東京ディズニーシー
![]() 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成 東京ディズニーシー(とうきょうディズニーシー、英語: Tokyo DisneySea、略称: TDS)は、千葉県浦安市舞浜にある東京ディズニーリゾートを形成する日本のディズニーパークである[4]。「海」をテーマにした唯一のディズニーテーマパークで、8つのテーマポートから成る[5]。 年間来場者数は約1,350万人で、世界のテーマパーク・アミューズメントパークの中では世界5位[2]。 東京ディズニーシーで販売されているキャラクターの著作権や版権ビジネスは、全てウォルト・ディズニー・ジャパンが、アトラクションやショーの企画に関しては、米国ディズニー・エクスペリエンス及び米国ディズニーの子会社であるウォルト・ディズニー・アトラクションズ・ジャパンが担当している。 オリエンタルランドは、ウォルト・ディズニー・カンパニーとのライセンス契約のもとパークの実務面の運営のみを担当している[6]。 概要![]() 米国ディズニー社及びオリエンタルランド社は、1988年(昭和63年)4月15日に「第二パーク構想」を発表[7]。予定総事業費約400億円、完成予定は5年後を予定していた[8]。 計画では、日本で2番目のディズニーパークとして、アメリカ合衆国フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートやフランスのディズニーランド・パリにある映画スタジオ「ディズニーMGMスタジオ・ツアー」(現・ディズニー・ハリウッド・スタジオ)をモデルにした施設「ディズニー・ハリウッド・スタジオ・テーマパーク at 東京ディズニーランド」の建設が決定していたが、「日本では映画文化に馴染みがなく将来性に大きな懸念がある」というオリエンタルランド側(当時の社長は加賀見俊夫)の強い希望から、1992年(平成4年)1月に計画を白紙に戻す事となった[9][10][広報 1]。 その後、米国ディズニー社及びオリエンタルランド社両社による再協議を経て[11]、1992年(平成4年)10月20日にロサンゼルスのロングビーチにかつて開園が予定されていた「ディズニーシー」(仮称)のコンセプトを流用することになり[12][注釈 1]、1996年(平成8年)5月28日にウォルト・ディズニー社と基本契約を再締結[13]、1997年(平成9年)3月25日には浦安市や千葉県と用地譲渡などについての三者協定を締結[14]、同月末に構想のイメージ図を公表した[15]。 1998年(平成10年)10月22日に着工式が行われ[16]、2001年(平成13年)9月4日に開園した[3]。 施設
沿革→期間限定で開催されたイベントについては「東京ディズニーシーのスペシャルイベントの一覧」を参照
→東京ディズニーランドと東京ディズニーシーに共通している事柄については「東京ディズニーリゾート § 歴史」を参照
パークの特徴とテーマポート園内はコンセプトごとに「テーマポート」と呼ばれる8つのエリア(開業当時は7つ)に分かれ、テーマに合わせたアトラクションやレストランが置かれている。また、TDLとは異なり、ビールやワインなどのアルコール飲料の販売があるなど、客層を大人も視野に入れた設定にしている。 ミッキーマウスを始めとする著名なディズニーキャラクターの他、リトル・マーメイドやアラジンなど、TDSのコンセプトに沿ったディズニーキャラクターの出迎え(キャラクターグリーティング)がある。 テーマポート一覧メディテレーニアンハーバー→詳細は「メディテレーニアンハーバー」を参照
メディテレーニアンハーバー (Mediterranean Harbor) は南ヨーロッパの港町をテーマとしている。ホテルミラコスタを上から見た形はイタリアのポルトフィーノの港町の建物がモチーフになっている。「ポルト・パラディーゾ」「パラッツォ・カナル」「エクスプローラーズ・ランディング」の3つのサブエリアで構成される。 アメリカンウォーターフロント→詳細は「アメリカンウォーターフロント」を参照
アメリカンウォーターフロント (American Waterfront) は古き良きアメリカの港をテーマとしている。パーク敷地内と東京湾の間にある、道路や歩道とディズニーリゾートラインの線路などは見えず、東京湾のみが見えるように設計されており、借景の効果を得ている。「ニューヨーク」「ケープコッド」「トイビル・トロリーパーク」の3つのサブエリアで構成される。 ポートディスカバリー→詳細は「ポートディスカバリー」を参照
ポートディスカバリー (Port Discovery) は20世紀初頭のSF小説世界をモチーフ(レトロフューチャー)にした、時空を超えた未来のマリーナとしている。アメリカンウォーターフロントと同様に東京湾を借景として利用している。ホラインズンベイ・レストランなどの建物はヴィクトリア朝様式を取り入れた建物になっている。 ロストリバーデルタ→詳細は「ロストリバーデルタ」を参照
