波田 陽区(はた ようく、本名:大川 晃(おおかわ あきら)、旧姓:波田(はだ)、1975年6月5日 - )は、日本のお笑いタレント(ピン芸人)。別芸名はギター侍。
山口県下関市出身。ワタナベエンターテインメント九州事業本部所属。山口県立豊浦高等学校、熊本学園大学商学部経営学科卒業。2016年4月から福岡市在住。YouTuberとしても活動している[1]。
来歴
1998年にデビュー。事務所に入る前は「波田ベッケンバウアー」、「波田ペレ」等、著名のサッカー選手の名前を借りてライブ活動をしていた。しかし顔やネタに華やかさがなかったことから、華やかなイメージがある「ニューヨーク」から「波田(はだ)ニューヨーク」と命名。その後「もうニュー(新しい)ではない」として「ニュー」を削除し「ヨーク」を「陽区」に変更。某テレビ番組のプロデューサーに「波田(はだ)」は言いにくいと言われ、読みを「波田(はた)」に変える。
中学時代はバドミントン部に所属し、全国大会でベスト16に入ったこともある。大学時代に「テンポイント」というコンビを組んでいた。サークル名は青空活動隊、ニックネームは「チャッピー」。新宿区のファミリーマート大久保店で長年アルバイトをしていた。副店長経験あり。『お笑いCDTV』(2003年10月 - 2004年9月)でライブの前説を経験したことがある。
2004年『エンタの神様』で「ギター侍」のネタを披露し、ブレイク。2004年末から2005年年末にかけてがテレビ出演のピーク。2004年のピーク時には最高月収が2,800万円[2]だった。この額は、所属するワタナベエンターテインメントの取り分(50%)を差し引いた波田自身の収入である。
2005年4月からラジオ番組『JUNK2 波田陽区の中までテキーラ!』にて初のメインパーソナリティを務める(2006年9月で終了)。2006年7月7日、『新キッズ・ウォー2』にてニートの青年役で3回出演。2007年からインターネット放送局あっ!とおどろく放送局で『波田陽区の奥までテキーラ!』開始(2008年3月に終了)。
2007年3月18日放送の『爆笑レッドカーペット』にて、ギター侍以外のネタを初披露。ワタナベエンターテインメントのウェブサイトにて、『波田陽区ブログ 波田頭区』月曜更新。
2007年6月5日、大学時代に知り合った元保育士の女性と結婚。婚姻届の証人は間寛平。2009年7月31日、長男が生まれる。
2012年2月より、自身のYouTubeアカウントを作成し、現在に至って数々の動画を投稿している。英語版のギター侍の歌の他に、不死鳥の如く生活のあらゆる場面で羽ばたくフェニックスをテーマに『こんなところにフェニックス』というシリーズの動画を展開している(YouTubeチャンネル参照のこと)。
2012年4月7日、『エンタの神様』の復活スペシャルにて、久々に「ギター侍」のネタを披露した。
2016年4月1日、家族と共に福岡市に転居し、ワタナベエンターテインメント九州事業本部に籍を移した[3]。その後は九州を拠点として活動している[4]。
クイズ!ヘキサゴンII
持ちネタ
- 主に漫談。一般人や有名人をネタにした「ギター侍」が有名。他には恋を語るネタ、全身を真っ赤に塗って明太子の気持ちを語るネタ、番犬をつれて軍歌を歌うネタ等を持つ。
- これ以外に『爆笑レッドカーペット』では軍人やさだまさしをモチーフにしたキャラ「さだようく」で、著名人をネタにした漫談を行なっていた。
- 2000年代後半以降はいわゆる一発屋であることを自虐ネタにすることがある。
- リオデジャネイロ五輪以降、水谷隼に似ていることから一時期仕事が増え、そのことをネタにしていた。オチは「でも、澤部(佑)のほうが似ていますから!残念!!」だった。
ギター侍
- 着流し姿でギターを構え「拙者、ギター侍じゃ…」と、ギターを弾き始める。『エンタの神様』では「切ったオイラが悪いのか、切られたオメエが悪いのか…」というナレーションを風の効果音と共に最初に流していた。
- ギターの節(主にAm、Am7の繰り返し)に合わせ
- 「私/俺は(他の一人称も含む)○○○○(著名人の名前。一般人の場合はシチュエーションの説明)、△△△△△…って、言うじゃなーい?」
- 「でもアンタ、××××です(〜ます)から! 残念!! ★★★★斬り!!」
- 「拙者、◇◇◇◇でしたから… 切腹!!」
- 俎上に上げる人物の紹介から入り、表向きのイメージとそのギャップあるいは真相をバラして斬り捨てるという形のネタ。ラストは自分自身のネガティブな面もバラして切腹するという流れで、切腹ネタは使い回しが多い。
ギター侍のエピソード
- 愛用しているギターのメーカーはMorris、1本6万円前後。弦のチューニングは敢えて合わせていないが、これは乱れた着流し姿と共に「自分自身が残念な一方で偉そうに他人へ文句を付ける」という裏設定に由来する。
- 『エンタの神様』以前は『U-CDTV』中の「O-CDTV」の前座を務めていたことがある。その時のネタのターゲットは芸能人・著名人等ではなく一般人だった。
- 2005年4月16日に公開された『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』において、本人役[注 1]でゲスト出演を果たした。
- 容姿が内藤大助と似ているので、内藤が亀田挑発時にギター侍に扮したポスターを制作している。
さだようく
出演番組
テレビ
レギュラー
バラエティ
過去の主な出演番組
その他の出演したことがある番組
テレビドラマ
教育番組
ラジオ
- COME ON!FM「ゴヂラジ!」火曜日(2016年4月 - 、カモンFM)
- COME ON!FM「波田陽区の侍フェニックス」土曜日(2016年4月 - 、コミュニティエフエム下関)
- 長浜横丁・ナイトクラブとしま 毎週火曜日(2017年10月 - 、KBCラジオ) - ナイターオフ期に放送
- PAO〜N(KBCラジオ):木曜日ふるさとWish中継リポーター(2019年1月 - 2024年3月)、金曜レギュラー(2021年4月2日 - )
過去のレギュラー
CM・広告
映画
書籍
CD
DVD
- 「ギター侍は波田陽区。」(2004年12月1日、ポニーキャニオン、PCBP-51289)
- 「波田NEW陽区 ニューヨークめった斬り!」(2005年08月24日、バップ、VPBF-12337)
脚注
注釈
- ^ a b 本人といっても街を荒らす怪獣の1体(怪獣・ギター侍)として、悪役での登場だった。
- ^ 有吉大統領のお仕置きコーナーに出演。通常の黒い侍服ではなく、金色のフェニックス着を着用。「ナベプロ魂伝授の刑」と題し、ギター侍のうたで 小嶋陽菜・指原莉乃及び有吉大統領を斬った。
出典
関連項目
外部リンク
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★は九州事業本部、▲は関西事業本部、△は名古屋事業本部所属。 |
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解答者…最終回までの1年以内に3回以上番組に出演していた人が対象 |