MONSTER baSH
MONSTER baSH(モンスターバッシュ)は、香川県で開催されている中四国最大規模の野外音楽イベント(ロック・フェスティバル)である。通称「モンバス」[1]。国営讃岐まんのう公園で2日間に渡り行われている。 概要MONSTER baSHは、四国初の本格野外ロックフェスとして2000年にスタートした。初年度の観客動員数は約5000人[2]。 2002年より会場を移した国営讃岐まんのう公園では、2003年から現在まで「空海」「龍神」というメイン2ステージ制を取っており、モンバスが全国的に認知されるようになったのもこの形態を採用してからである。他フェスと一線を画すこの2ステージ制では、一つの会場で両方のステージを堪能することが可能、つまり、モンバスに参加すれば必然的に「空海」「龍神」ステージの出演者を全て見ることができる。また、メイン会場となる芝生広場は、緩やかなすり鉢状になっていて、屋外にいながらまるでスタジアムのような雰囲気が感じられる。 2012年にはメイン会場の芝生広場から少し離れた静かな場所に『STAGE茶堂』が設けられ[3]、アコースティック中心のゆったりした音楽も楽しめるステージが登場した。また、メインステージにあるスタンディングゾーンの後方の傾斜には、持参したシートやパラソルを設置することが可能なシートゾーンとパラソルゾーンが存在し、座ったままでもフェスを十分に楽しめる配慮がなされている。 2013年10月26日には、NHK総合で「しこく8『熱狂!MONSTER baSH2013~4万人が“跳んだ”2日間~』」と題した番組が全国放送されたが、もともとは四国4県ローカルで9月6日に放送されたものが多くの反響を受けて全国放送となったものである[4]。 2014年に開催15周年を迎え、会場は新たに『MONSTER CIRCUS』を加えた4会場となった。来場者数は約5万人と見込まれ[5]、開始からの累計入場者は50万人を超えた[6]。10月12日には、NHK-BSプレミアムで「熱狂ライブ! MONSTER baSH 2014」と題する特集番組が放送され[7]、12月26日には同番組がNHK総合で四国4県に再放送された[8]。 2015年も前年同様4会場での開催となり、約5万人が入場した[9]。9月27日には、これも前年同様、NHK-BSプレミアムで「熱狂ライブ! MONSTER baSH 2015」と題する特集番組が放送され[10]、12月25日には同番組がNHK総合で四国4県に再放送された[11]。 2016年も前年同様4会場での開催となり、約5万人が入場した[12]。9月24日には、「熱狂ライブ!MONSTER baSH2016」と題する特集番組がNHK総合で香川県内で放送された[13] また、10月31日には、「熱狂ライブ!MONSTER baSH2016」と題する特集番組がNHK総合で四国内で再放送された[14] 2017年は新たに『MONSTER CIRCUS+』を加えた5会場での開催となり、過去最多となる71組のアーティストが出演し来場者数は約5万人の見込み。[15] また、9月23日には、NHK-BSプレミアムで「熱狂ライブ! MONSTER baSH 2017」と題する特集番組が放送された[16]。 2019年は、20周年記念として、芝生エリアのステージ名称が第2回開催時に使用した名称を使用し空海がRED baSH、龍神がWHITE baSHとし同規模の2ステージとなり5会場で開催。60組のアーティストが出演し8月24日、25日に開催された[17]。 2020年・2021年は、新型コロナウイルスの影響により、2年連続で中止となった[18][19]。2021年9月19日には、「MONSTERbaSH onTV~Special Edition~」と題する過去の映像を編集した特集番組がNHK総合で四国域内と岡山県域で放送された[20]。その後2022年に、感染防止対策を入念に行い3年ぶりに開催[21]。 会場
交通アクセス2015年の会場への交通アクセスは、JR高松駅(所要時間約60分)、琴平観光センター跡地(所要時間約25分)、ことでん岡田駅(所要時間約15分)から開催期間中に臨時の有料シャトルバスを運行している。また、自家用車の場合は、会場の国営讃岐まんのう公園には直接入れない(渋滞対策のため)ので周辺のニューレオマワールド臨時駐車場(会場までシャトルバス)またはかりんの丘公園東側広場臨時駐車場(会場まで徒歩約25分)を利用することになるが、いずれも有料で事前予約が必要[26][27]。 出演者2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年MONSTER baSH 2007[28]。
