本間朋晃
本間 朋晃(ほんま ともあき、1976年〈昭和51年〉11月18日[1] - )は、山形県東根市出身の男性プロレスラー[1]。フリーランス[2]。血液型A型。 経歴大日本プロレス - 全日本プロレス高校2年の時に一度新日本プロレスのテストに挑むも入門できずアニマル浜口ジムに入門し[1]、1年間トレーニングを積みながらみちのくプロレスに合格したが先輩たちとソリが合わず、わずか1週間で逃げ出してしまったため[1] あらためて浜口ジムで練習を重ね大日本プロレスに入門[1]、プロレスデビューは1997年5月18日、大日本プロレスの益子町興行における高橋秀幸戦であった[3]。 本間は大日本で過激なデスマッチを繰り広げエースとして活動し、シャドウWX、山川竜司と共に「デスマッチ新世代」を形成。現在、大日本の名物ともなっている蛍光灯デスマッチを流行らせた。2000年には最年少でBJW認定デスマッチヘビー級王座に二度も戴冠した[3] が、同年10月に退団した。当時統括部長だった登坂栄児社長はこの本間の退団を「ランナウェイした」と形容した。 以降はフリーランスとして活動し、2001年11月24日の全日本プロレスの興行に参戦した際に馬場元子社長より声をかけられ全日本への誘いを受け2002年3月23日に全日本プロレスに入団。元子社長の指名で武藤敬司の付き人を務めた[1]。2003年より始まった宮本和志とタッグチーム「ターメリック・ストーム」を結成する[3]。しかしタッグとして勝ち星に恵まれず2004年4月10日より「試練の6番勝負」では全敗を喫し、21日にターメリックは解散となった。宮本は海外修行の為団体を離れ、本間だけは全日本に残った。2004年7月には全日本の一員として武藤との対戦を迫る棚橋弘至の前に壁として立ちはだかり対戦している[3]。 2005年の世界最強タッグ決定リーグ戦を前にヘルニアを発症し欠場に入り[1] 2006年5月1日付けで全日本を退団して、再びフリーとなった[1]。その後はZERO-ONEの火祭りに初参戦し、ハッスルなどに参戦[1] 9月24日、アパッチプロレス軍主催興行で葛西純とタッグを結成。大日本退団以来のデスマッチに挑戦し佐々木貴 & BADBOY非道組の保持するWEWタッグ王座を奪取した。 新日本プロレス同年より本間は新日本プロレスの興行「LOCK UP」や「WRESTLE LAND」に参戦したことを機会に新日本に主戦場を移し、2007年2月同団体のヒールユニット「G・B・H」の一員となった[1]。リーダーである真壁刀義を筆頭にG・B・Hメンバーが出場している試合ではセコンドに付いて介入する場面が頻繁に見られ、観客からブーイングを浴びていた。 2009年に新日本に正式に入団した。4月5日、G・B・Hに所属していた矢野通が真壁を裏切り他のメンバーも寝返りG・B・Hを離脱するが、本間はただ一人G・B・H残留を選択、真壁と共に中邑真輔、矢野ら旧G・B・Hメンバーが結成した新ユニットCHAOSと抗争を繰り広げた[4]。 2010年1月9日、プロレスリング・ノアに真壁と共に参戦、ノアが主催するグローバル・タッグ・リーグ戦に出場し[4]、1勝2敗という戦績で予選落ちとなるが反則攻撃を織り交ぜたヒールファイトを展開した。4月4日、後楽園ホール大会で真壁とシングルマッチで対戦。ピンフォール負けを喫するも、真壁に自身の雑草魂を見せつけるファイトを展開した。 2011年6月18日、DOMINION6.18にて完全分裂したNO LIMITの内藤哲也と高橋裕二郎のシングル対決終了直後に私服姿で現れ敗北した内藤を救出[4]、そして同年のG1 TAG LEAGUEに内藤とのタッグで出場した[4][5]。12月23日、後楽園大会のメインイベントに出場し田中将斗が保持するIWGPインターコンチネンタル王座に初挑戦したものの、田中のスライディングDでピンフォール負けを喫し、タイトル奪取とはならなかった[1]。 G-TALENT2012年3月28日付けをもって本間は新日本プロレスから契約を解除され、フリーランスとなった[4][6][7]。4月24日、ZERO1に参戦[1]、新日本退団後初となる試合を行い復帰を果たした。翌25日にはプロレスリングFREEDOMSにも参戦し[1]、5月2日には同団体が主催する後楽園ホール大会で佐々木貴とハードコア・マッチで激突し勝利を収めている。7月にはZERO1の火祭りに数年ぶりに出場。その後、シアタープロレス花鳥風月を主催したイベント会社「G-TALENT」に正式所属となった[8]。9月、古巣である全日本プロレスにかつてのタッグパートナーである宮本と共に参戦し[1]、「ターメリック・ストーム」を再結成した。 2013年1月3日、全日本の後楽園ホール大会にて真田聖也の保持するGAORA TV王座に挑戦したが、敗北を喫し奪取に失敗した。 新日本プロレス復帰2013年3月23日、新日本後楽園大会のNEW JAPAN CUP最終戦において試合後、CHAOSに襲撃を受けている真壁の救出に駆けつけ[1]、CHAOSのメンバーを一掃した本間は「真壁を守るのは俺だ!」と自らマイクパフォーマンスを行った。4月7日、INVASION ATTACKにおいて真壁とのタッグでコンプリート・プレイヤーズ(田中&裕二郎組)と対戦し、これを機に再び新日本に定期入団するようになった。