王林 (タレント)
王林(おうりん、1998年〈平成10年〉4月8日 - )は、青森県を拠点に活躍する日本の女性タレント・アーティスト・モデル・舞台俳優。 概要青森県を中心に活動しているダンス&ボーカルを主軸とした女性ローカルアイドルグループ、りんご娘に2013年から2022年まで所属、リーダーを務めた[2]後、2022年4月よりソロ活動中。 青森県弘前市出身[3]、同県青森市在住[3][4]。所属事務所は2022年4月より株式会社ボンド[5]、業務提携先はリンゴミュージック。特技は水泳。東京の芸能事務所移籍後も引き続き青森県内に在住している[6][7]。 りんご娘はメンバーの名前がリンゴの品種名になっており、王林もリンゴの「王林」から付けられた。また、卒業(脱退)したメンバーの名前がその後に加入したメンバーに再び付けられることがあり、本記事の王林は同名メンバーの2代目に当たる[注釈 1][注釈 2]。 英語表記は「Ourin」であるが、ラストアイドル活動時は「Orin」が用いられた。ソロでの音楽活動時は、英語表記・日本語表記が併記された「Ourin-王林-」を用いている。 レギュラー出演する「ヒルナンデス!」で結成されたヒルナンデス!バンドの一員としても、LIVEやテレビ番組に出演している[8]。 略歴9歳の時に、モデルを目指して地元の弘前アクターズスクールに入り、活動を始める[9]。 小学生時代には「アルプスおとめ」に加入して活動[注釈 3]。当時の芸名は「斉藤」。2013年、中学生の頃にりんご娘に加入[11]。りんご娘では2代目となる「王林」と名付けられる。 2017年8月20日の『ラストアイドル』(テレビ朝日)の、1対1のパフォーマンスバトルに出場するも敗北[12]。その後、同番組で設定されたセカンドユニット「Good Tears」に加入。2018年6月30日、再びりんご娘専任に戻るため、Good Tears及びラストアイドルを卒業。 津軽弁トークと、仕事で東京に来るたびに、ショックを受けているという「東京が怖い」キャラでも活動している[2][10]。2019年6月30日放送の『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ)に単独でメインゲスト出演、それまでの生い立ちなどが紹介された[9]。以降多数のバラエティー番組にゲスト出演している。 2022年2月、同年3月をもって王林を含むりんご娘全メンバーが卒業することを発表[13]。アルプスおとめの全メンバーがりんご娘を引き継ぐこととなった。 王林は「この4人でりんご娘として生きていきたいという思いが強かった分、受け入れ難く、リーダーとしてなんとかこの4人のりんご娘を存続させる道はないか、いろいろと模索しました。でも、次の目標に向かって進みたいというみんなの意思は固く、悩んだ末に、メンバーの気持ちを尊重して応援しようと決めました」[14]と述べ、「私は今後も王林として青森のためになることを頑張ります。」[14]と芸能活動を継続することを表明した[15]。なお、ときは「春から新しい場所でスタートします」、ジョナゴールドはリンゴミュージック所属のソロアーティストとして音楽活動を継続、彩香はモデルの道に進むとしている[15]。 2022年4月、ソロ活動を開始。芸名は引き続き「王林」。株式会社ボンドへ移籍するが、りんご娘時代に在籍していたリンゴミュージックも引き続き業務提携という形で支援を行う[5]。 2022年11月、第15回日本シューズベストドレッサー賞を受賞[16]。2023年には、東北楽天ゴールデンイーグルス(宮城県仙台市に本拠地を置く日本プロ野球の球団)から「イーグルスガール」(女性ファン)のイメージキャラクターに任命されている[17]。 2023年3月、自身のアパレルブランド「What Is Heart(わいは)」の立ち上げを発表[18]。同年3月30日、公式Instagram開設[19]。4月スタートの『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBSテレビ)でドラマに初出演し、本格的な俳優業に初挑戦[20][21]。 2023年5月、地方創生をテーマにしたファンコミュニティサイト「王林王国」を開設[22][23]。 2023年11月15日、「Ourin-王林-」名義にて初のソロ曲『Play The Game / ハイテンション』を発売[24]。 2023年12月、初のソロ写真集『ONE CHANCE』を発売[25][26]。 2024年11月-12月、初の舞台としてミュージカル『プロデューサーズ』に出演[27]。 人物名前の由来はりんごの品種名の「王林」であり、中国人(中国語で「ワンリン〈Wang Lin〉」と読めるため)ではない[2]。本人は「人参」と同様のアクセントで発音することを求めている。グループ内でのニックネームは「王(わん)ちゃん」[2]。リンゴミュージックへの単独所属時は、最も在籍年数が長かった[注釈 4][注釈 5]。 2歳年下の弟がいる。 特技は水泳であり、2021年7月9日放送の『沸騰ワード10』(日本テレビ)ではバタフライで泳いでいる姿を見せた。 目標とする人物・グループは藤井夏恋、Negicco、Perfume[28]。 好きな男性有名人は舘ひろしと語っており[2]、 CMがきっかけでマイナンバーカードを作ったという[29]。2022年8月28日、両国国技館で開催放送された『24時間テレビ 愛は地球を救う45』(日本テレビ)中のコーナーで、舘と初対面を果たし、「同じ歩幅で歩きたい」という願望が叶った。