私のバカせまい史
『私のバカせまい史』(わたしのバカせまいし)は、フジテレビ系列で毎週金曜日 0:25 - 0:55(JST、木曜深夜)に放送されているバラエティ番組[1]。バカリズムの冠番組。2023年4月20日から2024年3月21日までは毎週木曜日 21:00 - 21:54(JST)に放送されていた。 概要バカリズム扮する研究長を筆頭に、芸能人が「誰も調べたことがないせまい歴史=バカせまい史」を紹介していくバラエティ番組。 2022年2月26日、5月6日、9月29日の3度の特番、および水曜深夜の「水曜RISE!」枠での6回の期間限定レギュラーを経て、2023年4月20日より木曜21時台にてレギュラー化[2]。2024年4月からは30分枠に短縮の上で木曜深夜帯に移動となる。 2022年5月6日に放送した第2弾がギャラクシー賞(テレビ部門2022年5月度月間賞)を受賞[3]。 誰も調査をしたことのない後述の研究テーマに代表される狭い歴史を、資料調査から取材、そして再現シミュレーションまで、1企画を放送するまでに約3か月を要する[4]。その為かレギュラー化以後は期首特番、改変期に2時間スペシャル等は一切せず、反対に他の番組時間枠拡大により休止になる事が多い[5]。 演出の加藤智章がバカリズムと仕事をしたいという熱で生まれた番組で、どうでもいいような歴史を掘ることがバカリズムのネタ作りや面白さとシンクロすると考えた[4]。 チーフプロデューサーの島本亮は「『カノッサの屈辱』のように、お笑いを深くストイックに織り込める深夜の時間で続けていくほうがこの番組にフィットする」「社内でも割れた」と述べており、それでも映像やリサーチ力を考えると、ゴールデンでしか作れない番組で「挑戦していきたい」と語る[4]。 リサーチは誰かが毎日必ず国会図書館に行き、関係者に会い話に聞きに行く『あえてネットに頼らず、アナログに調査する』ことを大事にしている[4]。島本は「同時に10本ほどテーマを動かし、最終的に6本仕上げるコスパはかなり悪い番組」と述べている。バカリズムも「念入りに調査しても必ず実を結ぶわけではないのが、この番組の恐ろしいところ」[6]。「話の広がりがなかったり面白い展開にならなかったりする」「(データが予想に反して膨大に取れても)網羅しすぎて収集がつかなくなることがある」と述べ、没になった例として年々長くなっているのではないかと推論して調査した『番宣コメント史』を挙げている[6]。調査の末、推察が正しいことは判明したが想像の範囲を超えず、番組としては成立しないと判断した[6]。バカリズムはグラフや数字、パターン分けなどを重視するが、一度没になったものを別の調査員視点から流用し成立させることもあり、バカリズムは「一人で作るネタより圧倒的に楽しい」、「研究員に助けられている番組」と表現している[6]。 前述のようにバカリズム自身も企画会議に関わっており、バカリズムいわく「情報収集は任せているが、集まった情報に基づいて番組台本を作る役」とのこと[6]。 研究発表感を出すため、プレゼンする芸人・タレントも個人差はあれど調査に関わっている[7]。せいや、ヒコロヒーらは「ピンネタをやっている感じに近い」と表現している[8]。 他局のアーカイブ映像など、過去映像も使用するため、番組公式X(旧Twitter)では、「TVer注意報」(ネット配信上では映像が出せない)を出している[4]。 2024年4月の深夜帯移行後、一般観覧は継続するがフジテレビマルチシアター(試写室)にて収録とし、ゲストは廃止。30分間の放送で、研究発表は原則1本のみとしている。 出演者研究長研究員深夜移行後は2人ずつローテーションで出演する。バカリズム曰く「番組的には毎回いてほしいが、ギャラの都合上、2人までしか出せない」[9]。 進行ナレーター放送データ
放送内容特番時代
水曜RISE!時代
レギュラー時代
ネット局木曜ゴールデン時代
※スペシャル放送の場合、番組終盤の6分間はローカルセールス枠のため通常時フルネット局がフジテレビの放送終了6分前に飛び降りとなる場合がある一方、同時ネット局(飛び降り局)でも放送局の都合によってはそのままフルネットで放送される場合がある。 木曜深夜時代
スタッフ
特番時のスタッフ
脚注
外部リンク
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