潘めぐみ
潘 めぐみ(はん めぐみ、本名:潘 芽具実(読み同じ)[1]、1989年〈平成元年〉[2]6月3日[7] - )は、日本の声優、女優。東京都出身[7]。アトミックモンキー所属[7]。声優・女優・西洋占星術師の潘恵子[11]は実母。母・恵子は台湾の籍を持ち、祖父はスペインポルトガル系中国人、祖母は大阪府出身の日本人[12]。 経歴日本大学櫻丘高等学校卒業[13]。2012年3月に日本大学芸術学部演劇学科を卒業[14]。 2008年、映画『櫻の園』の一般公募[15]を経て、日本大学芸術学部演劇学科在学中[16]に和田遙役で女優デビュー。 2011年、日本テレビ系のテレビアニメ『HUNTER×HUNTER』の主人公・ゴン=フリークス役に抜擢され声優デビュー。オーディションでは100人を超す参加者の中からスタッフの満場一致で選ばれた[11]。 2014年、『ハピネスチャージプリキュア!』で白雪ひめ / キュアプリンセス役に起用される[17]。共演者の中には大学の同級生[18]でもある長谷美希が出演している[19]。 2017年、第11回声優アワードで助演女優賞を受賞する[20]。 人物声優としてのデビュー作である『HUNTER×HUNTER』の原作は小学生のころに潘が初めて小遣いで買った漫画で、アニメも毎回視てグッズも持っているほどのファンであり[21]、記者会見では感極まって涙を流した[22]。オーディションでは主演をもらえるとは思っておらず、端役でいいから引っかかってほしい、ぐらいの期待だったという。子供のころから好きだった作品の主演を務めるという夢のような事態に、番組開始から3年以上たった2014年時点になっても現実感を持てないことがあり「ずっと私、眠ってるんじゃ」「夢を見てるんじゃないか」と語っている[21]。 ラジオ『潘めぐみ・伊瀬茉莉也の HUNTER×HUNTER HUNTER STUDIO』における愛称は「ぐみたん」である。2011年10月9日の第1回目の放送で決定した[3][注 1][注 2]。 趣味は菓子作り[23]。料理教室に通っていた時期もある[24]。カラオケも趣味で、いわゆるヒトカラを好む。友達とカラオケに行っても、別々に部屋を借りてそれぞれヒトカラするという[25]。その他の趣味・特技はダンス、スキューバダイビング[7]。 潘がきっかけで声優を目指したのが知念明希保[26]。 潘のインスタライブで知念が声優としてデビューしたこと、主要キャラでの映画デビューをしたことについて触れていた。[27] 母との関係声優の潘恵子の娘であり、両親の離婚により母子家庭で育った[28]。そのころ、母親の恵子は第一線で活躍していた売れっ子声優であり、母が出演していたテレビアニメ『美少女戦士セーラームーン』を家のテレビで見ていると、台所から恵子の声が聞こえてくるのにテレビからも母親の声が聞こえてくるという環境であったため、その光景は子供心ながらに少々異様な環境だったと感じていたようである[4][29]。恵子を通して声優という職業を知り憧れもあったが、「母親が声優だから自分もなる、というのは違うんじゃないか」と思い始め、声優になりたいという願望を明かすことは長くできなかった。恵子に内緒で、金を貯めて演劇のワークショップに通っていたこともあったが、恵子を交えての高校の三者面談の席で「日芸(日本大学芸術学部)に行きたい」と発言し、この場で声優、演技の道に進みたいことを明かした。恵子からは反対はされなかったが大賛成でもなかったとのことで「道は自分で切り拓きなさい」との旨のことを言われたという[21][25]。 その後、アニメ『HUNTER×HUNTER』の第1作目などの作品を見るうち徐々に「母親と関係のない部分でも好きだ」とわかるようになったという[21]。自らが主演となった第2作目のアニメ『HUNTER×HUNTER』ではゴンの母親代わりであるミトを恵子が演じており、母娘共演となった。この親子共演にあたり、恵子から自宅で演技指導を受けるという一幕があったという[30]。 2013年の映画『キャリー』の吹き替えでは、母娘のキャラクターを潘母娘が演じた。めぐみは、かつて恵子がオリジナル版(1976年の映画)で演じたキャリー(クロエ・グレース・モレッツ)の吹き替えを担当し、恵子がキャリーの母親役を担った[31]。 『HUNTER×HUNTER』で共演した永井一郎は恵子と旧知の仲であり、恵子のことについて潘に対し「あなたは、あなた。たとえ何があっても、続けていくように」と激励した[32]。恵子はこの言葉について、「『母親のプレッシャーははねのけなさい!』ということだったのかなあ…。感慨深いものがあります」と語っている[33]。 『HUNTER×HUNTER』の第1話と第2話で共演しており、母・恵子と同じく劇団未来劇場に所属し、母・恵子が声優になるきっかけにもなった内海賢二[34]との出会いは、内海によるとめぐみが誕生する前の母・恵子が妊娠中の時であったという[35]。内海と、その妻の野村道子とは、小さい頃から母・恵子を通じて、幾度となく会っていたという[35]。 『HUNTER×HUNTER』の第1話では、母・恵子との初共演もあり、初めてのことだらけの現場で、船長役の内海、おばあちゃん役の京田尚子といった母・恵子にとっても大先輩である声優たちとも一緒の現場であった[35]。当初はマイクワークもわからず戸惑っていたが、内海が「めぐは、そこに立ってどーんとしてりゃあいい。そこがお前の場所だ。自由にやってみろ」というアドバイスで、心が楽になった[35]。ゴンとしての定位置を築くことでひとまず気持ちを落ち着かせてから、次のステップとして、臨機応変に別のマイクに入り表現することや、自分の思うがまま感じたままに自由に表現して、現場でどうすべきか・どうあるべきかといったことを教わった[35]。 無事に初回のアフレコを終え、現場の皆と食事会に行ったが、その席で内海は『HUNTER×HUNTER(パイロット版)』でも船長役を演じていたことを明かした[35]。めぐみ自身も、当時9歳の時に友人と行こうと母にワガママを言って、『HUNTER×HUNTER(パイロット版)』を見にいっていた[35]。2014年時点では不思議な縁が折り重なり、10年以上の時を経て、好きだった『HUNTER×HUNTER』で、親子二代で共演したことは、「本当に幸せなことだ」と感謝の気持ちでいっぱいになったという[35]。 2014年に放送された『機動戦士ガンダム』の公式パロディアニメ『ガンダムさん』では、恵子がオリジナルで演じていたキャラクターのララァ・スンを演じ、恵子もナレーションで出演する母娘共演作となった[36]。 幼少期には、恵子が出演していた特撮テレビドラマ『燃えろ!!ロボコン』の最終話にカメオ出演している[37]。 出演太字はメインキャラクター。 テレビアニメ
劇場アニメ
OVA
Webアニメ
ゲーム
ドラマCD
吹き替え担当女優
映画
ドラマ
アニメ
特撮
デジタルコミック
パチンコ
ラジオ※はインターネット配信。
ラジオドラマ
テレビドラマ
実写映画舞台
バラエティ
その他コンテンツ
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その他参加楽曲
脚注注釈
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ユニットメンバー
出典
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