またプロレスリング・ノア主催のグローバル・タッグ・リーグ戦に斎藤彰俊とのタッグで参戦した[4]。 2014年4月19日、新日本後楽園大会の6人タッグマッチで石井智宏からピンフォール勝ちを収めたことから、試合後に石井の保持するNEVER無差別級王座に挑戦を表明する。5月3日、レスリングどんたくにて石井と対戦するもピンフォール負けを喫した[4]。 7月19日、G1 CLIMAX 24前々日記者会見で、当初出場予定だった飯伏幸太の欠場により本間の代替出場が発表された[1] が、全出場選手の中で本間だけ唯一全敗という結果に終わった[1]。 2015年1月4日、レッスルキングダム9にて天山広吉と小島聡のコンビ「テンコジ」とタッグを組んでBULLET CLUBのバッドラック・ファレ・高橋裕二郎・ジェフ・ジャレット組と対戦、裕二郎からこけしでフォールを奪った。なお、本間にとってドーム大会の本戦出場はこれが初めてのことであった[4]。 2月14日、仙台サンプラザホールで行われたTHE NEW BEGINNING in SENDAIにてNEVER無差別級王座を持つ真壁がインフルエンザで欠場となり、急遽空位になったNEVER無差別級王座をかけて石井と対戦するも敗退した[1]。 7月、G1 CLIMAXにエントリーしたものの開幕から7連敗し、2年越しの17連敗というG1ワーストの不名誉な連敗記録を更新してしまった。8月12日、後楽園大会では石井を破り1勝8敗で大会を終えた。 12月、プロレス大賞、2015年度の技能賞を受賞[9]。12月9日、真壁とのタッグでWORLD TAG LEAGUE 2015の優勝を果たした[10]。 2016年1月4日、レッスルキングダム10にて、真壁とのタッグでカール・アンダーソン、ドク・ギャローズ組(BULLET CLUB)の持つIWGPタッグ王座に挑戦。本間のこけし、真壁のキングコングニードロップの連携が決まり、第69代王座を奪取した[11]。2月20日、後楽園ホールにてROH世界ヘビー級王座を賭けたタイトルマッチでジェイ・リーサルと対戦、終始ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの介入・襲撃などで奪取に至らなかった。 4月にゲリラズ・オブ・デスティニーに敗退し王座から陥落、レスリングどんたくでのリマッチでも奪還失敗した。 7月に柴田勝頼の持つNEVER無差別級王座に挑戦し善戦するも敗退した。その後開幕したG1 CLIMAXで柴田へのリベンジに成功するなど3勝をマークした。 12月、WORLD TAG LEAGUEで真壁とのタッグで2連覇を達成。しかし年末興行で矢野に優勝トロフィーを強奪されてしまう。 2017年1月4日のWRESTLE KINGDOM 11にて王者組、矢野&石井組を交えたIWGPタッグ選手権3WAYマッチで矢野がタンガ・ロアを丸め込み王座奪取に失敗。2月には王者組、鈴木軍のK.E.S.との3WAYマッチが2回行われたが、何れも王座を獲得することは出来なかった。 中心性頸髄損傷での長期欠場とリハビリと結婚2017年3月3日、沖縄大会にて本間は邪道のグリーンキラー(ハングマンDDT)を受け緊急搬送された。本間は一時は四肢麻痺状態[12] であったが、その後、回復し中心性頸髄損傷と診断された[13]。 2017年8月5日、リハビリ生活を支えていた同い年の一般女性と入籍。2014年8月に彼女から声をかけられたのが出会いのきっかけで、2016年7月から真剣な交際を始めたという。入籍したことは、2018年5月31日放送の日本テレビ系(読売テレビ製作)『ダウンタウンDX』にて初めて公表された[14][15]。 長期欠場からの復活2018年6月23日、地元である山形大会にて、477日ぶりに試合に復帰。真壁らと組んだ10人タッグ戦で小こけしを披露し、真壁のフォール勝ちをアシストした。試合後には本間がファンや夫人への感謝の言葉を述べ、リングに上がった夫人と抱擁するシーンもあった[16]。 2019年2月19日、『ジャイアント馬場没後20年追善興行』第2試合に出場[17]。元タッグパートナー・宮本和志と久々の邂逅を果たす。 2022年6月3日、BEST OF THE SUPER Jr.内では当初、本間と本隊を裏切ったジュース・ロビンソンとの対決が予定されていたが、ジュースが急性虫垂炎で欠場となった。その代わりにヤングライオンの大岩陵平が対戦相手となり、オープニングマッチに繰り上げとなって勝負した。 タイトル歴
得意技相手が避けようとも勢いを緩めず、どのような相手でも全力で向かって行く突貫ファイトが信条であるが、そのファイトスタイルと技への拘りゆえに自爆の頻度も高い。また、デスマッチを主とした団体出身のため凶器を用いたラフファイトも得意とし、G・B・H分裂以前まで多用していたが、2022年現在は専らクリーンファイトに徹している。
人物
入場テーマ曲
出演テレビ
テレビドラマ
映画テレビアニメ
劇場アニメCM
Web番組プロモーションビデオ
このほか、2016年のテレビアニメ『タイガーマスクW』では劇中のキャラクターとして「本間朋晃」が登場している(声は高塚正也)。 脚注
参考文献
外部リンク
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