上田桃子
上田 桃子(うえだ ももこ、1986年6月15日 - )は、日本の女子プロゴルファー。熊本県熊本市東区出身。ZOZO(2020年まではかんぽ生命保険)所属。身長161cm、体重54kg、血液型A型。得意クラブは1W。 2007年の賞金女王。日本ゴルフ界でも数少ない公式戦(メジャータイトル)未勝利の賞金王経験者でもあり、2020年終了時点に於いて1990年女子の高村博美・1993年男子の飯合肇・1999年女子の村口史子に続いて史上4人目。 来歴10歳の頃より坂田信弘主催の坂田ジュニアゴルフ塾でゴルフを始め、熊本市立西原中学校時代には熊日トーナメントジュニア女子の部で2連覇を達成。東海大学付属第二高等学校1年次に九州女子アマ2位。高校卒業後、ティーチングプロの第一人者として知られる江連忠の指導を受けるため、兵庫県神戸市に移住する。 2005年7月、プロテストに3位で一発合格。LPGA新人戦 加賀電子カップで優勝する。 2006年は30試合に出場し予選落ち4回。ベストフィニッシュはクリスタルガイザーレディスの3位。賞金ランクは13位(4,675万1,163円)。 2007年1月19日に南アフリカで行われた第3回W杯に、諸見里しのぶと共に出場した。2007年4月に行われた「ライフカードレディス」で初優勝を飾る。なお、同日に行われていた東建ホームメイトカップ(男子ツアー)の優勝者は上田諭尉で、この日は男女の「上田」が初優勝を飾ることとなった。 2007年11月4日、ミズノクラシックで全米女子ツアー初制覇。同時に最終日7番ホール(485ヤード、パー5)で自身初のアルバトロスを達成した。また、達成したボールは躊躇なく観客へ投げた。同年は5勝を挙げ、1996年の福嶋晃子の23歳148日を抜き、21歳156日で史上最年少の賞金女王となった。また、大山志保が2006年に記録した史上最多獲得賞金額1億6629万円の更新に期待が掛かったが、最終戦のリコーカップで記録更新の条件である2名以内の4位タイ以上の成績を残せず5位に終わったため、賞金総額は約1億6611万円と更新はならなかった。同年12月、日本プロスポーツ最高新人賞を受賞。ゴルフ雑誌『Regina』の「2007年 最もおしゃれなゴルファーランキング」で見事1位に輝いた。 2008年からは米ツアーを主戦場としつつ、日本国内でも年間10試合以上は出場するという形で活動を続ける[2]。2008年は2勝、2009年と2011年は1勝を挙げた。 2012年は賞金ランキング80位に終わり、日本におけるシード権を喪失したが、2013年は48位でシード権を回復した。翌2014年には日本ツアーに専念して2勝。賞金ランキング10位となった。 その後2015年(ランキング7位)、2016年(35位)は優勝がなかったが、2017年は2勝してランキングも6位で終えた。2018年は2度の2位タイなどの成績を残すも優勝には届かなかった。ランキングは21位の成績だった。 2021年3月30日、ZOZOと所属契約[3]。同年のパナソニックオープンレディースでは同郷(熊本県)の後輩である大里桃子(伊藤園)とのプレーオフを制して2019年以来の勝利を挙げた。 2024年11月3日 今シーズン限りでツアーを撤退し第一線を退く意向を自身のInstagramで発表した[4]。11月15日、大王製紙エリエールレディースで予選通過とならず、プロ20年間日本ツアー450試合を戦い終えた[5]。 人物生まれたときからお尻が大きかった(桃尻)ことが名前の由来になっているとのこと。「桃尻」は自身のブログのタイトルにも使われている。 2007年10月に放送された『情熱大陸』の中で「バレーボールやバスケットボールをやる人の気持ちがわからない、プロもないのに先がない。」と発言したためにブログが炎上し[6]本人が謝罪する騒ぎになった。姉が生まれながらに障害を持ち、両親の苦労を目の当たりにしていたため、「稼げるスポーツ」としてゴルフを選択せざるを得なかったという事情もあるという。 好きな芸能人はお笑いコンビ「アンタッチャブル」の山崎弘也、俳優の市原隼人、松田翔太[7]。 2014年のCATレディースゴルフトーナメントに優勝した際、トーナメント開催直前に広島土砂災害が発生したこともあり、「災害の際に役立てて戴きたい」として、トーナメント優勝副賞のキャタピラージャパン製ショベルカーを広島県警察本部に寄贈した[8]。 契約先
優勝記録ツアー優勝(17)
その他出演テレビ
他多数 CM
声優脚注引用
注釈関連項目外部リンク
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