WE LOVE ヘキサゴン
『WE LOVE ♥ ヘキサゴン』(ウィー・ラヴ・ヘキサゴン)は、フジテレビ系で放送されていたクイズバラエティ番組『クイズ!ヘキサゴンII』発のコンピレーション・アルバム。Pabo・羞恥心などヘキサゴンファミリーと呼ばれる同番組派生ユニットによるアルバムで、アーティストの名義は「ヘキサゴンオールスターズ」である。2008年10月22日にポニーキャニオンのレーベル・FLIGHT MASTERから発売された。 内容2008年、『クイズ!ヘキサゴンII』から生まれたユニット・羞恥心のシングル「羞恥心」「泣かないで」がその年のオリコン年間シングルチャート上位になることが確実なヒットとなり[注 1]、番組の中で司会者の島田紳助が「秋にアルバムを出す」と発言するようになる。アルバムは羞恥心やPaboのほかにmisono、品川庄司、岡田圭右(ますだおかだ)など番組出演者による新たなユニットヘキサゴンファミリーによるアルバムとして制作・発表された[1]。 シングルとして既発表の5曲[注 2]に新曲8曲の13曲を収録(ただし1曲はシークレットトラックとして収録されているためトラック数は12[注 3])。プロデュースおよび全曲の作詞は紳助の変名である「カシアス島田」名義である。それに伴い「恋のヘキサゴン」「羞恥心」の作詞も本作から「カシアス島田」名義に改められた。新曲はすべてアルバム発売前の『ヘキサゴンII』や2008年10月4日に開催された「ヘキサゴンファミリーコンサート」で披露されている。 羞恥心の新曲「我が敵は我にあり」「南の島〜友へ〜」はともに紳助による既存の楽曲を改めて羞恥心に歌わせたもので、新しく書き下ろされたものではない。「南の島〜友へ〜」は2006年8月から2007年7月まで『ヘキサゴンII』エンディングテーマとして使用されていた香田晋のシングル「おかあさん」(紳助の作詞・プロデュース)のカップリング。香田は本作発売当時も番組常連出演者であったがアルバム参加はなく、「ヘキサゴンファミリーコンサート」など、この時期からの番組発の音楽企画には関わっていない。ほかに「天下無敵の一発屋2008」も既発表曲のリメイク作品である。 アルバムの発売元はポニーキャニオンだが、「恋のヘキサゴン」と「陽は、また昇る」の2作はよしもとアール・アンド・シーからの発売である。 CDタイプ3種類の形態での発売で、これ以降のアルバムもすべて同じく3種類での発売である。リミテッドエディションには曲間に「MC」として羞恥心とPaboのメンバーによる短いトークが収録されている。 リミテッド/スタンダードエディションは写真タイプのケースおよびジャケット、CD ONLYは番組のロゴ(正六角形と「HEXAGON」の"H"を合わせたもの)をモチーフにしたデザインのジャケットで、この装丁の分け方も後のアルバムすべてで踏襲されている。 すべてのエディションに、『ヘキサゴンII』プロデューサー神原孝によるライナーノーツ「プロデューサー×神原人語」が歌詞などのブックレットとは別のリーフレットとして封入されている。
オリコンチャートオリコンアルバムチャートで1位を獲得[2]。『ヘキサゴンII』関連の作品では初のオリコン1位(それまでの最高位は「羞恥心」「泣かないで」「陽は、また昇る」の2位)で[2]、オムニバスアルバムとしては『Beautiful Songs〜ココロ デ キク ウタ〜』(2006年5月発売)以来約2年半ぶり[2]、バラエティ番組関連のコンピレーション・アルバムとしては『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』による『やまだかつてないCD』(1991年3月発売)以来約17年7ヶ月ぶりの同チャート首位獲得となる[2]。 ヘキサゴンオールスターズによるアルバムで最も売れた作品であり、唯一の1位獲得作品である。累計売上は40万枚を超えたが、「羞恥心」の売上枚数には及ばなかった[3][4]。 収録曲
解説
参加ミュージシャン
脚注注釈出典
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