2008年MONSTER baSH 2008[29]。
2009年MONSTER baSH 2009[30]。
2010年MONSTER baSH 2010[31]。
2011年MONSTER baSH 2011[32]。この年からプロデューサーを定家崇嗣(デューク)に交代[33]。
2012年MONSTER baSH 2012[34]。
2013年MONSTER baSH 2013[35]。24・25日とも天候は雨。
2014年MONSTER baSH 2014[36]。23日天候曇り、24日天候は曇り一時雨。
2015年MONSTER baSH 2015[37]。Dragon AshのKjこと降谷建志がソロアーティストとして夏フェスに出演する最初のステージとなった[38]。22・23日とも天候は晴れ。
2016年MONSTER baSH 2016[39]。17回目となり過去最多の57組が出演[40]。20・21日とも天候は晴れ。
2017年MONSTER baSH 2017[41]。18回目となり過去最多の71組が出演。今回、出演者2組(マカロニえんぴつ、THEMAYTH)をオーディションで決定[42]。19・20日とも天候は晴れ。
2018年MONSTER baSH 2018[43]。19回目となり65組が出演。当初18日に出演する予定のThe BONEZはJESSEが病気のため療養とリハビリに専念することになり8月9日にキャンセルを発表した[44]。18・19日とも天候は晴れ。
2019年MONSTER baSH 2019[46]。20回目となり60組が出演。24日の天候は曇り時々雨、25日の天候は曇り。
2020年(中止)MONSTER baSH 2020と題して、8月22日と23日の2日間開催の予定だったが、6月9日付で中止となった。主催の株式会社デュークは、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の解除後も日常が戻ってきたとは言えない状況で、「開催に踏み切るには『お客様』『アーティスト』『スタッフ』『関係者』の安全面・運営面でクリアしないといけない課題がとてもたくさんあり、中止を決断させて頂きました」と説明している[18]。 以下、出演が決まっていたアーティスト。
2021年(中止)MONSTER baSH 2021と題して、8月21日と22日、28日の3日間開催の予定だったが、8月17日付で中止となった。主催の株式会社デュークは、開催中止の理由について「香川県知事より開催を実施しないようにとの要請を受け、中止を余儀なくされました」と説明。同社は県からの要請を受け、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置の対象区域の在住者を来場させないよう、対象区域のチケット購入者には払い戻しの案内を行ってきた。しかし「開催当日は入場口で来場者全員の居住者を確実に確認するように」との要請が追加され、密を作ってしまうことや終演時間への影響、交通機関との連携を考慮すると不可能であると返答したところ、8月17日付で開催中止の要請があったという[19]。空海と龍神の2ステージで、1日13組、計39組が出演する予定だった。 その後8月26日にクラウドファンディングプロジェクトを開始。集められた資金は中止による経費や次回の開催準備のために使用される[47]。
2022年MONSTER baSH 2022と題して、8月20日・21日の日程で3年ぶりに開催。 21日のタイムテーブルは、当日の天候により全て15分遅れとなった。中でもCreepy NutsはR-指定の遅刻によりライブが更に15分遅延した[48]。これにより以降のMONSTER CIRCUSのタイムテーブルが30分遅れとなった。 21日出演の「Taku Muramatsu four color sessions」は村松拓(Nothing's Carved In Stone)の特別セッション企画。ゲストとして橋本絵莉子・荒井岳史・井上竜馬が出演。
2023年MONSTER baSH 2023と題して、8月19日・20日の日程で開催。
プレ・イベント等MONSTER baSHに先駆けて四国内のライブハウスで実施された。
書籍
脚注
関連項目
外部リンク
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