岩清水梓
岩清水 梓(いわしみず あずさ、1986年10月14日 - )は、岩手県岩手郡滝沢村(現在の滝沢市)出身[2]の女子サッカー選手。日テレ・東京ヴェルディベレーザ所属。ポジションはディフェンダー。日本女子体育大学出身[3]。ワタナベエンターテインメント所属。 来歴ユース小学1年生のときに大沼SSSでサッカーを始める[5]。1999年、中学1年生のときに父親が応募したことがきっかけでNTVベレーザ (現・日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の下部組織であるNTVメニーナのセレクションを受け合格した[5]。メニーナでは寺谷真弓の指導を受け[6][7]、2001年と2002年にはベレーザの下部組織登録選手となった。 シニア2003年には正式にベレーザ登録選手へ昇格。同年の第15回L・リーグ開幕戦で先発デビューし、22試合中17試合で1得点の活躍をした。 プレーのかたわら、日本テレビ関連会社の日本テレビワーク24に勤務していた[8] が、2011年10月からベレーザとプロ契約を結ぶこととなった。これにより、ベレーザから澤穂希、大野忍以来のプロ契約選手が誕生した[9][10]。澤や大野の他、宮間あや、山郷のぞみ、矢野喬子も所属クラブとプロ契約を結んでおり、なでしこの国内組では6人目となった。 2017年シーズン、日テレ・ベレーザのリーグ3連覇に貢献し、12年連続12回目のベストイレブン選出は加藤與恵に並ぶ歴代最多タイ記録となった[11]。 2018年シーズン、日テレ・ベレーザのリーグ4連覇に貢献し、歴代最多となる13年連続13回目のベストイレブンに選出された[12][13]。 代表U-18、U-19、U-20の女子代表やユニバーシアード・トルコ大会女子代表に選出されると、2006年2月18日の国際親善試合ロシア戦(静岡スタジアム)で途中出場により日本女子代表「なでしこジャパン」でデビューする[14]。 同年5月7日の国際親善試合・アメリカ戦(熊本県民総合運動公園陸上競技場)で前半3分に代表初ゴールとなる先制点をあげて注目されるようになり、12月の第15回アジア競技大会(カタール・ドーハ)ではグループリーグ・中国戦、準決勝・韓国戦で連続してゴールをあげ、銀メダル獲得に貢献した。またこの年の国内リーグにてベストイレブンに選出された。 2007年のFIFA女子ワールドカップ、2008年北京オリンピックでも日本代表に選出された[14]。 2010年アジア競技大会(広州)では決勝戦の北朝鮮戦で決勝点となるヘディングシュートを決めた。 2011年7月17日、FIFA女子ワールドカップ ドイツ大会決勝戦のアメリカ戦、同点で迎えた延長後半ロスタイム、FWアレックス・モーガンをペナルティエリア外で倒し一発退場処分を受けたが、このプレーにより日本は決定的なピンチを凌ぎ、その後PK戦を制しワールドカップ初優勝を果たした[15]。 7月18日、ドイツのサッカー専門誌キッカーにてベストイレブンに選出された[16]。 2012年1月17日、岩手県滝沢村の名誉村民の称号が与えられた[17]。 ロンドンオリンピックでは、全6試合に出場し日本代表初の銀メダル獲得に貢献。BBCが選ぶベスト11に日本人選手で唯一選出された[18]。 2014年のAFC女子アジアカップでは攻守にわたって活躍。準決勝・決勝と2戦連続で決勝ゴールをあげ、AFC女子アジアカップ初優勝に貢献した[19]。 2015 FIFA女子ワールドカップにも主力として出場。準優勝に貢献したが、決勝では失点に繋がるミスを犯すなど精彩を欠き、前半途中で早々に交代を命ぜられベンチで涙を流した。 2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー女子アジア最終予選の日本代表メンバーに選出されたが、チームは予選3位となり五輪出場権を逃した[20][21]。 個人成績クラブ
代表主な選出歴等
試合数
出場試合
ゴール
タイトル・表彰クラブ代表
個人
表彰
主なメディア出演テレビCM書籍
脚注出典
参照文献
外部リンク
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