2018年バーレーングランプリ
2018年バーレーングランプリ (2018 Bahrain Grand Prix) は、2018年のF1世界選手権第2戦として、2018年4月8日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催された。 正式名称は「FORMULA 1 2018 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX」[1]。 レース前本レースでピレリが供給するドライタイヤのコンパウンドは、ミディアム、ソフト、スーパーソフトの3種類[2]。 オーバーテイク機会を増やすため、ターン15以降に設けられている2つ目のDRSゾーンが前年より100m延長され、170mとした[3]。 ホンダは前戦オーストラリアGPで発生したピエール・ガスリーのMGU-HのトラブルがICE(エンジン)にも及んでいたことを明らかにし、2基目のICE、MGU-H、ターボに交換する。万全を期して、チームメイトのブレンドン・ハートレイのMGU-Hとターボも対策を施したものに交換する[4]。 エントリーリストエントリーリスト
フリー走行開催日時は現地時間 (UTC+3、以下同じ)。
予選2018年4月7日 18:00 気温:28度 路面温度:32度 天候:晴(ドライ)[14] ベッテルがポールポジションを獲得、ライコネンが2位に続き、フェラーリがフロントローを独占した。 経過
結果
決勝2018年4月8日 18:10 気温:28度 路面温度:33度 天候:晴(ドライ)[19] セバスチャン・ベッテルがバルテリ・ボッタスの猛追に耐えて開幕2連勝を飾った。 展開スタートでボッタスがキミ・ライコネンの前に出て2位に上がる。ピエール・ガスリーもダニエル・リカルドの前に出たが、リカルドは抜き返す。後方ではブレンドン・ハートレイがセルジオ・ペレスに接触し、ペレスは大きく順位を落とした。2周目のターン1でマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを抜こうとしたが、前にフェルナンド・アロンソがいたため行き場を失い両者は接触してしまう。この接触でフェルスタッペンの左リアタイヤのホイールが壊れてエアが抜けたため、フェルスタッペンはピットまでの1周弱の間3輪で走行することになる。ピットに戻りタイヤを交換したもののダメージが大きく、ピットアウト後すぐにリタイアした。同時にリカルドも電気系統のトラブルでコース上にマシンを止めてリタイアし、レッドブルのレースは早々に終わった。リカルドのストップによりバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。 4周目にVSCが解除された直後、ガスリーとケビン・マグヌッセンが激しいバトルを繰り広げ、その間隙を縫ってハミルトンはその2台をパスして4位に上がる。ハートレイは1周目のペレスとの接触に対して10秒ペナルティが科された。 18周目、首位ベッテルがソフトに交換、次の周にライコネンもソフトに交換する。20周目にボッタスはミディアムに交換して最後まで走る作戦を選んだ。ソフトでスタートしたハミルトンが首位に浮上するが、26周目にベッテルが追いついてあっさりと追い抜かれ、その周でミディアムに履き替えた。 35周目に前戦であったハース勢のピット作業ミスがまたもや起こった。ライコネンは2度目のピットインを行うが、左リアが交換されないまま発進させてしまいクルーに接触してしまう。クルーはタイヤに脚を巻き込まれる形になり、脛骨と腓骨を骨折した。FP2と同じミスによりライコネンはリタイアを余儀なくされ、スチュワードはチームに罰金を科した。ベッテルはライコネンと同様2ストップ作戦だったが、メルセデス勢とのマージンが少なかったことから最後まで走り切ることにした。 レース終盤、ミディアムで走るボッタスがソフトで走行し続けるベッテルへ徐々に迫っていく。残り2周でDRS圏内まで接近したがベッテルは首位を守りきった。ガスリーも4位を守りきり、ホンダは2015年に復帰してからの最高順位となった。マクラーレンはアロンソが7位、ストフェル・バンドーンが8位と、2戦続けて2台とも入賞した。マーカス・エリクソンは9位で2015年イタリアGP以来約3年ぶりの入賞となった。 結果
第2戦終了時点のランキング
脚注
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