泉谷 しげる(いずみや しげる、本名:泉谷 茂(読み同じ)[1]、1948年〈昭和23年〉5月11日[2] - )は、日本のシンガーソングライター(フォークソング、ロック)、俳優[1]。血液型O型。青森県出身[1][3]。
概要
1971年にライブ・アルバム『泉谷しげる登場』でフォークシンガーとしてデビュー[3]。『春夏秋冬』『光と影』『80のバラッド』『吠えるバラッド』など多くのアルバムや楽曲を発表し、楽曲の歌詞、ボーカルスタイル、ギターの奏法、ぶっきらぼうな振る舞いが「強烈にして無比」と評される[4]。俳優業、バラエティ番組への出演、コメンテーター業、絵画の製作、「キッチンライブ」と題した料理関係の活動も行っており、これらも高く評価されている[5][6][7]。社会的貢献にも強い関心があり、多くの自然災害や疫病で被災した地域に義援金や楽曲の印税を寄付したり、風評被害をなくす目的で積極的にライブ活動やロックフェスティバルの運営などを行ったり、駅弁のプロデュースに携わるなど活動の幅は広範囲に渡っている[4][8][9][10]。
来歴
生い立ち
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代以降
ディスコグラフィー
シングル
ソロ
コラボレーションシングル
アルバム
オリジナル・アルバム
ミニ・アルバム
セルフカバー・アルバム
カバー・アルバム
ライブ・アルバム
コンピレーション・アルバム
ベスト・アルバム
コラボレーションアルバム
CD-BOX
関連アルバム
- 『唄の市第一集』(1972年)
- 『野音唄の市』(1972年)
映像作品
- 『HOWLING LIVE』(VHS、1988年7月21日 / DVD、2003年3月26日)
- 『HALLELUJAH』(VHS、1990年1月21日 / DVD、2003年3月26日)
- 『LIVE LIFE LIVE〜叫びつづける〜』(VHS、1991年1月21日 / DVD、2003年3月26日)
- 『再登場「日本を救え」』(VHS、1994年5月8日)
- 『全身全霊〜泉谷しげる大全集〜』(VHS、1996年8月21日 / DVD、2003年3月26日)
- 『日本を救え!!』(DVD、2003年3月26日)
- 『泉谷しげる MTV Premium Live in duo』(DVD、2007年10月26日)
- 『泉谷展覧会 60×60 <第一部>』(DVD、2009年3月18日)
- 『泉谷展覧会 60×60 <第二部>』(DVD、2009年6月17日)
- 『泉谷展覧会 60×60 <第三部>』(DVD、2009年12月2日)
- 『「昭和の歌よ、ありがとう」One Night Premiere LIVE』(DVD、2014年4月23日)
- 『泉谷しげる×な時間(バツなライブ)』(DVD、2014年8月27日)
タイアップ一覧
曲名
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タイアップ
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収録作品
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ええじゃないか
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映画『ええじゃないか』イメージソング
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コラボレーションシングル「ええじゃないか」
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なぜ、こんな時代に…
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学生援護会CMイメージソング
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シングル「なぜ、こんな時代に…」
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TBS系『スペースJ』エンディングテーマ
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ディノ・アライヴ〜恐竜時代〜
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Dino Alive テーマソング
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激しい季節
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アサヒ缶コーヒー SUPER JO イメージソング
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シングル「激しい季節」
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都市の夕映え
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第一生命『キーパープラン』CFソング
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シングル「都市の夕映え」
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It's gonna be ALRIGHT
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学校法人吉田学園 CMソング
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シングル「It's gonna be ALRIGHT」
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明日も今日の夢のつづきを
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テレビ朝日系全国ネット『びんぼう同心御用帳』テーマ曲
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シングル「明日も今日の夢のつづきを」
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おどるポンポコリン
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フジテレビ系テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』オープニングテーマ
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コラボレーションシングル「おどるポンポコリン」
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ゲゲゲの鬼太郎
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フジテレビ系アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』オープニングテーマ
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シングル「ゲゲゲの鬼太郎」
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生まれ落ちた者へ
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アニメ映画『宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-』主題歌
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シングル「生まれ落ちた者へ」
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BIG BOY!!
