きらきらアフロ
『きらきらアフロ』『きらきらアフロ™』は、テレビ大阪・テレビ東京制作で2001年4月6日から2024年9月27日(26日深夜)まで放送されていたトークバラエティ番組。笑福亭鶴瓶と松嶋尚美が即興の掛け合いを展開する。 概要開始当初はテレビ大阪制作であったが、2012年4月改編で『きらきらアフロ™[1]』と改題、テレビ東京制作(テレビ大阪制作協力)に変更して実質第2シリーズとなった。 日常の出来事やお題(質問に対する観覧者の返答)を中心にトークを繰り広げる。松嶋の鶴瓶に対する態度、言葉遣いは、番組開始当初こそ敬語で話していたものの、一年も経たないうちにお互い友達感覚(いわゆるタメ口同士)、近所のおっさん感覚で話すようになった。その点に関する不満を時折鶴瓶が口にするが、松嶋は取り合わない。 番組台本は無く、収録現場で即興のトークを収録したものを放送している。収録初回、松嶋の単なる主観に基づいたオチの無い雑談にスタッフの間からトーク番組として成立するのか不安視する声が出るが鶴瓶はその声を制し、松嶋が自由闊達に喋れるように放任する。結果、松嶋のあけすけなトークから迷言、珍言が飛び出しキャラクターを際立たせる事になり、しばしば『鶴瓶上岡パペポTV』との類似性が指摘される。 番組名の名づけは松嶋尚美が行った。最初に出た名前は『きらきら汚物』で「きらきら」は松嶋、「汚物」は鶴瓶を意味した。それでは鶴瓶に対してあまりにも失礼ということで、『汚物』を鶴瓶のかつてのトレードマークだった『アフロ』に変えた[2]。番組の通称(略称)は『きらアフ』『アフロ』と呼ばれることが多い。また番組内で鶴瓶・松嶋の2人を総称する際には、画面右端に出るテーマテロップをメインに「きらきらコンビ」(きらアフコンビではない)と表記されることが多い。 出演者レギュラー番組構成第1シリーズ
第2シリーズ
テロップの使用鶴瓶・松嶋が現在話しているトークテーマを画面右下に表示したり、トークの内容や仕草に文字や画像などでツッコミや注釈を入れるいわゆる「つっこみテロップ」の挿入や、話題になった事象の画像をカットインさせるなどの演出は、その手の演出を嫌っていた上岡が出演していればありえなかったものである(鶴瓶も同様だが、その点おおらかである)。とはいえ、これらの演出があればこそ、この番組の間口は視聴者にとって非常に広いものとなっているとも言える。 また、テロップの内容も本編中では出演者の発言をそのまま文字化する「なぞりテロップ」は原則観客や電話の声など、聞き取りにくい部分にのみ使用されており、二人のトークの面白さを増幅しようと努力されていた(エンディングの楽屋トークではなぞりテロップも使用している)。 なお、2011年7月以降(k-max制作版)放送分からは、スタジオトーク部分のつっこみテロップ挿入が廃止されている。『きらきらアフロ』時代は画面左上に現在話しているトークのテーマがカタカナで表示されていたが、『きらきらアフロ™』では現在話しているトークテーマの表示もなくなり(その代替として、オープニング映像の中でその回の見どころを吹き出しで紹介している。)、ゲストとのトーク企画(「ホワイトアフロ」→「アフロタクシー」)の部分のみなぞりテロップが挿入されるようになっていた。 2013年7月の放送分から、トークテーマは画面左上に表示され、番組全編に亘ってなぞりテロップが挿入されるようになり、二人の動きに効果音が時々付けられるようにもなった。さらに、番組のロゴマークが半透明の状態で画面右下に常時表示されるように変更された。 歴史番組放送日は、特記がない限りテレビ大阪(2012年3月まで)、テレビ東京(2012年4月以降)での放送日。
番組に遊びに来た芸能人第1シリーズ
第2シリーズ
『至高のトークスペシャル』出演
備考
スタッフ現在(2012年4月 - )
2011年7月 - 12月期まで担当したスタッフ
2011年6月時点のスタッフテレビ東京での収録時には、技術・美術を同局のスタッフが担当する。
過去のスタッフ
