モンデリーズ・ジャパン
モンデリーズ・ジャパン株式会社は、食品製造等を営む日本の会社で、アメリカの食品メーカー・モンデリーズ・インターナショナル(旧クラフトフーヅ)の日本法人。 概説モンデリーズ・ジャパンは、1978年にイギリスの食品メーカー・キャドバリーの日本法人、キャドバリー・ジャパンとして創業した。2002年には製薬大手のファイザーが保有していた旧ワーナー・ランバート(2002年時点ではファイザー・コンシューマー・インク有限会社)の菓子部門である「アダムス(ADAMS)」ブランドを買収し、2007年には「テイカロ」ブランドで知られる三星食品に対し友好的株式公開買付けを実施し完全子会社とし、三星食品はキャドバリーグループの傘下に入った。2008年3月から12月にかけて製造以外の全業務をキャドバリー・ジャパンに順次統合、三星食品は製造子会社となった。 2010年にクラフトフーヅがキャドバリーを買収したことにより2011年1月に日本クラフトフーズに社名を変更したが、この時点ではクラフトフーヅブランドの商品ライセンスについては以前から存在していたクラフトフーヅの日本法人・クラフトフーヅジャパンが引き続き取り扱っていたため、2つの日本法人が併存する形になっていた。しかし同年12月1日にクラフトフーヅジャパンのグローサリー・ライセンシング事業が日本クラフトフーズに移管されたことにより、実質的に日本法人が一本化された[3]。 「クロレッツ」25周年・「リカルデント」10周年・「ホールズ」30周年と主力ブランドが一斉に日本発売開始からの節目を迎えた2010年、ガムの新規大型ブランド「ストライド」を投入した。大型ブランドの日本市場への新規投入は実に7年振り。5月から「フォーエバー フルーツ」「エンドレス ミント」の2種類を発売、当初の年間販売目標を大きく超えるヒットとなった。しかし急激な売れ行きに生産が追いつかず、「エンドレス ミント」は一時期コンビニ限定販売となり、「フォーエバー フルーツ」に至っては6月以降全面的に販売休止となった。その後製造元である名糖アダムスの新工場稼働などで供給が安定したことから、「エンドレス ミント」は11月よりコンビニ以外でも販売を再開、「フォーエバー フルーツ」も翌2011年2月28日より販売を再開した。 2012年1月、日本クラフトフーズが輸入・販売していたチョコレートブランド「キャドバリー」「プーラン(Poulain)」(フランス・キャドバリー社が1988年に買収)の販売を明治グループのマルチフッド・インターナショナルに[4]、「トレファン(Trefin)」(ベルギー) の販売を輸入菓子専門店の巴商事にそれぞれ移管[4]。菓子事業はガム・キャンデーに特化した。 親会社のクラフトフーヅが2012年10月に「モンデリーズ・インターナショナル」に商号変更した後も、モンデリーズからスピンオフした「クラフトフーズ・グループ」が権利を持つクラフトブランドのチーズも扱っていることから、引き続き「日本クラフトフーズ」の商号を使用していたが、2013年7月に現社名に商号変更[5]。同年11月1日に三星食品から社名変更していたモンデリーズ三星を合併した[6]。 2015年10月には「メントス」の日本での販売をクラシエフーズ株式会社(現:クラシエ株式会社 フーズカンパニー)に移管した。 2016年9月1日より、モンデリーズインターナショナルと提携していたヤマザキナビスコとの契約関係を解消、同時にヤマザキナビスコは社名を「ヤマザキビスケット」に商号変更し、同社とライセンス契約を結んで製造していた商品のリッツ、プレミアム、オレオの3銘柄について、ヤマザキナビスコから販売権を委譲して当社から販売される[7][8]。なお、日本でのチップスアホイ!の販売は引き継がれずそのまま終売となった。 2017年12月29日付で、「キシリクリスタル」の製造・販売権を春日井製菓株式会社に譲渡した。三星食品時代からの製造工場は新設された子会社の春日井製菓相生が運営する相生工場となったが、2019年12月29日に春日井製菓へ吸収合併された。 歴史旧ワーナー・ランバート→「ワーナー・ランバート」も参照
旧ヤマザキナビスコ
旧キャドバリー→「キャドバリー」も参照
旧日本クラフトフーズ→「クラフトフーズ」も参照
モンデリーズ・ジャパン
取り扱い製品・ブランド
過去の取り扱い製品
広告等提供番組現在
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CM出演者現在過去
出典
関連項目
外部リンク |
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