上土方工業団地
上土方工業団地(かみひじかたこうぎょうだんち、英語: Kamihijikatakōgyōdanchi)は、静岡県掛川市にある大字。また、同地には同名の工業団地として上土方工業団地(かみひじかたこうぎょうだんち、英語: Kamihijikata Industrial Park)が設置されている。 地理静岡県掛川市の南部に位置する。合併前の旧大東町においては北西部に位置していた。40.5ヘクタールほどの広さであり[2]、概ね楕円形の大字である。全域が平地であり工業用地などに利用されている。居住者はおらず[1]、人家は存在しない。ただし、工場のみが立地しているわけではなく、認可外保育施設なども開設されている[3]。 工業団地としての「上土方工業団地」が開設されることになり、それに合わせて一帯の大字も同名の「上土方工業団地」にしたものである。ただし、大字には含まれていても、工業団には含まれていない土地も存在する。たとえば、中部電力パワーグリッドの土方変電所は、工業団地としての上土方工業団地には含まれていないが[2]、大字としての上土方工業団地には含まれている[4]。なお、集落としては、隣接する大字とともに「今滝」として扱われている。掛川市の自治区としては上土方区に属している[1]。 歴史上土方工業団地と呼ばれている地は、もともとは自然村である遠江国城東郡今滝村の一部であった[5]。内山真龍の『遠江国風土記伝』によれば今滝村の石高は212石9斗1升8合であったとされている[6][† 1]。また、今瀧寺の寺田が5石とされている[7]。この今滝村の一部がのちの上土方工業団地に該当する[5]。 町村制が施行された1889年(明治22年)時点では、この地は静岡県城東郡土方村の一部となっていた。その後の度重なる市町村合併を経て、1973年(昭和48年)4月よりこの地は大東町の一部となった。のちに静岡県庁企業局により工業団地として開発され[2]、1993年(平成5年)に工業団地としての上土方工業団地が完成した[2]。それに伴い、独立した大字として上土方工業団地が設置された。その後、大東町が掛川市、大須賀町と合併することになり、2005年(平成17年)4月よりこの地は掛川市の一部となった。 地名の由来「上土方工業団地」と呼ばれている地は、かつては土形郷の一部であり、時代が下ると土方村の一部となっていた。のちに自治区としては「上土方区」に属すことになった。「上土方工業団地」はその名前に因んでいる。 沿革
世帯数と人口2015年(平成27年)現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
事業所2021年(令和3年)現在の事業所数と従業員数は以下の通りである[8]。
小・中学校の学区
施設
その他郵便
警察警察の管轄区域は以下の通りである[18]。
消防消防の管轄区域は以下の通りである[19]。
脚注註釈
出典
関連項目外部リンク
|