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BSフジ『Beポンキッキ BIG BOY PROJECT』テーマ曲
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楽曲提供
- 川谷拓三「夜光る男」 - 作詞・作曲、「恋歌」 - 作曲のみ
- 堺正章「行きずりの男」 - 作詞・作曲・編曲
- 佐藤公彦「恋に別れを」「同じように生きて」「今日このごろ」 - 作詞のみ
- 沢田研二「STOIE HEAVY〜盗まれた記憶〜」(アルバム『PANORAMA』収録) - 作詞のみ
- 杉田二郎「若いというだけで」 - 作詞のみ
- 仁藤優子「私の戦争」 - 作詞・作曲
- 根津甚八「からっ風ブルー」「野良犬 PART II」 - 作詞・作曲
- ビートたけし「おれが武だ」「夜につまずき」 - 作曲のみ
- ピピ&コット「鬼ごっこ」(シングル「野菜が食べたい」B面) - 作詞のみ
- 氷室京介「独りファシズム」(アルバム『FLOWERS for ALGERNON』収録) - 作詞のみ
- VALE TUDO CONNECTION Organized「ワイルドピース」 - 作詞のみ
- 松尾和子「オレンジ色の女」「放浪の子」「夜明けのラプソディー」「らせん階段」「若い人」 - 作詞・作曲
- ザ・モップス「当世少女気質」 - 作詞・作曲
- ROMY「カー・ラジオ」「KI・A・I」- 作詞のみ
- ザ・ロッカーズ「視界ゼロの女」「LOVEコマーシャル」 - 作詞のみ
- 渡辺美里「2人のFOUR SEASONS」 - 作詞のみ(桑田佳祐との共作)
出演
テレビ番組
太字は現在出演中の番組。
NHK紅白歌合戦出場歴
テレビドラマ
テレビアニメ
ラジオ番組
映画
WEBドラマ
プリズン・オフィサー(2015年、BeeTV) [119]
劇場アニメ
吹き替え
ゲーム
画家・漫画家活動
- ポップな作風のアートを披露。エレック時代のアルバムの再発版のアートワークは、泉谷自身のデザインに改訂されている。
- 『木梨サイクル』に出演した際は、適当に絵の具を乗せた紙の上に、泉谷がパンツ一丁になり自分の体をこすり付け、「肉体の指紋」と言う作品を完成させた。
- 映画『狂い咲きサンダーロード』では美術を担当。不良たちの独特な世界を演出。
- 漫画家としても活動していた時期があり、10代の頃『トツゼン児』という9ページのマンガを投稿した雑誌『COM』1969年2月号で手塚治虫から批評を受けている。(テーマ100点、ストーリー70点、絵30点)[120]
- 2010年2月、新宿髙島屋美術画廊で「泉谷しげるコミック展/マンガは爆発だ!!」を開催。過去の作品群を一挙公開した他、新作のキャラクター「うびょ〜とん」を発表し、漫画家としての初めての展覧会は大盛況のうちに終了した。この兎、猫、豚が合体したシニカルなキャラは泉谷が初めて子供にむけて創ったものであり、ワイルドな泉谷しげるの別の面を垣間見せる作品として注目されている。
- このうびょ〜とんの“セルロイド風”リミテッドアニメが収録されたDVDコミックには、浦沢直樹も参加しており、泉谷の少年時代を描いたマンガを寄せている。
映画監督・プロデュース
コメンテーター活動
- 1993年 - 1996年の間、『日刊スポーツ』にて「泉谷しげるの治外法権」というコラムを連載したり(このコラムは時事問題を歯に衣を着せない独自の泉谷節で切りまくる。この中には、山本コウタローや槇原敬之の実名を挙げて批判する過激な文章もあった。後に同じ題名で徳間書店より単行本化)、現在は『アサヒ芸能』にて「泉谷しげるのバカヤロー人生論」を連載している。
CM・広告
現在
- サントリーウエルネス
- DHA&EPA+セサミンEX(2013年 - )
