キャタピラージャパン
キャタピラージャパン合同会社(英: Caterpillar Japan LLC)は、アメリカ合衆国の世界最大手の建設機械製造会社であるキャタピラー社の日本法人である。また日本キャタピラーは通常、キャタピラージャパンの子会社でありキャタピラー東北・キャタピラーイーストジャパン・キャタピラーウェストジャパンの3合同会社を統合した日本キャタピラー合同会社を指す。 沿革
事業所主な事業所明石事業所(油圧ショベル開発本部・HEDC)兵庫県明石市に所在し、油圧ショベルとアスファルトフィニッシャ、環境リサイクル機器を生産。事業所の敷地内には油圧ショベル開発本部(Hydraulic Excavator Development Center)が設置されており、キャタピラー社の米国国外で唯一の主要開発拠点としてCATブランドの油圧ショベル開発を担っている。また、主要部品を世界に供給しており、特に旋回ベアリングについては、全てのキャタピラー製品に導入されている。 もとは新三菱重工神戸造船所建機専門工場としてスタートし、ここで国産初の油圧ショベル(ユンボ)Y35を生産していた。 社名変更後も最寄りのバス停留所名はしばらくの間「三菱前」だったが、後に変更され、「清水北沢」と企業名が付かないものとなった。 D-Tech Center埼玉県秩父市に所在するキャタピラー社におけるアジア最大規模の研修施設で、本格的なデモンストレーション施設。同市の山中に5年の歳月をかけて建設された。大型機械も含め50台を配し、100トン級トラックも運用でき、かつ整備工場や視聴覚室、ガラス張りの観覧席など、購入前に実際に機動している建機の姿を見ることが可能。なお、現在は子会社である日本キャタピラーの所有となっている。 閉鎖された工場相模事業所(相模開発センター・SDC)神奈川県相模原市中央区に所在した。ホイールローダ、ブルドーザー、ミニ油圧ショベルのほか、社内及びキャタピラーグループ向け油圧機器も製造していた。国内・世界各地へ部品を供給する部品センターも設置されていた。また、2003年(平成15年)に相模開発センター(Sagami Development Center)が設置され、ミニ油圧ショベル・ミニホイールローダの開発を担う世界的中核拠点となっていた。 2018年に閉鎖され、跡地にはグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)が物流施設GLP ALFALINK相模原が2022年に建設された。 取扱製品など かつて小型ブルドーザー、ミニ油圧ショベル、アスファルトフィニッシャー、モーターグレーダーなど一部の製品については三菱ブランドで販売されていた。これは三菱重工の資本が引き上げられた後もしばらく続いていたが、三菱重工から当社への建設機械製品及び事業の移管が進んだ事、更に三菱重工自体が建設機械からの撤退を進めていった事により、2019年現在は全て自社ブランド製品のみの扱いとなっている。 スポーツ事業
主な子会社等日本キャタピラーグループ
グループ外会社
脚注
関連項目
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