ネット局と放送時間番組放送開始当初は大阪府(テレビ大阪)、福岡県(TVQ九州放送)、愛知県(テレビ愛知)の3局のみで放送されていたが、2003年1月からはテレビ東京系列全国ネットで放送されるようになった。TVQは、一時期この番組のネットを打ち切って『debuya』の再放送を行っていたことがあるが、その後、TXN全局ネットの開始と同時に番組のネットを再開した。 以降、着々とネット局を増やし、2007年5月には全国32局で放送されていた(注:テレビ大阪・テレビ愛知は府・県域放送局であるため、兵庫県・京都府・三重県・岐阜県の一部で視聴できない地域がある)。殆どのエリアで隣接局が視聴できる地域を含めれば非ネットのエリアは残すところ山梨県(テレビ東京や長野放送が視聴出来る地域もある)のみで、悲願の全国制覇まであと少しというところまで来ていたが、2007年12月に青森朝日放送での放送が終了し、一歩後退した。2008年3月に琉球放送、2008年7月にチューリップテレビ、2009年3月にテレビ愛媛(第2シリーズから再開)、宮崎放送、2009年6月に福井テレビ、2010年12月に山形テレビ、2020年4月に石川テレビでの放送が終了した。2020年4月現在は全国15局でネットされている。 現在、テレビ大阪以外の放送局では、所によっては30分版で放送されている。約3分ほど再編集(カット)しており、残り時間はCMの放送秒数を切り詰めて対応している。40分版の放送局はCMが120秒前後、30分版の局はCMが30秒前後である。 放送開始後もこの番組がなかなか関東地区でネットされなかった理由は、笑福亭鶴瓶が1975年に当時の東京12チャンネル(現在のテレビ東京)『独占!男の時間』放送中に起こした「開チン」事件とその事件直後、社長の大事にしていた錦鯉を殺してしまったことが原因で出入り禁止になっていたからと言われている。しかし、2003年1月にテレ東でのネットが開始。同年6月にはテレ東での収録(出張アフロ)も行われ、鶴瓶にとってはテレ東で実に27年ぶりの仕事となった(生放送としては2008年に行なわれ、それも含めて33年ぶり)。 TXN系列局における放送時間は、テレビ大阪では、毎週土曜日(金曜日深夜)の0:12 - 0:53(JST)に放送、その他のTXN系列5局は遅れネット(テレビ東京から番組送出を行うため、事実上5局同時ネットによる遅れ放送)。2010年10月5日から毎週木曜日(水曜日深夜)の0:43 - 1:13に放送時間が変更され、同時に放送時間も30分に短縮された。TXN系列5局では2004年4月6日から2010年9月28日までは、毎週火曜日(月曜日深夜)の0:12 - 0:53に放送されていた[8]。また、2011年9月までは「バラエティ7」内で放送されていたが、同年10月からは「バラエティ7」枠消滅に伴い、他のバラエティ7の番組同様に単独番組扱いとなった。系列外の局は以下参照。なお、時差が大きい海外で世界卓球選手権等のスポーツ中継が放送される時は休止となる場合がある。 テレビ東京では、2012年1月5日から当該枠にテレビドラマ『孤独のグルメ』が放送されるため、2011年12月29日に、『祝!還暦鶴瓶&四十路松嶋 100歳大パーティ きらきらアフロ終了!? 一旦撤収スペシャル』と題し、ほぼ5時間の放送をもって、一旦終了することになった(ただし、このSP番組のみ、後述にあるテレビ東京系同時ネット組に関しては、放送日時・時間はおろか番組内容も前半・後半部分の2つに分けて放送)。なお、テレビ東京を除くTXN系列5局では2012年1月から3月まで総集編を放送した。 第1シリーズ
第2シリーズ
かつて放送していた地域
出版物
「松嶋裁判」 松嶋尚美著 ワニブックス 2009年10月17日 ISBN 484701877X ノベルティ現在までさまざまなノベルティーが作られており、過去にはステッカーや、バンダナ、てぬぐい、カンバッジ、ピンバッジ、粗品タオルがある。 最新のものでは、鶴瓶の顔をビーチボールにあしらった「ベーチボール」が登場している。 関連項目脚注
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia