磐田バイパス
磐田バイパス(いわたバイパス)は、静岡県磐田市中心部を迂回し、磐田市街地を抜ける国道1号バイパス。 概要信号機が全くないバイパスである。歩行者、自転車は通行禁止だが、自動車専用道路ではないので、50 cc以下の原付は通行可能[1]。
歴史
接続するバイパスの位置関係(東京方面)袋井バイパス - 磐田バイパス - 浜松バイパス(大阪方面) インターチェンジなど
主なトンネルと橋
問題点と解決法・効果このバイパスは、もともと磐田市中心部に走っている現道(現在の静岡県道413号磐田袋井線)の慢性的な渋滞を緩和させる目的で作られた。しかし、有料時代から下り線においては新天竜川橋を先頭とした慢性的な渋滞が発生し、長年の課題となっていた。そこで、渋滞解消に向けて1990年代後半に、新天拡幅事業の計画を立ち上げ、新天竜川橋新設工事と、新天竜川橋周辺の拡幅工事が行われた。 しかし、先述の計画を遂行している最中の2005年3月30日に無料開放したことで、さらに交通量が激増し、飽和状態となった。そして、新天竜川橋近辺以外にも起点の三ヶ野IC付近及び豊田東IC - 見付IC間が時間帯を問わず渋滞が多発する箇所となり、特に後者はラジオの交通情報でほぼ毎回取り上げられていた。また、これらの近辺では交通事故が増え、通行止めにされる事も度々あった。 このような中、2008年3月に国道1号新天竜川橋拡幅事業がほぼ完了した事、および、磐田市をはじめとする周辺自治体や道路利用者の要望もあり、2008年度(平成20年度)に、全線4車線化が新規事業として採択された。全体事業費53億円、開通から32年後の2013年(平成25年)3月に事業完了した。 全線4車線事業完了後は磐田バイパス自体の渋滞はほぼ解消されたが、下り線の豊田東IC以西では新天竜川橋から西へ繋がる国道152号宮竹交差点や北島交差点(所謂「和田自動車街通り」)を先頭とした渋滞の影響で流れが滞りやすくなっている。上り線では森岡IC - 豊田東IC間に上り勾配があり、速度低下が起こりやすくなっている。そのため、国土交通省中部地方整備局浜松河川国道事務所は立て看板を設置してより注意を喚起している。4車線化以降、通過する車両も走行速度が上がり、80 ㎞から100 ㎞近く、又はそれを大きく超える速度で走る車両が増え、各インターチェンジの下で頻繁に磐田警察署が白バイや覆面パトカーでの交通違反の取り締まりをしている。 無料化前は料金所のある見付IC - 岩井IC間を避けるために、バイパスの側道を走る車が多かった。隣の袋井バイパスとは異なり、山を切り開いて造られたバイパスであるため、側道が狭く険しいが、一方通行のため対向車が来ることはなかったが、静岡県道277号磐田山梨線交点以東は一方通行が解除され、上り・下り共にバイパス南側の側道を通行するため、すれ違いがかなり困難であった。無料化によりその問題点が解消された。なお見付IC - 岩井IC間の側道は、上記の通り幅員が狭く険しいため、大型貨物自動車及び大型特殊自動車の通行は禁止である。 脚注注釈
出典関連項目外部リンク
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