シンガポール・スリング
シンガポール・スリング(Singapore Sling)は、ジンベースのカクテル。 概要その名の通り、シンガポール生まれの名カクテルである[3]。サマセット・モームがシンガポールの夕焼けを「東洋の神秘」と称えたことに因んで考案された[4]。 1915年にシンガポールのラッフルズ・ホテルのロングバーのチーフバーテンダーであった厳崇文(嚴崇文、Ngiam Tong Boon)が最初に作ったのが始まりである[3][5]。当初のレシピは後述(#ラッフルズ・ホテルでのレシピ)のように複雑なものであったが、ロンドンのサヴォイ・ホテルでチーフ・バーテンダーだったハリー・クラドックがレシピの簡素化を行い、1930年に刊行された『サヴォイ・カクテルブック』に収録したことで、世界的に広まった[3]。 なお、シンガポール・スリングのスリング(Sling)とは、ドイツ語のSchlingen(飲み込む)からきていると言われ、スピリッツに甘みと酸味を加えて水で割った飲み物。他にもジン・スリング、ウォッカ・スリングなどがある。このシンガポール・スリングも、本来そのバリエーションの一つである。2015年、100周年を迎えた。 レシピ一般的なレシピ一般的に普及しているレシピを以下に挙げる[3]。
ラッフルズ・ホテルでのレシピ当初のレシピを以下に挙げる[3][4][6]。レシピは長らく門外不出とされ、非公開であった[5]。
出典
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