの一社提供であったが、土曜移動を機に終了した。 脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
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