聿部
概要「聿」字は、筆を意味する。 『説文解字』は「𦘒」と音を表す「一」の形声文字とするが、筆を手で持つ形そのままに象っていると考えられる。 後に意味を分かりやすく竹冠をつけたのが「筆」である。 偏旁の意符としては、筆や書くことに関することを示す。しかしこの意符をもつ字は聿部にはあまり収められておらず、「書」は曰部、「畫(画)」は田部というように他の部に収められている。 聿部が収めるのは「聿」の形やそれに似た「𦘒」や「肀」の形を筆画に持つ漢字を収める。 雑多なものを含むが、共通点は手指に関するということで、「肀」という字形が手の指(「又」、ここでは「ヨ」)で何かを操る様子に象るためである。 なお、これと共通する要素を持つ「隶」については別に隶部を立てている。 部首の通称部首字聿 例字→詳細は「wikt:Wiktionary:漢字索引 部首 聿」を参照
脚注
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