2010年のNFLドラフト
![]() ![]() ![]() 2010年のNFLドラフトは75回目のNFLドラフト。2010年4月22日から24日までの3日間ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催され、NFL32チームから合計255名の選手が指名された。初日に1巡指名の32選手、2日目には2巡と3巡の指名、3日目には4巡から7巡の指名が行われた。全米ではNFLネットワークとESPNによって放送された。 ドラフト指名順は前年のレギュラーシーズンの成績及びプレーオフの成績に基づき決定された。2009年シーズン、1勝15敗と最も成績の悪かったセントルイス・ラムズから完全ウェーバー制で指名が行われた[1]。2009年に行われたオーナー会議の決定で、プレーオフへ出場したチームは、プレーオフ出場を逃したチームの後の指名権となった[2]。前年のドラフトまでは、スーパーボウルに出場したチームを除いてレギュラーシーズンの成績順の指名権となっており、2008年シーズンのワイルドカードプレーオフで、12勝4敗のインディアナポリス・コルツは8勝8敗のサンディエゴ・チャージャーズに敗れたが、チャージャーズが16番目の指名権、コルツが27番目の指名権となった。
この年のタイブレークとなったチーム同士はコイントスを行い、ジャクソンビル・ジャガーズが10番目、シカゴ・ベアーズが11番目に、テネシー・タイタンズが16番目、カロライナ・パンサーズが17番目、アトランタ・ファルコンズが19番目、ヒューストン・テキサンズが20番目となった[3]。 ラムズは2008年にハイズマン賞を受賞したオクラホマ大学のサム・ブラッドフォードを全体1位で指名した[4]。2007年のハイズマン賞を受賞したティム・ティーボウも1巡25位でデンバー・ブロンコスに指名された[5]。2人以上のハイズマン賞受賞者が同時にドラフトで指名されたのは10度目であった[6]。全体6位までに指名された選手のうち5人はビッグ12カンファレンスからの指名であった。 全体1位、2位で指名されたブラッドフォード、エンダムカン・スーの2人は最優秀新人攻撃部門、守備部門に選ばれたが、これは1981年のジョージ・ロジャース、ローレンス・テイラーに続いて史上2組目であった[7]。ESPNの放送は729万人が視聴したが、これはドラフト史上最多の視聴者数であり、ESPNの番組史上2位の視聴者数であった。 255人のドラフト指名を受けた選手のうち、全体の84%にあたる216人はNFLスカウティングコンバインに招待された327人に含まれたが、39人の選手はスカウティングコンバインに招待されていない選手であった[8]。 2011年のNFLドラフトからは新しい労使協定(CBA)により、新人選手の契約に対するサラリーキャップが厳しくなることが予期され[9]、史上最多タイとなる53人の3年生以下の選手がアーリーエントリーを行った[10]。 各チームには1巡では10分、2巡では7分、3巡以下では5分の持ち時間が与えられた。1巡の指名は3時間28分で終わった[1]。 指名選手一覧1巡指名選手2巡指名選手
3巡指名選手
4巡指名選手
5巡指名選手
6巡指名選手
7巡指名選手
ドラフト外入団の主な選手
補足ドラフト補足ドラフトでは7巡でシカゴ・ベアーズがブリガムヤング大学のRBハーベイ・ウンガを、ダラス・カウボーイズがジョシュ・ブレントを指名した。両チームは2011年のドラフトで7巡指名権を失うこととなった[12]。 脚注
外部リンク
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