ロストリバーデルタ (Lost River Delta) は、1930年代の古代文明の遺跡発掘現場をモチーフにした、中央アメリカの熱帯雨林地域をテーマとしている。中央を流れる河(ロストリバー)によって二つに分断されている。そのうち、パークの外側(アトラクション「レイジングスピリッツ」側)はハリケーンによって発見された遺跡、パークの内側(レストラン「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」側)は遺跡の発見をきっかけに、遺跡を研究しに来た冒険家を支える役割を持つようになった、民族の集落である。 アラビアンコースト→詳細は「アラビアンコースト」を参照
アラビアンコースト (Arabian Coast) は、映画『アラジン』に登場するランプの魔人ジーニーが作り出したアラビアンナイトの世界をモチーフにした、中世アラビア文明風の都市をテーマとしている。 マーメイドラグーン→詳細は「マーメイドラグーン」を参照
マーメイドラグーン (Mermaid Lagoon) は、映画『リトル・マーメイド』の世界をモチーフにした、人魚の海底王国をテーマとしている。「アンダー・ザ・シー」と「アバブ・ザ・シー」の2つのサブエリアで構成される。 ミステリアスアイランド→詳細は「ミステリアスアイランド」を参照
ミステリアスアイランド (Mysterious Island) は、フランス名作家ジュール・ヴェルヌのSF小説世界をモチーフにした、1873年の南太平洋の火山島をテーマとしており、スチームパンクをモチーフに使用している。園内のシンボル的存在である「プロメテウス火山」はここに存在しており、そこにある「センター・オブ・ジ・アース」はジュール・ヴェルヌの『地底旅行』を再現しているアトラクションである。その他『海底二万里』に登場する潜水艦・ノーチラス号などが再現されている。 ファンタジースプリングス→詳細は「ファンタジースプリングス」を参照
2024年6月6日開業。東京ディズニーシーを拡張し、新規ディズニーホテルを有する8番目のテーマポート[44]。ファンタジースプリングス(Fantasy Springs)は、“魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界”をテーマとし、幅広い世代に愛されているディズニー映画の世界が再現される。ファンタジースプリングスに足を踏み入れたゲストは、魔法の水が流れる滝や池に遭遇し、ディズニーの物語の世界へといざなわれていく。 施設とエンターテイメントアトラクション→詳細は「東京ディズニーシーのアトラクションの一覧」を参照
エンターテイメントキャラクターグリーティング→詳細は「東京ディズニーシーのグリーティングの一覧」を参照
ショップ→詳細は「東京ディズニーシーのショップの一覧」を参照
レストラン→詳細は「東京ディズニーシーのレストランの一覧」を参照
サービス施設→詳細は「東京ディズニーシーのサービス施設の一覧」を参照
駐車場提供サービスパークをスムーズに楽しめるよう、さまざまなサービスが提供されている[広報 9]。 ディズニー・ファストパス(サービス終了)→詳細は「ディズニー・ファストパス」を参照
スタンバイパス→詳細は「スタンバイパス」を参照
エントリー受付→詳細は「エントリー受付」を参照
40周年記念プライオリティパス→詳細は「東京ディズニーリゾート § 40周年記念プライオリティパス」を参照
交代利用サービス利用規定に満たないゲストがいる場合に、アトラクションを交代で利用できる[48]。 →詳細は「アトラクション交代利用」を参照
プライオリティ・シーティング→詳細は「プライオリティ・シーティング」を参照
ショップのオンライン予約来店に事前予約が必要となる場合がある[広報 10][49]。 ディズニー・フォトパーク内各所やキャラクターグリーティング施設でフォトグラファーによる写真撮影ができる。また、一部アトラクションでは乗車中の写真撮影を行っている[50][51]。 東京ディズニーリゾート・アプリスタンバイパスやエントリー受付、各施設の待ち時間の確認、オンラインショップなど様々な機能を提供している[2]。
トゥデイとガイドマップエンターテイメントスケジュールやグッズ、メニューの情報が記載された「トゥデイ」と、パーク全体のマップである「ガイドマップ」の2種類[55]。 新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年7月1日以降は配布を取りやめている[56]。 →詳細は「東京ディズニーシー・ガイド」を参照
オフィシャルスポンサー現在のスポンサー2024年8月現在[広報 11]
過去の主なスポンサー
主な建設業者
事件・事故等
受賞
関連書脚注注釈
出典
広報資料・プレスリリースなど一次資料
関連項目外部リンク |
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