成田ゆめ牧場
成田ゆめ牧場(なりたゆめぼくじょう)は、千葉県成田市にある観光牧場。前身の秋葉牧場は1887年(明治20年)開業。園内には軽便鉄道まきば線の蒸気機関車を含む産業用車輌の動態保存も行われている。 概要もともとは1887年(明治20年)から搾乳専業牧場として操業してきた成田ゆめ牧場の前身「秋葉牧場」の酪農専門の牧場であった。宮内庁下総御料牧場(現在の成田国際空港)に近く下総台地の北部は酪農が盛んであった土地でもある。秋葉牧場の酪農家、秋葉博行(前成田ゆめ牧場社長)により観光牧場・観光農園としては1987年(昭和62年)に開業した。 ウシやヤギなど多数の動物を飼育し、ふれあいが出来るとともに牧場こだわりの牛乳・ヨーグルトなどの乳製品や牛乳食パン、チーズケーキなどのスイーツの製造・販売も行っている。牧場内では乗馬や乳搾り、バター作りなど牧場の特色を生かした各種体験教室や季節に応じて芋掘りやイチゴ狩りなども行っており、年中無休の施設で一年中遊べるようになっている。オートキャンプ場も併設する。 自然とのふれあいをポリシーとしており、施設内では牛やヤギなどの動物と直接触れ合うことができる。また、場内で製造された新鮮な牛乳やアイスクリームなどを食べられることや、成田国際空港にも近い為、観光シーズンには多くの観光客でにぎわう。犬関連の施設(ドッグランや犬と一緒に利用できるカフェなど)も充実しているので、首都圏内の中でも犬を遊ばせる為に来場する客も多い。また、花の名所でもあり、3月から4月頃のポピー、キンギョソウ、菜の花等の花摘みや、夜桜ライトアップ等のイベント、いちご摘み、ジャガイモ・キュウリ・ピーマン・ナス・オクラ等の作物収穫やオーナー募集も行っている。オンラインショップでの通信販売も積極的に展開している[1]。 鉄道ファンには羅須地人鉄道協会による軽便鉄道(まきば線)の動態保存運動が1993年(平成5年)から行われていることで知られている。年に数回、行楽シーズンなどに動態保存された蒸気機関車を走行させるなどして牧場の観光に一役買っている。 冬季は期間限定で園内のイルミネーションを行っている。ライトアップ期間中は営業時間の延長や15時入園の夜間料金(割引)を実施。 会社情報沿革
主な施設
全国穴掘り大会2001年(平成13年)から続けられている、成田ゆめ牧場の名物イベント。 制限時間30分以内に掘った穴の深さを競うシンプルな競技で、一般部門、レディース部門(女性のみ)、ちびっ子部門(小学生以下のみ)、掘った穴のユニークさを競う部門があり、総合優勝、総合準優勝、総合3位、ちびっ子部門の優勝、レディース部門の優勝、コスプレ賞・ユーモア賞・ピタリ賞等、様々な部門と賞が用意されている[2]。そのユニークな内容がゆえに、国内メディアだけではなく、イギリスのテレグラフ紙、オーストラリア国営放送、ロイター通信やフランス通信社などを通じて海外メディアに紹介されるなど国際的にも注目を集めるイベントとなった[3]。 「万国共通で楽しめる競技」として2018年(平成30年)2月4日に実施した第18回大会から、海外からの観光客や国内にいる外国人に参加してもらうための試みで、初めてFacebookを通じ英語で申し込めるようになる[4]。 2020年(令和2年)2月2日に実施した第20回大会は1,452人が参加。これは単一の穴掘りチャンピオンシップに参加した最多人数であり、同大会は「最大の穴掘りチャンピオンシップ」としてギネス世界記録に認定された[5]。 まきば線「羅須地人鉄道協会」も参照 園内のお花畑内をアトラクションとしてトロッコ列車が運行している。現役の炭鉱などで走っていた本物のトロッコ列車であり、成田ゆめ牧場「まきば線」と呼ばれ、鉄道ファンを中心に人気のアトラクションである。 まきば線は敷地内に牧場線として線路(610ミリメートル (mm))・ターンテーブル・機関庫などを有し、通常はディーゼル機関車の運転を、年に数回動態保存された蒸気機関車を走行させるなどして牧場の観光に一役買っている。これらは羅須地人鉄道協会による軽便鉄道(まきば線)の動態保存運動が1993年(平成5年)から行われている。
施設情報基本情報
バリアフリー
交通
脚注
関連項目
外部リンク |
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