ABCファミリー・ワールドワイド
ABCファミリー・ワールドワイド(ABC Family Worldwide, Inc.)は、アメリカ合衆国のテレビ番組制作・配給会社。本社はカリフォルニア州バーバンクにある[1]。 ディズニー・エンターテインメント(ディズニー・ゼネラル・エンターテイメント・コンテンツ)の子会社で、家族向けテレビチャンネル、フリーフォームなどを運営している[1]。 社名2001年まではニューズ・コーポレーションとサバン・エンターテイメントの共同経営会社、FOXファミリー・ワールドワイド(Fox Family Worldwide, Inc.)であり[2]、設立当初の社名はFOXキッズ・ワールドワイド(Fox Kids Worldwide, Inc.)[3]。 概要1995年12月[4]、FOXキッズ・ネットワークとサバン・エンターテイメントの合併により、FOXキッズ・ワールドワイド社が設立[3][5][6]。合併に際し、サバン社のハイム・サバンはニューズ・コーポレーションのルパート・マードックに共同経営者になることを主張し[3]、ニューズ・コーポレーションとサバン・エンターテイメントの共同経営となった[2]。サバンには合併から5年間の株式買取請求権が与えられた[7]。 ハイム・サバンはカートゥーン ネットワークなどの競合局に対抗する為、ケーブルチャンネルの必要性を主張し、ザ・ファミリー・チャンネルを運営しているインターナショナル・ファミリー・エンターテイメントとの合併を計画[7]。1997年[8]、インターナショナル・ファミリー・エンターテイメントを19億ドルで買収し[7]、1998年5月にFOXファミリー・ワールドワイドに社名変更[8]。 ザ・ファミリー・チャンネルをFOXファミリー・チャンネルと改め、運営を開始するが、子供や10代の若者向けの番組編成が視聴者離れを招き[1]、チャンネルの人気が急落[7]。1999年にフォックス側はFOXファミリーに2500万ドルの融資を行ったこともあり、2000年のフォックス・エンターテイメント・グループの株主総会でルパート・マードックはFOXファミリーに対し「失望した」と述べている[7]。 2000年12月、ハイム・サバンは合併時の契約に基づいて保有しているFOXファミリー・ワールドワイドの株式の買い取りをFOX側に要求[7][9]。交渉の結果、マードックとサバンは会社の売却を決め[7][9]、2001年7月にウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOマイケル・アイズナーと契約を結び[1]、同年10月24日にディズニーに53億ドルで売却された[7][2][10]。 売却後、ABCテレビジョン・グループが運営を開始し、現社名に変更された[1]。 過去の関連企業
脚注
外部リンク |
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