「何か愛用品が欲しい」と申し出て、映画で使用したサングラスをプレゼントされた[29]。 2024年まで青森県在住のまま東京での芸能活動を続けていた[9][6][7][30][31]。東京での収録時には可能な限り青森から通っており[32]、「東京で活動するのは、青森のため」「青森が私の居場所」と公言していた。りんご娘卒業後は東京での仕事に伴いホテルへの滞在が増え[6][30][32][33]、 パーソナルスペースの必要性が高まったことから、2024年に東京に部屋を借りた[31]。帰省した際に購入した“青森グッズ”で部屋を埋め尽くしており、「青森の家の部屋より、東京の部屋の方が青森の物が多いです」と話した[31]。 2021年3月に青森中央学院大学経営法学部を卒業[34][35]。大学在学中は経営法学を学んでいた[2]。元津軽塗職人の祖父にちなみ、卒業論文では「伝統工芸品の販路拡大」について津軽塗[注釈 6]を中心に執筆した[34][36]。王林は番組内で当時を振り返り、教授が「やりたいことをできるよ」と研究を支えてくれたことに感謝している[35]。なお、王林は2024年に同学のアンバサダーに就任している[37]。 身長170cm[38]と同年代の女性の中でも長身だが、りんご娘在籍時はジョナゴールドに次いで小柄であった[39]。同グループであったときを「愛方」と称しており[40]、リンゴミュージック社長に「龍神の神様の生まれ変わりだ」と言われた経験がある[41]。 津軽弁での自己紹介は「た~んげ甘いかまりっこで酔わせでまってもいいべがの? (とっても甘い香りで酔わせてしまってもいいですか?)」[42]である。 スケジュールの関係でりんご娘とラストアイドルとの兼務が困難になった際、リンゴミュージックの事務所社長は王林のモデルの夢のチャンスを考え、上京の背中を押した。しかし、王林自身が青森でりんご娘としての活動継続を望んだという[32]。王林はりんご娘卒業後も、青森県を軸に活動していく意思を明確にしている。 青森県知事になるのが夢であり[43]、青森で音楽フェスを開催したいと考えている[44]。 嗜好・逸話コンソメ味のお菓子とフルーツを好んでおり[45]、これが高じて味の素株式会社の公認コンソメ大使に任命された[46]。一番好きなフルーツは、りんごではなく、シャインマスカット[47]。『RINGOMUSUMEの産地直送 日本最高!!』では、出されたラーメンが激辛というドッキリに気付かず「めちゃくちゃおいしい」と述べた[48]。なお、他のメンバーはその辛さに悶絶した。 りんご娘内では大食いであり、いきなり!ステーキのステーキ645gを完食した経験がある[49][50]。 自分を動物に例えると「鹿」とのこと[51]。 ネプリーグで「『〇〇ぱい』に当てはまる広辞苑に掲載されている単語」を問われ、「みんぱい」と弘前市の中華料理店の名前を答えた[52][53]。 涙もろい性格で、『THE突破ファイル』内でりんご娘の楽曲「りんごの木」が流れた際、番組の愛を感じて涙した[54][55]。 YouTube企画に参加して以来、漫画『ONE PIECE』にハマったという[57][58][59]。 オリジナルキャラクター「こんにちわんちゃん」が存在し、たびたびグッズ化されている[60]。 『ラストマン-全盲の捜査官-』の出演まで、「(台詞を)標準語にしなくてはいけない。」と言う理由で、ドラマ出演をNGとしていた。しかし、青森を題材にして、地元の言葉でそのまま出られるのであればドラマに出演しても良いと考えているとの事である[61]。なお、同作品で演じた難波望海は津軽弁を使用している[62]。 「王林」という芸名に対して、本人は当初前向きではなかったと話している。当時は「彩香」になりたかったといい[63][注釈 7]、「せめて赤いリンゴがよかった[注釈 8]。」と改名を希望していた。しかし、当時リンゴの王林が不作であり、「王林=おいしくない」というイメージを変えてほしいという願いがあり、イメージアップを図ろうと考えた命名だった[64]ため、「自分が頑張るしかないと思った」と受け入れたという[65]。 斉藤和義の楽曲を好んでおり、ライブに足を運ぶこともあるという[66]。 交流・評価lyrical schoolのrisanoと交友があり[67]、共にアメリカ・ロサンゼルスを旅行した経験がある[68]。また、ヒルナンデス!での交流を機に、井桁弘恵と交友を深めている[69]。 振付師のHIROMIは、王林を「普段も画面の中のこのまんま、嫌味がない」[70]「歌もダンスもできるタイプ」[71]と評している。 滝沢カレンは、王林を「マイケル・ジャクソンみたい」[72]と評している。 作品音楽CDシングル(Ourin-王林-として)
配信シングル(Ourin-王林-として)
ブランド
グッズ→りんご娘の公式グッズについては「りんご娘」を参照
カレンダー写真集
関連作品
作曲・作詞:多田慎也
トラック2「ラジオ体操第1 (津軽編)」 出演→りんご娘在籍時の出演メディアについては「りんご娘」を参照
イベント
ファッションショー
映画ライブ
ライブ映像
テレビレギュラー出演
テレビドラマ
ゲスト出演2022年
2023年
2024年
2025年
ラジオレギュラー出演ゲスト出演
ウェブテレビ
舞台CM
吹き替え
その他
脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
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