- サントリーウエルネスポイント(2023年 - )
- モトックス(2019年 - )
過去
ナレーション
著書
その他・エピソード
- しばしば政治的批判を述べることがあり、日本国内の問題だけにとどまらず、中国・韓国[123]・北朝鮮[124]・ロシア[125]へも辛らつな発言をすることがある。一方、「エンターテインメントやスポーツに携わる人間は、国家同士は政治的に対立しても『皆で仲良くしようよ』と言うべき」「そうした立場の人間が争いを助長してはいけない」[123]「みんなに戦いを煽りたいワケではなく、どこかで大災害があっても、戦争がおきても今日を平和に楽しむスケジュールがあらば、楽しむべきだし、みんなが同じ危機感に浸るべきではないと思っている」といった旨も述べている[126]。
- 表向きは破天荒なキャラクターで通しているが、音楽・芝居・絵画・料理などの多彩な才能や地域活性化・復興支援などの活動、周囲への配慮を忘れない姿勢により、ファンや周囲からは泉谷の人物像について「良い人」と評価されている。本人も破天荒な部分については「作りもの」と認めており、元々は子供の頃から赤面症で人見知りであった旨を語っている[5]。
- 桑田佳祐とはかつてはたびたびテレビやイベントなどで共演していた[127]。1988年には泉谷のアルバム『吠えるバラッド』に桑田がスライドギター奏者としてビートルズのジョン・レノンとポール・マッカートニーを足して割った「JOHN PAUL MacLENNON(ジョン ポール マッカレノン)」という名義で参加した[128]。1993年の奥尻島救済コンサートでは泉谷・小田和正・忌野清志郎・桑田の4人で「春夏秋冬」を合唱した[129]。また、桑田は2001年に『桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜』(フジテレビ系列)で「春のからっ風」をカバーしている[130]。
- 2014年、若いころの自作と向き合ってきた結果、「自殺のすすめ」と「先天性欲情魔」の2曲についての著作権を永久に廃棄したいと希望。「嫌いな歌をイヤイヤ歌ってもな〜若気のいたりは観る者聞く人に不快と苦痛?を与えるだけだし付き合わせるだけ時間のムダ!」とブログでコメントしている[131]。
- かつてはギターを投げるなどの過激なパフォーマンスをライブで行っていた。2015年には観客の女性の額に当たり出血したことで訴訟となり、泉谷側は和解金を支払っている。泉谷は自らの非を認め謝罪し、以降はこういったパフォーマンスを封印した[132][133]。
- 映画監督押井守のファンだといい、特に好きな作品は『イノセンス』と『アヴァロン』[134]。
- 武田鉄矢らが在籍する海援隊をエレックレコードに誘い上京するよう勧めたのは泉谷である。本人は社交辞令のつもりで誘いの声を掛けたとされるが、当の海援隊が泉谷の言葉を真に受けて上京した。エレックのスタッフは当初こそ困り果てたが、最終的には音楽性を評価した上でメジャー契約を結ぶことになった[135]。
- 子供の頃にポリオウイルスに感染し、その後遺症で足が不自由[136]。
- 酒が飲めない体質で、タバコも吸わない[137]。
- 普段からまめに料理したり、オーガニック食材にハマっていることを明かしている。バラエティ番組などで料理の腕前を披露したり、ブログで紹介することもある。2016年にはキッチンライブイベントで実演するほどの腕前である[138][94]。
- 俳優業においては台本を読まないことを公言しているが、一方で自身を駒に例え、「現場では監督の指示に従う」と語っている[139]。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
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