渡邉彩香
渡邉 彩香(わたなべ あやか、1993年9月19日 - )は、静岡県熱海市出身の日本の女子プロゴルフ選手。大東建託所属。石井明義に師事。 経歴両親の影響で9歳からゴルフを始める。2007年、静岡県ジュニア選手権で初優勝を果たすと、翌2008年には日本ジュニア選手権を制覇。2009年からナショナルチームに入る。その後、埼玉栄高等学校へ進学し、2011年の第32回全国高等学校ゴルフ選手権大会では同校22年ぶりとなる全国制覇に大きく貢献した。 高校卒業後の2012年7月26日、プロテストに一発合格し、翌日プロ登録[1]。同年のQTで29位に入り、翌年のフル参戦の資格を得た[2]。 2013年、富士通レディースで2位に入るなど、終盤に3戦でトップ10入りし、賞金ランキング第46位。フル参戦初年度からシード権を獲得[2]。 2014年3月30日、アクサレディスゴルフトーナメントで最終日通算8アンダー単独2位からスタートし、最終18番でチップインイーグルを決め通算13アンダーとして逆転、プロ初優勝を飾る[3]。この年の賞金ランキング第11位。海外メジャーにも挑戦するが、全米女子オープンでは予選落ち、全英リコー女子オープンでは29位タイに終わる。 2015年4月5日、ヤマハレディースオープン葛城で最終日に首位と5打差の4位からスタートし7バーディ、2ボギー「67」とスコアを伸ばして通算7アンダーでプロ通算2勝目[4]。同年11月1日、樋口久子 Pontaレディスを通算11アンダーで優勝し、プロ通算3勝目[5]。8月のNEC軽井沢72トーナメント2日目には、アルバトロスとイーグルを達成、計算上は2341年に1度の確率で大きな話題を呼んだ[6]。この年は獲得賞金が1億円を超え、賞金ランキング第6位、日本人最高位となった[7]。 2018年は賞金ランキングを55位とし、6年ぶりに賞金シードを喪失[8]。2019年も115位と成績が振るわなかった。 2020年6月29日、新型コロナウイルスの影響で大幅にずれ込んだシーズン開幕戦となったアース・モンダミンカップ最終日で首位との4打差から出て68で回り、11アンダーで鈴木愛とのプレーオフとなり、プレーオフ1ホール目でバーディーを奪って5年ぶりとなるプロ通算4勝目を飾った[9]。賞金ランキングも14位と復調。 2022年5月15日、ほけんの窓口レディース最終日11アンダーで高橋彩華と並んでプレーオフとなり、2ホール目で15メートルのロングバーディパットを沈めプロ通算5勝目を挙げた[10]。 プロ成績ツアー優勝JLPGAツアー(5)
受賞歴
人物長身を活かしたショットはツアー屈指の飛距離を誇る。得意クラブのドライバーは平均飛距離270ヤード(2015年公式ドライビングディスタンス第1位)。 父光章と母和枝が大ファンだった岡本綾子から「綾の字いただきたい」と、画数を調べて「彩香」と名付けられた[11]。 出生時に体重が3700gもあり、母和枝は帝王切開を余儀なくされた[11]。 2021年2月26日、高校時代の同級生だった柔道家の小林悠輔(当時旭化成所属)と結婚した[12]。渡邉によると小林が婿養子の形で渡邉家に入るという[13]。 脚注・出典
外部リンク
|